アークテリクスの「ガンマライトウエイトジャケット」(Gamma Lightweight Jacket)をレビューします。
耐久性と透湿性、伸縮性などを兼ねそろえたガンマシリーズ。その中でもライトウェイトジャケットにあたり、生地が薄めでサラっと羽織れるアイテムです。高機能ゆえにハイキングやアウトドア、山、川などのフィールドで大活躍してくれます。おまけにUPF 50+の紫外線防止機能付き。
ジャケットタイプは取り扱いが少ないため出会える確率が低いかもしれませんが、わずかでも検討している人の参考になれば嬉しいです。
目次
アークテリクスとは?
「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」ことをコンセプトとして掲げる、ARC’TERYX(アークテリクス)は、カナダ生まれのアウトドアブランドです。
その優れたデザイン性と、防水性や透湿性、防風性などの高機能性は、登山愛好家だけならず広く愛されています。ロゴには始祖鳥があしらわれており、街に出かけると見かけない日はないほどの人気ぶり。感度の高い人なら一度は目にしたことがあるはずです。
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)レビュー
ガンマ ライトウエイト ジャケット(Gamma Lightweight Jacket)は、透湿性、耐風性、耐水性、ストレッチ性などを高いレベルで実現したアイテムです。
ゴアテックスのように完全防水ではありませんし、ナイロン素材のシェルほど軽くもありません。ちがいとしては透湿性が高く、熱がこもりづらいこと。気温がそこそこ高い時期でも割と快適に着用できます。また耐久性も備えているので、木や石など尖ったものへの耐久力もある感じですね。
登山などの行動時に耐久力がないと不安ですし、熱がこもるとオーバーヒートを起こしてしまいます。特別な機能をもたせるのではなく、バランサーという意味あいが強いのがガンマライトウェイトジャケットかもしれません。アウターとしてもミッドレイヤーとしても活躍します。
左から「スコーミッシュフーディー」「ガンマライトウェイトジャケット」「ガンマLTフーディー」です。ライトウェイトジャケットとガンマLTフーディーを比較すると、生地の厚みが3倍くらいちがう。どれもちょっとづつ特性がちがうので全部必要です(笑)
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)特徴
今日はとことん自由を満喫。ハイキングに、クライミングに、アウトドアを楽しみ尽くしましょう。さまざまな地形、コンディション、環境に対応できるガンマ ライトウェイト ジャケット。アウトドアで過ごす日に欠かせないソフトシェルです。防風性、撥水性の良い軽量なリサイクル素材を43%使用したフォーティアス 1.0 ソフトシェルは、伸縮性と通気性に優れ、UPF 50+の紫外線防止機能も備えています。レギュラーフィットながら軽めのレイヤリングにも対応できるゆとりを備え、自由な動きを追求したパターンで仕上げています。※出典:アークテリクス公式
モデル名 | Gamma Lightweight Jacket |
素材 | フォーティアス DW 1.0 |
タイプ | ソフトシェル |
機能 | 耐候性、撥水、耐風、透湿、汎用、ストレッチ |
重さ | 270g |
価格 | ¥24,200 |
いかにも耐久性のありそうな表地ですが、ストレッチ性が備わっているため着心地は抜群。全く体の動きを阻害しませんし、ナイロン素材のシェルのようにシャカシャカ音(アウター感)がないのもポイントです。自分はシャツ代わりの感覚で使うことが多いかも。
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)には、ほどよく風を止めて(防風性)、ほどよく風が抜けてくれます。(透湿性)春先など気温が良い時期、行動量が増えがちな時期に大活躍するイメージです。またミッドレイヤーとしても活躍するので、意外と1年を通して活躍してくれます。
胸元にプリントロゴがあります。主張しすぎないのもガンマライトウェイトジャケットの特徴かもしれませんね。同じような素材を使ったアイテムとしては「アクロープルジャケット」があるのですが、シティよりのデザインで上下合わせることでセットアップとして使えました。ただどちも人気があるし、ジャケットタイプは元々生産数も少なめなのか在庫がないことが多いですね…
アークテリクスは悩んでたらなくなるので「見かけたら確保!」くらいの姿勢でのぞんでも良いのかもしれない。
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)デザイン
生地(裏・表)
リサイクル素材を43%使用したフォーティアス 1.0 ソフトシェル。素材やデザインも統一感があり、変に狙ったところがない潔さがあります。シンプルイズベストですね。レギュラーフィットなので、体に密着するような締め付け感はなく、中にレイヤリングの余地を残しています。薄手のフリースとかを着こめば、そこそこの寒さににも耐えられそう。そこそこね。。
首裏にブランドネーム入り。襟も高めなので首をすっぽり覆ってくれます。
裏面もチェックしてみましたが、特に大きな変化は見当たらないですね。あれもできる、これもできるというアイテムじゃないかもしれないけど「気が付けば今日も着てた」みたいなヤツですね。生地も丈夫なので、シャツを毎年買い替えていることを考えると結果的に安上がりかも(笑)
ポケット
ハンドポケットは2つ。空けて使えばベンチレーションとして機能するので、ミッドレイヤーとして使う際にも熱がこもりにくいです。
個人的にこのメッシュ素材がサラサラしてて好きなんだけど、みんなはどうなんだろ??
袖口
袖口は下半分がゴムになっているので、袖を通すだけでフィットしてくれます。
裏面はこんな感じ。
裾・腰回り
レギュラーフィットなのでゆるっと着られますが、自分はよりゆとりをもたせる意味でLサイズを購入しました。最近はジャケットタイプ+大き目サイズが自分の中でトレンドです(笑)
裾にはドローコードが装備されています。大き目のサイズを買いましたが、デザイン的にもスッキリしているのであまり使うことはないかも?ちょっと寒い時に絞ったりすると良さそうですね。
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)サイズ感
この手のアイテムはゆったり着たい派なので、Lサイズ(身長168cmです)を購入しました。袖は少し余るものの、煩わしいほどではありません。ジャストサイズで着たいならMサイズが良さそうですね。
シンプルだから何も考えずに着られる…こういうのがなんだかんだ楽なんですよね(笑)寒い日に着るのはもちろんだけど、柄物のシャツとかを中に入れたらアクセントになって面白そう。
横から見ても少し余裕がある感じですね~。部屋着(仕事着?)としても使いたかったので、このリラックス感は狙い通りです。
前をあけて着ると涼しいので、意外と暑くなっても着られちゃうんですよね。どうしてもアイテムを1つ加えたいなんて時にも良いかも!
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)のデメリット
- 完全防水、防風ではない
- 在庫がない…
ガンマシリーズは完全防水、防風ではないので過度な期待は禁物。あくまでも守備範囲の広い調整役として使うのがベストだと思います。ただ本当に在庫がない・・自分は運よく購入できましたが、次にお店に行った時には消えていましたね。。
また畳めばペットボトルくらいにはなりますが、カバンにお守りとして忍ばせておくならナイロンジャケットですね。そういう使い方を多くするなら、スコーミッシュフーディーあたりがおすすめです。
まとめ:ガンマ ライトウエイト ジャケットは1枚あると重宝する!
ガンマライトウエイトジャケット(Gamma Lightweight Jacket)は、バランス感覚に優れたソフトシェルです。
動きを阻害しないのでアクティブなシーンで使えるのはもちろん、デザインもスッキリしているので街着としても良いです。ちょっとした雨や風ならはじいてくれるのもポイントですし、透湿性も高いので暑くなり過ぎないのも気に入っています。そして何と言ってもストレッチ性、耐久性に優れているので着心地の良さと安心感を与えてくれます。
アウターとして使うも良し、ミッドレイヤーとして重ねるも良し!本当にこういうアイテムが1枚あると助かるんですよね。選択肢の1つとして加えてもらえれば幸いです。