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富士フイルム「X-T4」をレビュー!ボディ内手ブレ補正搭載により写真・動画もこなす超絶万能機に進化

富士フイルムから、Xシリーズ上位機種となる「X-T4」が登場しました。

4代目にしてついにボディ内手ブレ補正を搭載した、僕らのTシリーズ!他にもバリアングル液晶になり動画性能が高められたことや、新フィルムシミュレーション「エテルナ ブリーチバイパス」などなどの進化ポイントも見逃せません。

その一方で、従来モデルのX-T3と同じセンサー、エンジンを採用するなど絵づくりに関しては同等となっている点は気がかり・・・販売開始価格は20万円強ということもあり、果たして「買いに値するのか?」に言及していきたいと思います。

こんなタイミングなので外での撮影は難しいですが、その分しっかり(ネットリ)と外観写真多めでレビューしていきたいと思いますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

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FUJIFILM X-T4をレビュー

メモ

  • 裏面照射型 約2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサー
  • 画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載
  • センサーシフト式5軸 最大6.5段
  • バッテリーが変更(NP-W235)約500コマ撮影可能に!
  • 約30コマ/秒の連射性能
  • 静止画⇔動画切替ダイヤルを天面に配置
  • 0.5型約369万ドットの有機ELファインダー
  • 3.0型約162万ドットのバリアングルモニター搭載
  • フイルムシミュレーションの「エテルナ ブリーチバイバス」が追加
  • フルHD 240p、DCI4K59.94pの動画性能
  • サイズは134.6x92.8x63.8 mm、重量526g
  • USB Type-Cによる給電が可能

Tシリーズ(一桁機)は、2年周期でモデルチェンジを繰り返し、2014年発売のX-T1からは4代目にあたります。EVFをセンターに配した、いわゆる一眼レフスタイルのスタンダード機種として、Xシリーズの中でも重要な役割を担っています。

撮る楽しみを追求したProシリーズと並び、道具としての使いやすさを追求したTシリーズといったところでしょうか。どちら「か」ではなく、どちら「も」提供して、ユーザーが選べるようにしているのは富士フイルムのすごいところだと思います。(だから悩むんですけどね笑)

そんな重要な立ち位置であり、今回「ボディ内手ブレ補正が搭載」されたことは素直に喜べる内容です。ただし、センサー、エンジンの焼き回し感は否めず、最新機種でありながら後出しジャンケン的に登場してきたのが個人的には気になりました。

現行センサー最後のモデルとなる可能性も秘めており、半年~1年後には新しいセンサーを積んだ機種が出てきてもおかしくありません。それを「最新モデルだ!」と言い切って売ってしまうところは、X-H1の教訓をあまりいかせていないのかな・・なんて勘ぐってしまいます。どうせなら全てを刷新してバーンと出してくれると、ユーザーとしても購入しやすいのですよ。。

販売価格的にも、手ブレ補正を搭載したX-H1+同じ絵のX-T3の2台体制が整いそうな勢い。この2機種は中古なら8万円台で見かけます。(値下がりツライ)2台体制ならシーンに合わせて必要なカメラを選べますし、不具合があっても保険がききます。X-T4なら1台で完結できるので、この考えがズレていると感じる人も当然いるでしょう。でも、実際に僕はX-T4の購入直前まで、この構成でいくことを模索していました。

 

「でも、どうせ買うんでしょ?」

 

そんな囁きが遠くから、割と大きめの声で聞こえた気がして買っちゃったんですけどね(笑)感染症の蔓延のせいでカメラを買っても撮影にも行けませんが、厚意にしているカメラ屋さんを応援する意味でも、このタイミングで手に入れることにしました。

実際にX-T4を触ってみると、X-T3やX-H1のちがいを感じます。確実に進化しているし「良くなっている」と感じさせてくれました。極論を言ってしまえば、従来モデルの良いところを全てガッチャンコして「全部入りにしたのがX-T4なんだと思います。

APS-Cミラーレス機を牽引するような、完成度の高いモデルに仕上がっていると感じます。(15コマ/秒の連射性能はAPS-Cでは世界最速)ミラーレス後発組だった富士フイルムが「ここまで来たのか・・・」と感慨深くなってしまいます。

はるペン
買ってよかった

 

FUJIFILM X-T4の外観写真

冒頭にネガティブなことを長々と書いちゃいましたが、これも自分なりの富士フイルム愛(期待感)あればこそです。このところの富士フイルムは、意欲的なチャレンジを続けている時期だと思うので、今後登場するモデルはすんごい製品が出てくると楽しみにしています。(あれ?これ新製品のレビューだったよな笑)

そんなことを考えながら、開封にうつって参りましょう。おまたせしました!!

 

開封の様子

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3月末~4月中旬には登場と噂されていたX-T4ですが、蓋を開けてみたらGW直前の4月28日に発売となりました。それでも、これまでの2年スパンよりも早いタイミングでのモデルチェンジです。

性能的にはX-T3でも十分としながらも、モデルチェンジを加えてくるあたりにもTシリーズの重要性が隠れている気がしますね。

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パカっとな

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付属品は、保証書、取扱説明書、バッテリー(NP-W235)、ACアダプター、USBケーブル、ヘッドフォンアダプターなど。ストラップはX-H1と同じような、しっかりとしたタイプが付属されています。

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バッテリーがNP-W235(2200mAh)に切り替わったことで、従来のNP-W126S(1260mAh)と比較すると大幅に容量がアップしています。

最大で約500枚の撮影を可能にし、X-H1比で200枚も多くなっています。これまでは2個でも足りないと感じていましたが、新バッテリーなら1つでも結構乗り切れそうな気がします。

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購入時のバッテリー残量はゼロです。購入してそのまま撮影に出ることはおろか設定すらできません。

充電器は付属していませんので、本体で充電を行います。取扱説明書によると充電時間は約3時間。一応パソコンにつないで充電もできますが、5V/500mA程度だと約10時間もかかるので注意が必要。

パソコンの前に10時間いるのも、カメラを10時間使えないのも地獄ですよね(笑)購入宣言をしていた人は、充電器プレゼントの申請をお忘れなく。

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うっすらと本体が登場しました。この見た目ではX-T3と区別がつかないくらいコンパクトです。本当にボディ内手ブレ補正入ってる?

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軍艦部にはボタンがいっぱい。即座に設定が変えられるので使いやすそうです。

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このアングルからでも変更点がいくつも確認できます。君はいくつ見つけられるかな!?

 

進化をはっきり感じるボディ

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センターファインダースタイルのX-T4、従来モデルもX-T3のデザインを踏襲しつつ直線を生かしたデザインに変更。スタイリッシュな印象です。

X-T3比で幅が約2mm、厚みは約5mmしか増えていないのがすごいですよね。重量は68gのちがいなので心配だったのですが、手に持っても「ちょっと重いかも」くらいで違いを感じることはありません。

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バリアングル液晶なので、X-Pro3のように撮影に集中するスタイルの構築もできちゃいます。X-Pro3をバリアングルにしてほしいとは思いませんが、ユーザーの方で「隠す」か「見える」かを選べるような工夫はして欲しかったな。下に飛び出すようなスタイルじゃなくてね。

 

フラットなバリアングル液晶ってすごくない?

xt4,fujifilm,,液晶モニター

背面に十字キーがあるのはやっぱり嬉しい!液晶上部はやや傾斜がついて、削除ボタン、再生ボタン、AF ON、Qボタンが設置。Qボタンだけボコっとしていないのは、誤操作を防ぐためなんでしょうか?逆にAFボダンだけ丸みがあるんですよね~。ボタン配列には大きな変更点はないので、X-T3ユーザーもスムーズに移行できそうですよ!

一番驚いたのはバリアングル液晶なのにフラットなところ。これまではチルト式でさえ多少の出っ張りがあったのに・・・その代わりボディ側にある溝からしかアクセスができません。

xt4,fujifilm,,ディスプレイ

横から見てもスッキリ

 

EVFや軍艦部にも変更点が!

EVFの仕様は有機EL 369万ドットで、同社のX-T3、X-H1と同スペックになります。しかし光学系や連射時のアルゴリズムが刷新されたとのこと。このように聞くと、以前よりもクリアで自然な感じがしてくるから人間って不思議。

拡大した時のザラザラ感とかが減っている気がします。

fujifilm,,X-T4,軍艦,上部

ISOダイヤルは拡張感度(H/L)が廃止されていますが、よくよく考えると使った記憶がない。必要ないものは隠すのがスマートだと思うので、個人的にこの変更は大賛成。必要性を感じた時には、ダイヤルをCにもっていけば呼び出せます。

シャッターボタン横のFnボタンも位置が変更。従来は露出ボタンとシャッタースピードダイヤルの間にあたったので、かなり押しづらかったんですよね・・・

あとは測光ダイヤルが消えて「STILL」「MOVIE」の変更が一発でできるようになりました。動画機能が向上したX-T4なので、この選択はありでしょうね。測光はFnボタンにでも割り振れば問題ありません。

あとフロント/リアダイヤルが大きくなり回しやすくなりました。ちょっとカチカチ音が大きくなったけど、カメラを操作しているという実感は得やすくなったかな。気持ちよく撮影ができそうです。

 

グリップ力をテスト

「X-T3よりもグリップ力が良くなった」と聞いていたので楽しみにしていたんですが、実感としてはそれほど変わらない印象でした。

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標準レンズの最高峰でもある「XF16-55mmF2.8 R LM WR」でグリップ力をテスト!Xマウントの中でも重量級のレンズとあって、取り回しに若干の不安を感じます。ボディの厚みが増した分だけしっかり握れる気はしますがグリップに関してはX-H1が上ですね。

X-H1 X-T3 比較

X-H1は中指と薬指2本でもしっかりと引っかかる感じがありますが、X-T4はうっかりすると滑りそうでちょっと怖い。まぁ、実際には問題ないんですけどね。

富士フイルム,X-T4,底面

底から見るのが変化を感じやすいかもしれません。バッテリーも大きくなったこともあり厚みが増した感じがしますよね。

 

AF・手ブレ補正効果をXF35mm F1.4 Rで確認

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最大で6.5段のボディ内手ブレ補正は、X-H1の5.5段を上回っています。(最大の補正効果が得られるレンズがXFレンズには18本)従来はコイルスプリング制御だったものを、磁力スプリング制御に切り替えて小型軽量化を図っています。X-T3と比較してもボディが数ミリしかサイズアップしていないのは、ちょっと感動を覚えますね。開発たいへんだっただろうな・・・

手ブレ補正の効果を試すために室内の電気を消してテスト撮影しましたが、SS1/10なら安心してシャッターを切れるレベル。かなり慎重になることが条件ではありますが、1秒でも手持ち撮影ができたのは驚きを隠せませんでした。

富士の暗所耐性はそれなりに高いので、高感度と合わせて使えばほとんどのシーンを三脚なしで乗り越えられるはずです。三脚禁止のスポットも増えていることを考えても、間違いなくあったほうが良いですよね。

気になったのはAF速度で、カメラの性能にレンズが追いついていないような気がしました。X-T4ならこのタイミングでもいけるはずなのに、というところでXF35mm F1.4 Rが応えてくれない感じがしました。AFに定評のあるF2レンズを購入しても良いかもしれません。まぁ好きだからXF35mm F1.4 Rを使うんですけどね(笑)

手ブレ補正やAF性能にこれだけ期待できるなら、使えるレンズの幅はグンと広がると思います。ポートレートレンズのXF56mmとか、写りは最高だけどブラさないために高速シャッターが前提だったXF90あたりも積極的に使いたくなるはずです。とりあえず単焦点で止まるようになったのは本当に嬉しい!!

 

信頼のデュアルスロット

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SDカードスロットはデュアル方式で、UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱ、SDXCまで対応しています。大容量かつ高速なSDカードが使えるので、高速連射や動画性能を存分に生かせそうですね。

シリアルナンバーがないな~と思っていたら、こんなところに隠れていました。ちなみにMADE IN CHINAです。

 

若干操作しづらいボタンがある

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あえて言えば・・程度のことですが、操作しづらいボタンがいくつかあります。「Fnボタン」と「写真動画切替ボタン」です。

Fnボタンはフラットすぎて本体側を押してしまうことがたまにあり、切替ボタンは動画から静止画に戻す時に滑ります。慣れの問題もありそうですが、コツをつかむまで難儀しそうです。

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X-T4、X-T3、X-H1を比較!どれがおすすめ?

名称X-T4X-T3X-H1
有効画素数約2610万画素約2430万画素
センサーX-Trans CMOS 4X-Trans CMOS 3
エンジンX-Processor 4X-Processor Pro
シャッタースピード1/32000秒~15分
連写約30コマ/秒約14コマ/秒
ISO(標準)160~12800200~12800
手ブレ補正5軸6.5段なし5軸5.5段
動画4K59.94p4K 29,97p
液晶モニター3インチ 162万ドット3インチ 104万ドット
ファインダー0.5型約369万ドット
撮影枚数500枚370枚300枚
サイズ134.6x92.8x63.8 mm132.5x92.8x58.8 mm139.8x97.3x85.5 mm
重量526g489g623g
参考価格約21万円約14万円約10万円

・X-H1:レスポンス面で不安が残るが、ボディ内手ブレ補正は正義
・X-T3:最新機種と同等の写真だが、ボディ内手ブレ補正は非搭載
・X-T4:全部盛り

現在の富士フイルムのラインナップは悩ましい。個人的には、どのモデルを選んでも主役をはれるくらいには性能が成熟していると感じています。中古が気にならない人なら、X-H1、X-T3のコスパが良い意味でヤバい←語彙力

X-H1の初値は約24万円だったことを考えると、X-T4の価格は新発売のカメラとしては決して高くありません。X-Pro3だって初値は21万円くらいだったはず。むしろ従来モデルの値崩れが一線を超えている感がありますよね。X-H1はもはや半額以下で、X-T3は最大4万円のキャッシュバックをやっていたこともあります。

はるペン
X-H1の値下がりがヒドイ…

 

X-T4を選べば幸せになれる

深呼吸をして落ち着いてから性能面に目を向けてみよう。予算が気にならない人は、X-T4を購入すれば幸せになれる。これから富士フイルムに移行しようって人には、ぜひX-T4を選んでほしいです!

 

X-T3の弱点はレンズで補える

写真の根幹となる基礎部分(センサーとエンジン)は、X-T3とX-T4に差異はありません。ボディ内手ブレ補正こそないものの、レンズ側で補うという手もあります。XF16-80mmF4 R OIS WRなら6段分の補正効果を得られます。

ただしXマウントで定評のあるレンズには、表現力を高めるために手ブレ補正を搭載していないものが多いんですよね・・・実際に僕はボディ内手ブレ補正を求めて、X-T3からX-H1に乗り換えた人間です。→X-T3からX-H1に乗り換えた感想

バリアングル液晶が苦手という人や、軽さを重視したい人にはX-T3という選択肢もありかなと思います。

 

X-H1は未だに魅力

X-T4の登場で、フラッグシップの座を明け渡した感もあるX-H1ですが魅力は落ちていないと思っています。(むしろ激安すぎて欲しい)

フェザータッチシャッター、大きなグリップ、堅牢性といった面でアドバンテージは失われていません。手ブレ補正効果がX-T4より落ちるといっても、グリップもしっかりしているし、よほどシビアな環境でもない限り大きな差って生まれないんじゃないでしょうか。

むしろ気になるのはAF性能や、バッテリーもちが悪いところです。動き物をあまり撮らない人で、大きさを許容できるなら選んでほしいモデルだったりします。しばらくX-H1を使って、X-T4の値下がりをまつみたいな戦略も良さそうですよね!

 

富士フイルム X-T4の作例

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XF90mm F2 R LM WR 作例

XF90mm F2 R LM WR 作例

 

X-T4の良かったところ(メリット)

  • しっかりと進化を感じられる
  • シャッター音が静か
  • レスポンスが気持ちいい
  • スタンダードな撮影スタイルにぴったり
  • ボディ内手振れ補正は正義

 

X-T4のいまいちなポイント(デメリット)

  • 充電器が別売り
  • バッテリーが使い回せない
  • 操作しづらいボタンがある

逆に今の自伝でイマイチだと感じたのは、オプション周りでしょうか。充電器はキャンペーンじゃなくて付属してほしかったな・・最近はみんなUSBで充電してるんでしょうか?その間カメラ使えないけど大丈夫なの?あとは操作系に若干違和感があるくらいで慣れれば解消しそうな気がしますね。

 

X-T4は買いなのか?

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【カメラのキタムラ】X-T4 特設ページをチェックする

購入前までは消極的で「見送り」を考えていたX-T4ですが、購入して触ってみると随所に進化を感じられる万能モデルに仕上がったと感じます。

富士フイルムならではの絵作りの面は言うまでもなく素晴らしいですし、見やすいファインダー、扱いやすいボディ、気持ちの良いレスポンスとはっきり言って全部盛り!富士フイルムが開発期間を前倒ししてまで出した意味がなんとなく伝わってくるような気さえします。これまで我慢していたポイントは解消されており、本当に良いカメラになったと感じられます。

ミラーレスらしいサイズ感(コンパクトさ)と高性能がうまく折り合いをつけており、「こういうTシリーズを待っていたんだよ!」と感じる人も少なくないはず。Xシリーズの中核を担い、静止画も動画にも強い、最先端をいくX-T4は間違いなく「買い」のカメラだと思います。

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