「カメラは最新のミラーレス一眼を買ったのに、パソコンが数年前のものでLightroomのプレビュー表示や書き出しがモッサリしている……」
「RAW現像用のパソコンが欲しいけれど、CPUやGPU、メモリなど専門用語が多すぎて、結局どのくらいのスペックが必要なのか分からない!」
RAW現像用のパソコン選びでは、こうした悩みがよくあります。パソコンのスペックが低すぎれば、Lightroomで写真を選別したり補正したりするだけでも待ち時間が発生します。一方で、必要以上に高性能なCPUやグラフィックボードを選べば、予算だけが大きくなってしまいます。
僕はこれまでブログを通じて、各パソコンメーカーのクリエイターPCやゲーミングPCを実機レビューしてきました。長野県飯山工場やサポートセンターの取材なども行い、実際のPC選びでは「スペック表の数字だけでは分からない部分」も見てきました。
近年のRAW現像では、以前よりもGPUの重要性が高くなっています。特にAdobe Lightroom Classicでは、AIノイズ除去やレンズぼかし、反射の削除などGPUを利用する機能が増えています。Adobe公式でも、AI機能やフルGPUアクセラレーションを利用する場合、8GB以上の専用GPUメモリ、または16GB以上の共有メモリが案内されています。
この記事では、
- RAW現像に必要なパソコンスペック
- CPU・メモリ・GPU・SSDの選び方
- カメラの画素数に合わせた性能の目安
- デスクトップとノートPCの選び方
- 2026年時点で検討しやすいおすすめPC
- BTOパソコンを購入するときのカスタマイズ方法
まで、写真編集用PCを選ぶときに知っておきたいポイントをまとめて解説します。
目次
- 【お急ぎの方へ】RAW現像におすすめのパソコン6選
- 「RAWデータ」と「JPEG」は何が違う?
- RAW現像・写真編集に必要なパソコンのスペックは?
- CPU:RAW現像の基本性能を左右する重要パーツ
- メモリ(RAM):16GBが基準、余裕を持たせるなら32GB
- GPU:RAW現像では最優先したいパーツ
- SSD:容量だけでなく「写真の保存場所」も考える
- モニター:写真編集ではPC本体と同じくらい重要
- カメラの画素数とパソコン性能の目安
- 【予算別おすすめパソコン】
- RAW現像用PCを選ぶなら?おすすめのBTOパソコンメーカー
- 【デスクトップ】RAW現像におすすめのPC
- 【ノートPC】持ち運んでRAW現像するなら
- 失敗しないためのBTOカスタマイズ
- RAW現像用PCは「カメラ」だけで決めない
- まとめ:RAW現像用PCは「32GB+GPU」を意識すると選びやすい
- 新着記事・パソコン関連記事
【お急ぎの方へ】RAW現像におすすめのパソコン6選
「細かいスペックの話はいいから、おすすめのPCを知りたい」という方のために、執筆時点でRAW現像用として検討しやすいモデルをピックアップしました。価格や構成は販売時期によって変わるため、あくまで記事執筆時点での目安として考えてください。
| モデル名 | 主なスペック | 特徴 |
|---|---|---|
| FRONTIER FRGKB550 | Ryzen 7 5700X / RX 9060 XT / 32GB / 1TB | 32GBメモリと1TB SSDを確保しやすい高コスパ構成 |
| NEXTGEAR JG-A7G60 | Ryzen 7 5700X / RTX5060 / 16GB / 500GB | 標準で3年保証、初心者にもやさしい |
| G-GEAR GE7A-F252/B | Ryzen 7 9700X / RTX5060Ti / 32GB / 1TB | 全パーツがワンランクアップ |
| GALLERIA RM7R-R56T | Ryzen 7 7700 / RTX 5060 Ti / 16GB / 500GB | RAW現像+動画編集+ゲームまで幅広く使いやすい |
| DAIV KM-I7G60 | Core Ultra 7 265 / RTX 5060 / 16GB / 1TB | クリエイター向けDAIV。メモリ増設にも対応 |
| DAIV FX-I7G6A | Core Ultra 7系 / RTX 5060 Ti / 32GB / 1TB | 写真・動画編集をまとめてこなしたい人向け |
| G TUNE DG-A7G70 | Ryzen 7 9800X3D / RTX 5070 / 32GB / 2TB | 高画素RAWやAI処理、動画編集まで余裕を持たせたい人向け |
| DAIV Z4(ノート) | Core Ultra系 / 内蔵グラ / 32GB / 500GB~ | 軽さを重視して撮影先でも作業したい人向け |
FRONTIERではRyzen 7 5700X+Radeon RX 9060 XT+32GB+1TB SSDという構成があり、価格も手ごろで始めやすいです。またマウスコンピューターのDAIV KM-I7G60は、Core Ultra 7 265、RTX 5060、16GB、1TB SSDを搭載、メモリは最大64GBまでカスタマイズ可能でガチクリエイター向けのモデルに仕上がっています。
「RAWデータ」と「JPEG」は何が違う?

カメラで撮影した写真には、代表的な記録形式として「JPEG」と「RAW」があります。
JPEG
JPEGは、カメラ内部の画像処理によって色や明るさ、コントラストなどを調整したうえで保存される画像形式です。撮影した写真をそのままスマホやパソコンで見たり、SNSへ投稿したりしやすいのがメリットです。一方で、撮影時の情報をある程度処理した状態で保存するため、RAWほど大幅な補正には向いていません。
RAW
RAWは、カメラのイメージセンサーから得られた情報をもとに、撮影後の現像処理を前提として保存するデータです。
Lightroom ClassicやCamera Rawなどの現像ソフトを使えば、
- 明るさ
- ホワイトバランス
- ハイライト
- シャドウ
- 色
- ノイズ
- レンズ補正
などを撮影後に細かく調整できます。
もちろんRAWだから何をしても劣化しないというわけではありませんが、JPEGよりも撮影後の調整幅を確保しやすいのが大きな特徴です。そしてRAWデータは、カメラによっては1枚あたり数十MBになることもあります。何百枚、何千枚という写真をLightroomに読み込み、プレビューを作成し、補正を加えて、最後にまとめてJPEGなどへ書き出す。この作業になると、パソコンの性能差がかなり分かりやすくなります。
RAW現像・写真編集に必要なパソコンのスペックは?

RAW現像用PCを選ぶときは、次の5つをチェックしましょう。
ポイント
- CPU:現像・書き出しなどの処理性能
- メモリ:LightroomやPhotoshopを快適に動かす作業領域
- GPU:AIノイズ除去などのGPU処理
- SSD/HDD:写真・カタログ・キャッシュの読み書き速度/低速度かつ大容量なHDDは保存用として活用
- モニター:写真の色や明るさを確認するための表示品質
昔のRAW現像では「CPUとメモリが重要、GPUはそこまで必要ない」と考えられるケースもありました。しかし現在は、AdobeのAI機能などGPUを利用する処理が増えています。
Lightroom Classicのシステム要件では、推奨RAMは16GB以上。4K以上のディスプレイでは4GB以上のGPUメモリが推奨され、AI機能を含むフルGPUアクセラレーションでは8GB以上の専用GPUメモリなどが案内されています。
つまり、近年の写真編集用PCでは「CPUだけ高性能ならOK」とは考えないほうがいいでしょう。
▼編集用モニターについては別記事でまとめています

RAW現像・写真編集におすすめのPCモニター・ディスプレイ!選び方の基準も徹底解説
「RAW現像」「写真編集」用に液晶モニターを買ったので記事にしました。あわせておすすめのディスプレイも紹介してみます。
CPU:RAW現像の基本性能を左右する重要パーツ
CPUは、パソコンのさまざまな処理を担当する中心的なパーツです。Lightroomでの写真読み込みや処理、書き出しなど、CPU性能が影響する場面は多いため、RAW現像用PCではしっかり選びたいところです。代表的なCPUには「インテル」「AMD」があります
Intel
- Core Ultra 5
- Core Ultra 7
- Core Ultra 9
- Core i5
- Core i7
- Core i9
など
AMD
- Ryzen 5
- Ryzen 7
- Ryzen 9
など。
ただし、「Core i7だからCore i5より必ず速い」と単純に考えるのは危険です。世代によって設計が異なるため、古いCore i7より新しいCore i5のほうが高速というケースもあります。そのため、CPUは「Core i7」という名前だけでなく、世代や具体的な型番まで確認することが大切です。
RAW現像ならどのCPUを選ぶ?
| 用途 | CPUの目安 |
|---|---|
| 趣味のRAW現像 | Core i5 / Core Ultra 5 / Ryzen 5 |
| 本格的な写真編集 | Core Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7 |
| 高画素RAW+大量処理 | Core Ultra 7~9 / Ryzen 7~9 |
| 写真+動画編集・3DCGなど | Core Ultra 7~9 / Ryzen 7~9 |
ざっくりとになりますが、コレくらいから考えると選びやすくなります。
特に数百枚以上のRAWを頻繁に処理する人や、Photoshop、動画編集なども一緒に使うなら、Ryzen 7やCore Ultra 7クラス以上を選んでおくと余裕を持たせやすいでしょう。
RAW現像処理時間を比較
【デスクトップ向けCPU】
| CPU | 時間 |
| Core Ultra 7 265K | 1分52秒 |
| Core i7-14700K | 1分49秒 |
| Core i7-14700F | 1分59秒 |
| Core i5-14400F | 2分40秒 |
| Core i7-13700F | 2分16秒 |
| Ryzen 7 9700X | 1分56秒 |
| Ryzen 7 7700X | 1分59秒 |
やはり処理能力ではデスクトップが有利です。大量の現像処理を行う人にはデスクトップを購入することをおすすめします。ただし、新しくしても劇的に作業時間が速くなるという訳でもありません。高負荷作業に耐えられるようにしたいとか、日常的にRAW現像を大量に行っているという人でもなければあまり心配する必要はないでしょう。
【モバイル向けCPU】
| CPU | 時間 |
| Core i7-13700H | 2分29秒 |
| Core i7-13620H | 2分32秒 |
| Core Ultra 7 155H | 3分12秒 |
| Core Ultra 5 135H | 2分56秒 |
| Core i7-12700H | 2分48秒 |
| Core i7-12650H | 2分40秒 |
| Ryzen 7 7840HS | 2分21秒 |
| Ryzen 5 7535HS | 2分56秒 |
ノートパソコンでも十分な処理能力があることがわかります。モバイル性を生かした活動が可能になるのは大きなアドバンテージです。
メモリ(RAM):16GBが基準、余裕を持たせるなら32GB
メモリはCPUが作業するときに使う「作業スペース」のようなものです。LightroomやPhotoshopを使いながらブラウザを開いたり、複数のアプリを同時に使ったりすると、メモリ容量の差が効いてきます。
Adobe公式ではLightroom Classicの推奨RAMは16GB以上、Photoshopも16GB以上が推奨されています。
16GB
趣味のRAW現像なら許容できる容量です。2,000万~3,000万画素程度の写真を中心にLightroomを使い、Photoshopで簡単なレタッチをする程度なら、16GBでも運用できます。ただし、ほかのアプリを大量に起動したり、高画素RAWを大量に扱ったりすると余裕がなくなることがあります。
32GB
これからRAW現像を本格的にやるなら、かなり選びやすい容量です。
- 高画素カメラを使う
- LightroomとPhotoshopを併用する
- AIノイズ除去を使う
- 大量のRAWを扱う
- ブラウザなども同時に使う
- 動画編集もする
このような使い方なら、32GBを選ぶメリットがあります。
64GB以上
商業撮影や非常に高画素なRAW、大量のレイヤーを使ったPhotoshop作業、動画編集なども本格的に行う人向けです。一般的な趣味のRAW現像だけなら、最初から64GBにする必要はありません。言うならば「本当に必要と感じている人が選ぶ」容量になってきます。
メモリは「容量」だけでなく DDR4・DDR5や構成も確認
BTOパソコンでは、16GB×1、8GB×2、16GB×2など、同じ16GBや32GBでも構成が異なる場合があります。購入時には「何GBなのか」だけでなく、何枚のメモリで構成されているのかも確認しておきましょう。
一般的なデスクトップPCでは、同じ容量・規格のメモリを2枚使う「デュアルチャネル」にすると、メモリの効率を上げられます。そのため、16GBなら16GB×1枚より8GB×2枚のほうが性能を引き出しやすいというのが基本的な考え方です。
ただ、1枚挿しが「問題がある」というわけではありません。16GB×1枚でもパソコンは普通に動作します。あとから同じ規格の16GBを追加して32GBにする予定なら、あえて最初は1枚構成を選ぶケースもあります。最近はメモリも非常に高くなってきているので、あえてDDR5 32GB×1にしている構成もよく見かけます。
また「DDR4」「DDR5」というのはメモリの世代を表す規格です。現在主流になっているのはDDR5で、DDR4よりもデータ転送速度が高速になっています。ただし、DDR4とDDR5には互換性がありません。DDR4対応のマザーボードにDDR5メモリを挿したり、その逆をしたりすることはできないため、購入時はPC側の対応規格を確認する必要があります。
RAW現像用のPCを新しく購入するのであれば、基本的にはDDR5対応モデルを選んでおけばOKです。わざわざ古いDDR4環境を選ぶ必要はありません。ただし「DDR4だからRAW現像ができない」という意味ではなく、価格の安い旧世代PCなどではDDR4が採用されていることもあります。(コスト的なメリットはあります)
RAW現像用PCなら、まずは16GBが最低限の目安、余裕を持たせるなら32GB。そして32GBを選ぶなら、16GB×2枚などのデュアルチャネル構成になっているかまで確認すると失敗しにくくなります。
GPU:RAW現像では最優先したいパーツ
RAW現像用PC選びで昔と大きく変わったのがGPUです。Lightroom Classicでは、AIノイズ除去やレンズぼかし、反射の削除などの機能でGPUが利用されます。Adobe公式でも、AI機能を含むフルGPUアクセラレーションでは8GB以上の専用GPUメモリ、または16GB以上の共有メモリが案内されています。そのため写真編集用PCを新しく買うなら、GPU搭載モデルを選ぶ価値はかなり高くなっています。
GPUの目安
| GPUクラス | 向いている用途 |
|---|---|
| 内蔵GPU | 軽い写真編集、JPEG中心 |
| RTX 3050クラス | RAW現像の入門 |
| RTX 4060 / RTX 5060クラス | RAW現像+AI機能を使いたい |
| RTX 5060 Tiクラス | 写真+動画編集など幅広く使いたい |
| RTX 5070以上 | 高画素RAW、大量処理、動画編集も重視 |
ここで注意したいのが「RAW現像ならRTX 5070が必須」というわけではないことです。AIノイズ除去をたまに使うだけなら、そこまで高価なGPUを選ばなくても構いません。逆に、高ISO写真を大量に撮影してAIノイズ除去を頻繁に使うなら、GPUへの投資を優先する価値があります。使い方や用途にあわせて選ぶのがおすすめです。
プロフェッショナルな(10bit)環境を求めるならQuadroも検討しよう
最近は10bitでの撮影も随分身近になってきました。一般向けの8bit(1677万色)に比べて、10bitだと10億色以上の階調豊かな表現が可能になります。いわゆる自然の色、本来の色に近いっていうやつですね。それを可能にするのが「Quadro」というグラフィックカードです。
10bit環境を構築するためには対応している「カメラ」「パソコン(Quadro)」「ディスプレイ」「ソフト」が必要になります。そして予算がぎゅぎゅーーんとアップします!(グーンなんて可愛いモノじゃない…)
8bitと10bitの差はたしかにありますが、よーく見ないと気づかないレベルだとも言われています。(普通の人ならまずわからない)そこに無理をして手をだすよりも、新しいレンズを買うほうが作品に違いは生まれそうな…個人的には、10bit環境を無理して構築する必要はないけど、色域の広い液晶ディスプレイは必要だと感じています。
SSD:容量だけでなく「写真の保存場所」も考える
Lightroomのカタログやプレビュー、キャッシュなどを扱うため、ストレージも重要です。現在のPCなら、HDDよりもNVMe SSDを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。
500GB
OSとアプリだけなら使えますが、RAW写真を大量に保存するなら余裕がありません。
1TB
写真編集用PCでは選ばれやすい容量です。OS、Lightroom、Photoshop、カタログ、キャッシュなどを入れても余裕を確保しやすくなります。
2TB以上
大量のRAWをPC本体に保存したい人や動画編集もする人向けです。ただし、RAWデータを何年分も保存するなら、PC本体のSSDだけで管理するよりも、外付けSSD、大容量HDD、NAS、クラウドストレージなどを組み合わせたほうが管理しやすいでしょう。
写真データは「PCが壊れたら全部消える」という状態にしないことも大切です。
モニター:写真編集ではPC本体と同じくらい重要

RAW現像では、パソコン本体だけでなくモニターにも注目してください。せっかく時間をかけて色を調整しても、モニターの表示が正確でなければ、別のスマホやパソコン、プリンターで見たときに色の印象が変わってしまうことがあります。写真編集用モニターを選ぶなら、次のポイントをチェックしましょう。
IPSパネル
写真編集では、視野角による色や明るさの変化が比較的小さいIPSパネルが使いやすいでしょう。
色域
SNSやWeb公開が中心ならsRGBを基準に考えると分かりやすいです。一方、写真プリントやAdobe RGBを意識したワークフローなら、Adobe RGBのカバー率を確認しましょう。ただし、「Adobe RGB 99%なら誰にとっても必要」というわけではありません。Web中心なのか、印刷まで行うのかによって必要な色域は変わります。また定期的にキャリブレーションも必要になります。
解像度
24~27インチでWQHD/4Kあたりが写真編集では使いやすいでしょう。特に4Kモニターは写真の細部を確認しやすく、複数のパネルを表示する作業にも向いています。

RAW現像・写真編集におすすめのPCモニター・ディスプレイ!選び方の基準も徹底解説
「RAW現像」「写真編集」用に液晶モニターを買ったので記事にしました。あわせておすすめのディスプレイも紹介してみます。
カメラの画素数とパソコン性能の目安
「結局、自分のカメラならどのくらいのPCが必要なの?」という人向けに、ざっくりとした目安をまとめます。
【エントリークラス】
予算:15万円前後~
カメラ:APS-C、マイクロフォーサーズ、2,000~2,400万画素前後
CPU:Core i5 / Core Ultra 5 / Ryzen 5
GPU:RTX 3050~RTX 5060クラス
メモリ:16GB
SSD:500GB~1TB
→ 趣味のRAW現像、SNS投稿が中心
【スタンダードクラス】
予算:20~30万円前後~
カメラ:2,400~3,300万画素前後のフルサイズ
CPU:Core Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7
GPU:RTX 5060 / RTX 5060 Tiクラス
メモリ:32GB
SSD:1TB
→ Lightroomを本格的に使いたい人向け
【ハイエンドクラス】
予算:30万円~
カメラ:4,000万画素以上の高画素機
CPU:Core Ultra 7~9 / Ryzen 7~9
GPU:RTX 5070以上
メモリ:32~64GB
SSD:1~2TB以上
→ 大量のRAW、AI処理、Photoshop、動画編集まで重視
もちろん画素数だけで必要スペックが決まるわけではありません。同じ3,000万画素のカメラでも、1日に10枚しか現像しない人と、1,000枚を一気に処理する人では必要なPC性能が変わります。カメラの画素数+撮影枚数+AI機能の使用頻度で考えるのがポイントです。
【予算別おすすめパソコン】
予算別におすすめのパソコンもまとめてみました。
RAW現像用PCを選ぶなら?おすすめのBTOパソコンメーカー
RAW現像用PCを購入するなら、BTOパソコンもかなり有力な選択肢です。
BTOなら、
- CPU
- GPU
- メモリ
- SSD
- 電源
- CPUクーラー
などを用途に合わせて選べます。
写真編集だけならGPUを必要以上に高くする必要はありませんし、写真+動画編集ならメモリやGPUを強化するなど、予算を振り分けやすいのがメリットです。
写真編集用として探すなら、代表的な候補は次の3社です。
マウスコンピューター「DAIV」
個人的に一番推したいのが、マウスコンピューターが展開するクリエイターモデルの「DAIV」です。
マウスコンピューターには、クリエイター向けブランドとして「DAIV」があります。写真・動画編集を想定したモデルが用意されており、現在もDAIV KMシリーズやFXシリーズなどがラインアップされています。たとえばDAIV KM-I7G60は、Core Ultra 7 265、RTX 5060、16GBメモリ、1TB NVMe SSDという構成です。3年間のセンドバック修理保証と24時間365日の電話サポートも付いています。
国産品質で価格は少し高いのですが、性能やカスタマイズの点など魅力が満載です。またアフターサービスや万が一の故障対応のフォローが素晴らしいと評判です。>>マウスコンピューターの口コミや評判
ドスパラ「GALLERIA」
出典:ドスパラ
ドスパラのGALLERIAはゲーミングPCが中心ですが、写真編集用PCとしても検討しやすいブランドです。RTXシリーズ搭載モデルが多いため、LightroomのAI機能や動画編集もまとめて行いたい人は候補に入れやすいでしょう。Ryzen 7 7700+RTX 5060 Ti/RTX5070などの構成でお得なモデルが確認できます。
FRONTIER/フロンティアは激安セールがアツい!!
出典:フロンティア
意外と知らない人が多いのですが、フロンティアさんは国内(山口県)でパソコンを製造するメーカーさんです。家電量販店のヤマダ電機の系列と言えば安心感が出るでしょうか。
フロンティアは台数限定セールや、シーズンに合わせたセールを毎日のように開催しています。なのでパソコンが欲しいと思ったタイミングで、いつでも安く買える可能性が高いメーカーさんなのです。少しでも安くパソコンを買いたいならフロンティアを一度チェックしてみてください。
【デスクトップ】RAW現像におすすめのPC
※価格やパーツなどの内容は変更される可能性がありますので、必ず公式ページにてご確認ください
【コスパ重視】FRGHLB550/GBF
- CPU: AMD Ryzen 7 5700X
- GPU:GeForce RTX 5060 Ti (8GB)
- メモリ: 32GB
- SSD: 1TB NVMe Gen4
- 価格目安: 20万円台~
Ryzen 7 5700XにGeForce RTX 5060 Ti (8GB)、32GBメモリ、1TB SSDを組み合わせた構成です。写真編集用として見ると最初から32GBメモリと1TB SSDを確保しているところがポイントです。LightroomだけでなくPhotoshopや動画編集も使いたい場合にも対応しやすい構成です。
【初心者におすすめ】 THIRDWAVE AD-C5F56B-01B
- CPU: Core Ultra 5 225F
- GPU: GeForce RTX 5060 Ti
- メモリ: 16GB
- SSD: 500GB Gen4 SSD
- 価格目安: 20万円前後~
RAW現像だけでなく動画編集やゲームなども1台でこなしたい人向けの構成です。Core Ultra5とRTX 5060 Tiを組み合わせているため、写真編集用PCとしても余裕を持たせやすいでしょう。ただし、標準メモリが16GB、SSDが500GBの場合は、RAW現像を本格的にやるなら32GB・1TBへのカスタマイズも検討したいところです。
【クリエイター向け】マウスコンピューター DAIV KM-I7G60
- CPU: Intel Core Ultra 7 265
- GPU: GeForce RTX 5060
- メモリ: 16GB
- SSD: 1TB NVMe Gen4
- 価格目安: 30万円台~
写真・動画編集向けの「DAIV」シリーズに属するミニタワー型デスクトップです。Core Ultra 7 265とRTX 5060を搭載し、1TB SSDも標準で搭載しています。メモリは16GBですが、最大64GBまで対応しているため、RAW現像を本格的にやるなら32GBへの増設も検討できます。「ゲーム用PCでもいいけれど、できれば最初からクリエイター向けのPCを選びたい」という人には分かりやすい選択肢です。
【写真+動画編集】マウスコンピューター DAIV FX-I7G6A
- CPU: Core Ultra 7系
- GPU: GeForce RTX 5060 Ti
- メモリ: 32GB
- SSD: 1TB NVMe Gen4
- 価格目安: 40万円台~
DAIV FXシリーズは、写真だけでなく動画編集なども含めてクリエイティブ用途を重視したシリーズです。Core Ultra 7 270K Plus、RTX 5060 Ti、32GB、1TB SSDというモデルがありますが、より上を目指したいクリエイター向けのハイエンドモデルも多数用意されています。メモリが最初から32GBあるので、LightroomとPhotoshopを併用したい人にも使いやすい構成です。
【ゲームもクリエイトも本気】G TUNE DG-A7G70
- CPU: Ryzen 7 9800X3D
- GPU: GeForce RTX 5070
- メモリ: 32GB
- SSD: 2TB NVMe Gen4
- 価格目安: 50万円台~
G TUNEはゲーミングPCのブランドですが、高性能なCPU・GPUを搭載したモデルは写真や動画編集にも利用できます。現在確認できるDG-A7G70は、Ryzen 7 9800X3D、RTX 5070、32GB、2TB SSDという構成で、ストレージ容量に余裕があるのがクリエイター向けです。CPUにはゲーミング特化のRyzen 7 9800X3Dが採用されていますので「ゲームもクリエイトもどっちもやりたい」という本気の人におすすめのモデルですね。
さらにRAW現像だけを目的にするとかなり余裕のある構成にはなりますが、高画素RAW、AIノイズ除去、Photoshop、4K動画編集、ゲームなどもまとめてやりたい人なら、性能を活かしやすいでしょう。
【20万円切りのコスパモデル】FRGKB550/WS0904/NTK
- CPU: AMD Ryzen 7 5700X
- GPU: GeForce RTX 5060
- メモリ: 32GB
- SSD: 1TB NVMe Gen4
- 価格目安: 20万円前後~
フロンティアならGeForce RTX5060搭載で20万円あたりから購入可能!このクラスならRAW現像、動画編集、ゲームもカジュアルに楽しめます。さらにメモリが標準で32GB搭載されているのでマルチタスクや、負荷のかかるRAW現像にも有利です。限られた予算で最大限の買い物がしたいなら、このモデルで決まり!
【RTX5070搭載で安い】 THIRDWAVE AD-R7A57A-01W
- CPU: AMD Ryzen 7 7700
- GPU: GeForce RTX 5070
- メモリ: 16GB
- SSD: 500GB SSD
- 価格目安: 23万円台~
GALLERIAの弟分的なモデルの「THIRDWAVE ADシリーズ」では、Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070の構成で23万円からという超コスパモデルが確認できます。どちらかとパワーよりの構成で、メモリや、ストレージなどが犠牲になっている部分はありますが、差し引いても十分に安いと感じられるスペックです。写真はライトに楽しむけど、ゲームは本気で遊びたいとか、ややゲーミングよりの構成で選びた人におすすめのモデルです。
【ノートPC】持ち運んでRAW現像するなら
ノートPCでもAIノイズ除去などを積極的に使いたいなら、GeForce RTX搭載モデルを検討しましょう。
特に以下のような専用GPUを搭載したモデルなら、内蔵GPU中心の薄型ノートとは違った性能を期待できます。
- RTX 4060 Laptop GPU
- RTX 5060 Laptop GPU
- RTX 5060 Ti Laptop GPU
そのぶん本体重量やACアダプターが大きくなりやすいので、「毎日持ち歩くのか」「旅行のときだけ持ち出すのか」で選ぶモデルを変えるのがおすすめです。
【軽さ重視】マウスコンピューター DAIV Z4

- CPU: Core Ultra 7 355
- GPU: Intel Graphics
- メモリ: 32GB
- SSD: 500GB~1TB
- ディスプレイ: 14型
- 価格目安: 25万円台~
DAIV Z4は、14型のモバイルクリエイターノートPCです。現行ラインアップではCore Ultra 7 355、32GBメモリ、500GBまたは1TB SSDなどの構成が確認できます。専用GPUを搭載した高性能ノートとは方向性が違い、持ち運びやすさ(軽さ)を重視できるのが大きなメリットです。「撮影先で写真を確認して、軽く現像しておきたい」という使い方には向いています。
【ガチメインをノートで選ぶなら】 DAIV Z6シリーズ
- CPU: Core i7-13700H
- GPU: GeForce RTX 4060
- メモリ: 16GB
- SSD: 500GB
- ディスプレイ: 16型
- 価格目安: 40万円台~
16型WQXGA(2560×1600/sRGB比100%)の作業効率性と正確性の高いモニターを採用。高負荷作業に耐えられるスペックになっており、軽めの高解像データ編集にも対応できます。一般的な16インチクラスより軽量で、モバイルする機会の多いクリエイターに検討してほしいモデルです。
【エントリ向けノート】GALLERIA RL7C-R45-C5N
- CPU: Core i7-13620H
- GPU: GeForce RTX 4050 6GB Laptop GPU
- メモリ: 16GB
- SSD: 500GB
- ディスプレイ: 15.6型(2560x1440)
- 価格目安: 20万円台~
Core i7-13620H×GeForce RTX 4050を搭載したバランスの良いエントリーモデルです。デスクトップパソコンじゃなくて、ノートパソコンが欲しい人で、なおかつ世さんはできるだけ抑えたいという人におすすめのモデルです。画面解像度も高く作業性にも優れているので、趣味使いであれば大抵このモデルで間に合うでしょう。
失敗しないためのBTOカスタマイズ
BTOパソコンを購入するときに迷いやすいのがカスタマイズです。全部盛りにすると高くなりますし、逆に削りすぎると後から「もっとメモリを増やしておけばよかった」となります。RAW現像なら、次の順番で考えてみてください。
1. メモリは16GB→32GBを検討
標準16GBのPCなら、予算に余裕があれば32GBへの増設を検討しましょう。特に高画素RAW、Photoshop、動画編集を使う予定があるなら、32GBにしておくと安心です。
2. SSDは1TBを基本に考える
500GBでも使えますがRAW写真は意外と容量を消費します。OSやアプリ、Lightroomのカタログなどを考えると、1TBのほうが使いやすいでしょう。
3. GPUは用途に合わせる
AIノイズ除去を頻繁に使うなら、GPUへの投資を優先。逆に、AI機能をほとんど使わず、基本的なRAW現像だけなら、GPUに予算をかけすぎる必要はありません。
4. CPUだけを最上位にしない
RAW現像用PCでありがちな失敗が「とにかくCPUが一番高性能なモデルを買う」という選び方です。実際にはLightroomの使い方によってCPU、GPU、メモリの重要度が変わります。写真編集だけなら、CPUを1ランク下げて、そのぶんメモリやSSD、GPUに予算を回すという選択肢もあります。
RAW現像用PCは「カメラ」だけで決めない
RAW現像用PCを選ぶときは、カメラの画素数だけを見てはいけません。たとえば同じ4,000万画素のカメラでも「旅行で100枚撮って、10枚だけ現像する人」と、「仕事で1,000枚撮って、500枚を現像する人」では必要なPC性能が違います。
さらに、
- Lightroomだけ使う
- Photoshopも使う
- AIノイズ除去を頻繁に使う
- 4K動画も編集する
- ゲームもする
など、用途が増えるほど必要な性能も上がります。
だからこそ「カメラが高画素だから高性能PC」ではなく、「自分がどんな作業をどれくらいするのか」で決めることが重要です。
まとめ:RAW現像用PCは「32GB+GPU」を意識すると選びやすい
RAW現像用のパソコンを選ぶときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- CPUはCore Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7クラスが本格的なRAW現像の目安
- メモリは16GBが基準、余裕を持たせるなら32GB
- AIノイズ除去などを使うならGPUの重要性が高い
- GPUはRTX 5060~5060 Tiクラスが中間的な選択肢
- 高画素RAWや動画編集もするならRTX 5070以上も候補
- SSDは500GBより1TBを選んだほうが使いやすい
- 写真の色を追い込むならモニター選びも重要
- BTOならメモリ・SSD・GPUを用途に合わせて調整できる
Adobeの公式要件を見ると、Lightroom Classicの推奨RAMは16GB以上で、AI機能を含むフルGPUアクセラレーションでは8GB以上の専用GPUメモリなどが案内されています。つまり、2026年のRAW現像用PCでは「CPUだけ高性能にする」のではなく、CPU・メモリ・GPUのバランスを取ることが重要です。
・写真編集をこれから始めるなら、まずは16GB+ミドルクラスGPU
・本格的にLightroomを使うなら32GB+RTX 5060~5060 Tiクラス
・高画素RAWやAI処理、動画編集までまとめて行うなら、さらに上のCPU・GPUを検討する
このくらいの考え方で予算を決めると、オーバースペックにもスペック不足にもなりにくいでしょう。
そして、写真編集ではパソコン本体だけでなく、写真を正しく確認できるモニターや、RAWデータを安全に保存するストレージ環境も大切です。PC本体に予算を全部使い切るのではなく、モニターやバックアップ環境まで含めて、自分の写真編集環境全体を考えてみてください。
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