SONYのEマウント用交換レンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」(SEL70200G2)をレビューします。
焦点距離70-200mm F4の大人気レンズが9年ぶりとなるリニューアル!画質向上に期待できるのはもちろん、軽量化、テレコン対応、さらにハーフマクロまで搭載させてくるという超絶進化っぷり……
作例も撮ってきましたのでぜひ参考にしてください。これはZV-E1発売後に旧型を購入し、わずか3ヶ月で新型登場という仕打ちをくらった男の嬉しくも悲しい物語です…(笑)
目次
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)レビュー
FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIは、SONYのフルサイズ(Eマウント)対応のカメラで使える交換レンズです。焦点距離70-200mmは風景を切り取るのに便利ですし、ポートレート、鉄道、スポーツ、マクロまで幅広いシーンで活躍できます。また全域F4通しという利便性もあいまって非常に人気があります。
重量は従来の約840gから794g(三脚座別)へと約50gの軽量化を果たしています。サイズも従来80×175mm→82.2×149mmと短くなったことで携帯性がより高まりました。
コンパクトなZV-E1と組み合わせても意外と余裕で振り回せますし、望遠レンズ+ハーフマクロで表現の幅が増えるのもメリット。荷物を増やすことなく1本でこなせるのがすごすぎますよね!
もちろんAPS-Cカメラにも使えますし、そうなると105~300mmとこれまた使いやすい焦点距離をカバーできることになります。つまり買って損はしないレンズってことですね!
上位クラスにはF2.8 GMのようなレンズもあって、言うまでもなく超絶人気を誇るわけですが必ずしも必要という人ばかりではないでしょう。それに高いしね…最新のGレンズともなれば表現力だって最適化してきているはずですし、高速AFにも期待がもてます。
従来レンズも使いやすかったですが、最短距離が約1mと長めだったのがネック。写りもどことなくノスタルジックで情緒的でしたが、最新モデルはしっかりと解像感が得られます。そしてマクロ撮影がめちゃんこ楽しい!!
わずか数ヶ月で新モデルが来たって全然泣かないもん!そういえばソニーストアで旧型を買うとき「テレコン対応していますよ!」「あれ?してませんね…」って店員さんが言ってたの…あれはニオワセだったにちがいない…(涙)
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SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2) 特徴・開封
それでは血の涙を流しながら開封といきましょう!!!うおおおおおおぉぉぉぉぉッ!!(パカッ)
F4遠しの望遠レンズとは思えないほどのコンパクトさが伝わってきます。残念ながらポーチは付属されなくなっちゃいました。持ち運びに便利だったんだけどな…高くなってるんだしそれくらいはつけてくれていいんやで。
FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIには、AF切替ボタン、手振れ補正ON/OFF、フォーカスレンズリミッターなどのボタンが装備。着脱可能な三脚座もついてきます。
フォーカスレンジリミッターは「FULL」「∞~3m」「MACRO」と3段階から選択できます。FULLで使っていて不安があれば他に切り替える形ですが、個人的にはFULLでまったく問題ありませんでしたね。SONYのAF機能がすごすぎて最早チートです…
他にも保証書、製品のサポート登録のおすすめなどの書類が入っています。
スペックからイメージするよりもずっとコンパクトな筐体に驚いてしまいます。これねズームしたりフィルターつけたりするとお辞儀するという絶妙なバランスだった(笑)
インナーズームじゃなくなったかわりに、コンパクトに持ち運べるようになりました。
旧型は約15万円くらいで販売されていましたが、新型は約24万円くらいでしょうか…一気に10万円近く値上がりをしたので、人によっては「別でマクロレンズを購入したほうが良い」って意見もあるかも??
僕みたいな荷物を減らしたい人間からすると、1本で幅広いシーンに対応してくれるレンズの存在というのはとてもありがたいですけどね。
従来モデルよりも26mmほど短くなりました。ズームを繰り出すと従来モデルよりも長くなってしまいますが、ハーフマクロという大きすぎる武器を手に入れたので仕方ないと思いましょう。
フードは花形に変更になっていますね。ZV-E1だとマウントもげそうだけど大丈夫です(笑)
新型の目玉機能でもある「テレコン」も同時購入しました。これがあれば望遠域が伸びるだけでなく、等倍のマクロ撮影にも対応するというのだからビビります。最短距離は変わりませんがF値は解放でF8になるので注意。
ハーフマクロ
等倍
ハーフマクロとテレコン等倍時の比較はこんな感じ。やっぱりグっとよれるのは便利ですね~物撮りも捗りそうです。テレコンの市場在庫もモリモリなくなってそう(笑)
フードと三脚座をはずして計測したところ約824gでした。リアキャップとフロントキャップを外せばもう少し軽くなりますね。
旧型でも言ってたけどZV-E1とのバランスを考えたらFE 70-200mm F4 Macro G OSS IIあたりが上限な気がする…そして望遠とマクロだとファインダーが欲しい…ソニーさん外付けファインダー出してください(涙)
旧型との組み合わせはこんな感じでした。こうして見ると全長が長いですね~。
まだまだ使いこなすには年月が必要ですが、第一印象は「撮りやすいな~」という感じでしたね。もっと思い通りの画に近づけられるよう頑張らなければ!
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2) フィルター径
SEL70200G2のフィルター径は72mmです。
従来モデルと同じなのでフィルター類は使いまわせます。やったね!
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2) スペック・性能表
焦点距離 | 70-200mm |
開放F値 | F4 |
手ぶれ補正 | あり |
防塵防滴 | あり |
レンズ構成 | 13群19枚 |
絞り羽枚数 | 9枚 |
最大撮影倍率 | 0.5倍 |
最短撮影距離 | 0.26(W)-0.42(T) |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 794g |
公式サイト | チェックする |
【作例】SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)
旧型では周辺部に甘さや減光を感じるシーンもあったのですが、新型は隅々まで解像してくれていますしシャープな印象を受けます。さすが最新レンズといったところでしょうか。
従来モデルでもAFに不安をおぼえたような記憶はないのですが、新型は最大で約20%高速化しているとか。数値的なちがいについてはワカランですが、食いつきが明らかによくなった印象を受けます。
玉ボケは真円じゃなくて硬さもあって、年輪が出たりしますが…仕方ないですよね。ズームレンズでここまでやれるなら十分でしょう。
400mm等倍マクロの世界って控えめに言ってヤバイです(笑)手持ちでコレがやれちゃうんだから世界観が変わってきますね。Sonyの強力なAF性能+手振れ補正があればこそでしょう。
ちなみに最短撮影距離は広角側0.26m、望遠側で0.42mです。
逆光耐性も旧型よりも良さそうです。(旧型だと全体に光がまわってしまうシーンも…)
前ボケも自然で美しいと思います。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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従来モデルよりも表現力、幅ともに大幅な強化を受けたことにより、より使いやすくなったな~と感じます。マクロ撮影は補助的な意味合いを含んだ面もあるものの、多くを求めすぎなければ十分使えるレベルだと感じています。むしろ望遠レンズでこれだけ撮れるんだからチートですね(笑)
性能アップはわかるけど昨今のご事情もあって高くなっちゃったのは仕方ないでしょうかね~。テレコンも同時購入したら30万円っていうのはなかなか痛いです…そして楽しいけどテレコンの着脱が煩わしく感じるところもあるのでお守りで持ち歩くくらいの気持ちでいます。(お守りにしては強力すぎるけど)
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)感想まとめ
▶【ソニーストア】FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIをチェックする
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)は、とても扱いやすいレンズで表現力は申し分ありません。さすがに1本で完結とまでは言えないものの、手持ちレンズに1本加えるだけで対応できるシーンは一気に増えます。機材をコンパクトにまとめるという意味でも恩恵はあるでしょう。
インナーズームじゃなくなったり、価格がアップしたのは残念ですが、テレコン対応、マクロ撮影可能という武器も手に入れています。トータルで考えてもメリットが上回ると考えたので購入しましたが、買って本当に良かったですね。
マクロ撮影たのしー!!
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