マウスコンピューターの「G TUNE DG-A5G6T」をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)
CPUに最新のAMD Ryzen 7 9700Xを搭載したゲーミングパソコンです。GPUはGeforce RTX4070 SUPERでゲーミング性能を高く、ホワイトカラーが採用されて見た目にも嬉しいモデルに仕上がっています。標準で3年保証+24時間365日電話サポートがつく手厚さとコストパフォーマンスがウリのモデルになっています。
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目次
G TUNE DG-A5G6T 特徴・スペック
マウスコンピューターが展開しているゲーミングブランド「G-Tune」です。先日レビューを行ったNEXTGEARの兄貴分にあたるブランドでもあります。
安いモデルなら10万円ちょっとからラインナップがあるNEXTGEARですが、G-Tuneブランドは本格的なゲーミング性能をもつブランドとして人気があります。ただし最近はちょっとお値段が高めであることもあって、コスパに優れたNEXTGEARが脚光を浴びる形になっています。
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G TUNE DG-A5G6T 外観チェック
※写真は以前レビューしたものです
フロントトップには、電源ボタンやUSBなどが用意されています。傾斜がついているので椅子に座ったままアクセスが簡単にできるようになっています。またHDMIがフロント部にあるのも特徴的でVRゴーグルなどを使う場合に便利です。なんでもゲーマーにアンケート調査を行って設計したケースなんだとか。
前方のHDMIケーブルに繋がるやつをグラフィックスのHDMI端子に接続して使います。電源はケースの上部にあるタイプですね。効率的に排熱を行うためということですが、正直ひと昔前に流行したやつという印象がぬぐえません。そろそろケースの刷新が必要な気がします。
側面(片側)と底面から外気を取り入れるようなエアフローになっています。ホコリの進入を防ぐ用のフィルターがついています。
エアフローは前面と底面から吸気、背面から排気という感じですね。ただし標準構成ではCPUファンと後方のケースファンしかついていません。ケース前面にファンを2個とりつけられるのですが、約26万円という価格を考えると最初からつけておいて欲しい気もします。
サイドパネルは引っ掛かりがないので、ネジを残した状態で引き抜くと内部にアクセスしやすいです。これも正直後方にネジをつけてスライドしながら外すタイプのほうがイマドキ感が出る気がします。
G TUNE DG-A5G6T 性能チェック
CPU性能:Ryzen 5 9600X
CPU | PASSMARKスコア |
Ryzen 7 9700X | 37249 |
Ryzen 5 9600X | 30081 |
Ryzen 7 7800X3D | 34525 |
Ryzen 7 7700X | 36452 |
Ryzen 7 5700X | 26813 |
Ryzen 5 7500F | 26679 |
Ryzen 5 4500 | 15908 |
Core i7-14700 | 46625 |
Core i5-14400 | 26863 |
Ryzen 5 9600Xのスコアは30081です。従来のRyzen 7 5700XやライバルとなるインテルCore i5ー14400と比較しても10%くらい高いスコアをマークしています。
メーカーが推しているように、ゲームプレイだけでなく動画配信なども楽しめるくらいのパフォーマンスを備えていると言えるでしょう。
GPU性能:Geforce RTX4060Ti
モデル(GPU) | 設定(標準品質) | スコア |
G-Tune FZ-I7G7A (RTX4070Ti S) | 1920×1080 | 23000(非常に快適) |
3840×2160 | 12000(非常に快適) | |
NEXTGEAR JG-A7G7S (RTX4070S) | 1920×1080 | 22912(非常に快適) |
3840×2160 | 10045(とても快適) | |
raytrek 4CXF (RTX4070) | 1920×1080 | 19500(非常に快適) |
3840×2160 | 8500(とても快適) | |
G TUNE DG-A5G6T (RTX4060Ti) | 1920×1080 | 17171(非常に快適) |
3840×2160 | 6074(快適) | |
Legion Tower 5i Gen 8 (RTX4060) | 1920×1080 | 14500(非常に快適) |
3840×2160 | 5000(やや快適) |
こちらは各GPUでFF15のベンチを回した結果です。 ミドルクラス帯で人気があるGeForce RTX 4060Tiらしいスコアが出ていると思います。多くのタイトルを快適に遊ぶことができるでしょう。
ただしケースファンの数が少ない関係か動作音はかなり大きめでした。できればカスタマイズでケースファン、もしくはCPUクーラーを水冷に変更するなどしたほうが良いでしょう。
クリエイト性能
RAW現像
CPU | 時間 |
Ryzen 7 9700X | 1分56秒 |
Ryzen 5 9600X | 2分01秒 |
Ryzen 7 7800X3D | 2分12秒 |
Ryzen 7 7700X | 1分59秒 |
Ryzen 7 5700X | 2分38秒 |
Ryzen 5 7500F | 2分17秒 |
Ryzen 5 4500 | 3分50秒 |
Core i7-14700 | 1分59秒 |
Core i5-14400 | 2分40秒 |
実行速度をチェックするため100枚のRAWデータの変換にかかった時間を計測しました。Ryzen 5 9600Xは2分01秒で処理を完了しています。上位のRyzen 7 9700Xと比較しても遜色ない処理時間が実現できており目的をしっかり果たせると思います。
ゲーミング特化のRyzen 7 7800X3Dあたりだとクリエイト系にはイマイチなこともありますが、Ryzen 5 9600Xなら色々な領域で結果を出してくれそうな印象。正直これでいいじゃんって感じです(笑)
動画編集
モデル | 構成 | 処理時間 |
NEXTGEAR JG-A7G7S | Ryzen 7 9700X×RTX4070 SUPER | 1分01秒 |
G TUNE DG-A5G6T | Ryzen 5 9600X×RTX4060Ti | 1分15秒 |
NEXTGEAR JG-A7G7S | Ryzen 7 7800X3D×RTX4070 SUPER | 1分08秒 |
DAIV FX-A7G7T | Ryzen 7 7700X×RTX4070Ti | 1分02秒 |
NEXTGEAR JG-A7G60 | Ryzen 7 5700X×RTX4060 | 1分29秒 |
G-Tune FZ-I7G7A | Core i7-14700KF×RTX4070Ti SUPER | 38秒 |
DAIV FX-I7G6T | Core i7-14700F×RTX4060Ti | 55秒 |
Legion Tower 5i Gen 8 | Core i7-13700×RTX3060Ti | 49秒 |
DaVinci Resolveでミラーレスカメラで撮影した5分程度の4Kデータ→フルHDへ書き出す時間を計測しました。1分15秒で処理を完了しているのでパフォーマンスとしては十分です…が、インテル系CPUが強さをみせた形になっています。
G TUNE DG-A5G6T 感想や評価
メリット | ・ミドルクラスとして十分な処理能力 ・ゲーマーの意見を反映したPCケース ・マルチユースに使える |
デメリット | ・お値段が高い(約26万円) ・動画編集ならインテルCPU ・ゲームならRyzen 7 7800X3D |
G TUNE DG-A5G6Tをおすすめしたい人
- コスパは気にしない人!
- ゲームもクリエイトもこなしたい人
- 質実剛健なPCが欲しい人
- トップクラスの性能は必要ないよって人
G TUNE DG-A5G6Tをレビューしました。
パフォーマンスはミドルクラスとして満足できるもので、ゲーム、RAW現像、動画編集などマルチに活躍できる結果になりました。CPUのシングル性能が飛躍的に高まったことにより、これまで苦手だった作業領域もカバーできるようになった印象。ただしマルチスコアは控えめです。あとはお値段ですね…約26万円という事を考えると、もうワンランク上のPCが手に入る価格帯です。手厚い保証があるとはいえケースファンの少なさ、ケースデザインのイマドキ感の無さが気になってしまいます。
正直ミドルクラスを買うならNEXTGEARで良いんじゃないかなと思います。
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