2024年度で「当サイト経由で一番売れたパソコン」が気になったので集計してみました。
BTOパソコンメーカーとしては大手のマウスコンピューターを対象に、クリエイター向けPCを扱う「DAIVブランドの人気ランキング」を紹介します。当サイトは写真向けの題材を多く扱っているのでフィットした情報が提供できるかもしれません。スタンダードモデルを扱う「mouse」ブランド、ゲーマー向けの「G Tune/NEXTGEAR」ブランドは長くなってしまうので別で取り扱います。
公式サイトでは「期間限定セール」「割引クーポン対象製品」「アウトレットモデル」「店舗即納モデル」なども行っています。あわせてチェックして下さい。
※公式サイトの内容は変更される場合がございますのでご注意ください
はるふれ クリエイター向けPC 人気ランキング
ここで扱う内容は、当サイト「はるふれ」経由で売れたパソコンを集計した結果です。公式サイトの人気ランキングとは異なります。パソコンだけではなく、カメラやレンズのレビューも多くこなしています。ユーザーも写真愛好家のような方も多いので、そういった人たちがどういったパソコンを選んでいるのか探ってみるのは参考になるかと思います。
ただし全製品のレビューが行えている訳でもありませんし、少なからず偏りは出ます。その辺りのこともご理解いただき、読み進めていただけますと幸いです。
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売れ筋の予算は?
パソコンにかける予算を5万円刻みで集計した結果です。パーツも高性能化で値段が上昇傾向ですし、円安の影響もあって予算は多めにみている人が多そうな印象。
クリエイター向けのDAIVでは、デスクトップよりもノートパソコンが選ばれる傾向が高かったです。場所を選ばずに作業ができるというのが、今のクリエイターには合っているのでしょう。ノートパソコン自体の性能が上がったことで、デスクトップ並みの処理が行えるようになってきたことも大きいと思っています。
- 15万円以下(ライト):26.3%
- 15~20万円(ミドル):18.7%
- 20~25万円(ミドルハイ):22.1%
- 25~30万円(ハイクラス):23,5%
- 30万円以上(ハイエンド):9.5%
ライト層の15万円以下クラスが数字を得ているのは、RTX2050搭載のノートPC「mouse K5」がたくさん売れているからです。他の層でも大体20~25%あたりの数字ですが、DAIVブランドに関しては20万円以上が主戦場になっています。もう少し数字が偏っても良さそうだったのですが、思った以上にうまくばらけてくれた印象です。
予算に偏りがないということは「今の環境はコレ!」みたいな回答はなく、ユーザー自身が「本当に必要なスペック」を選びとっている印象です。
ちなみにノートとデスクの割合で言うと8:2くらいで、ノートパソコンをが多くなっていました。DAIVのデスクトップ「DAIV FXシリーズ」はパフォーマンスが高いのはもちろん、最前線で活躍するクリエイターに意見をもらって開発をしているのでモノとしては非常に良いです。
なのでもっと支持されても良さそうに感じるのですが、お値段が高めに設定されているのがずっと気になっています。例えば最安モデルは記事執筆時点で19万9800円ですが、内容はRyzen 5 5700F×Geforce RTX3050です。クリエイターを満足させるスペックには届いていないというのが正直なところでしょう。
DAIVブランド、特にデスクトップに関しては「高くなっている理由」をもう少しユーザーに説明する必要があると感じています。
DAIV 売れ筋ランキング
クリエイター向けのDAIVに関しては、当サイト経由では圧倒的にノートパソコンが人気でした。クリエイターはフットワークが軽い人も多いので、持ち歩きに便利なノートパソコンが好まれる傾向にあるのでしょうか。4位以下も「DAIV Z4」「DAIV S4」などのノート型がランクインしていました。
グラフィックもRTX3050/RTX4050あたりを割と好んで選択している印象です。クリエイターはイラストや静止画程度なら、ゲーマーほどグラフィック性能を必要としないからでしょうか。フルHDクラスの処理ならRTX3050で足りることが多いですし、RTX4050クラスでもちょっとした高解像動画編集はいけますからね。ただし高負荷作業を前提としている3位のDAIV R6に関してはGeforce RTX4070搭載モデルがよく選ばれていました。
第1位 DAIV Z6
第1位に輝いたのは「DAIV Z6」でした。前衛モデルにあたるDAIV 6Pと合わせると半数近くを占めるほど人気がありました。
16インチの高精細WQXGA(2560×1600)モニターを採用しながらも、重量を約1.6kgまでに抑えた軽量モデルなので作業性も携帯性も備えたところが選ばれたポイントじゃないでしょうか。CPU/GPUの組み合わせで複数モデルが存在するので、目的や予算に応じて選べるのもシェアを伸ばした要因でしょう。
薄型軽量でありながら、CPUにはCore i7-13700H、Core i9-13900Hなどが採用されて処理能力にも妥協していないのは評価できます。GPUはGeforce RTX3050からRTX4060,RTX4070と予算や処理に合わせて選べるようになっていました。ちなみにRTX3050とRTX4060を選んでいる人が半々くらいになっていたのも面白かったです。(今はRTX4060からの販売になっているみたい)
第2位 DAIV R4
第2位は「DAIV R4」でした。ホワイトカラーを採用したかわいい見た目が特徴のモデルです。モデルチェンジにともないアウトレット販売(15万円以下)で数字を伸ばしました。
14型フルHD(1,920×1,080)を採用し、重量は約1.41kgと軽量です。現行モデルはCore i7-136250H×GeForce RTX4050で従来モデルよりもパフォーマンスを高めています。従来モデルはCore i7-12650H×Geforce RTX3050の構成でしたが、アウトレット販売で数万円安く買えたのが大きかったですね。そりゃー20万円くらいするモデルが12万9800円とかで販売されているんなら買っちゃいますよね。僕も買おうかだいぶん悩みました(笑)
高負荷な作業に耐えられるほどのスペックではありませんが、画像やイラストをはじめ、カジュアルに動画編集などを楽しむなら十分すぎるほどの性能です。オンラインゲームも軽めの設定なら遊べますし、見た目が良いから使おうというモチベーションになるのも事実だと思います。むしろ一般ユーザーにとっては、そっちのほうが重要と言えるかもしれません。
第3位 DAIV R6
第3位は「DAIV R6」でした。ノートパソコンに性能を求めるなら個人的にイチオシのモデルです。
16型WQXGA(240Hz/DCI-P3 100%)モニターを採用したクリエイター向けのノートパソコンです。CPUはCore i7-13650HX、Core i9-14900HXが選べ、GPUはGeForce RTX4050から最大でRTX4090が選べます。本体には3基の冷却ファンを搭載しているので強力な冷却性能を備えています。ノートPCの弱点を克服しているモデルと言っても過言ではないかもしれません。
さらに高速なPCI Gen4×4に対応したM.2 SSDスロットも3つ搭載されていて…合計で6TBまで拡張可能です。これだけあれば保存領域としても十分ですし、動画の書き出しの領域をわけて利用するなんて使い方も可能です。価格はちょっと高いですが本格的な性能と拡張性、冷却性でメイン機としてバリバリ使っていけるのが特徴ですね。
現場で急いで作業をしないといけないとか、タフな作業が求められるようなプロ意識の高い人には是非使ってもらいたいモデルです。
まとめ
クリエイター向けパソコンを扱うDAIVブランドでは、特徴あるモデルが選ばれて印象でしたね。ノートパソコンでは軽量なのに高性能とか、白くてかわいいとか、ノートの垣根を超えそうなほどハイスペックなモデルが選ばれていたように思います。パフォーマンスを求めるゲーマーとはまたちがって、プラスアルファのところで選択しているのがクリエイター向けモデルの特徴かもしれませんね。
公式サイトでは「期間限定セール」「割引クーポン対象製品」「アウトレットモデル」「店舗即納モデル」なども行っています。あわせてチェックして下さい。