マウスコンピューターの「mouse K5シリーズ」をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)
Core i7-12650H×GeForce MX550を搭載した高いコスパノートパソコンです。従来モデルと比較すると最大90%も高性能化しており、写真編集やイメージムービーを作ったり、軽めのゲームなら快適に遊べるほどです。もともと人気ランキングの常連モデルですし、セールになったら売り切れるほどの人気ぶり。mouseブランドの中でもトップクラスと言って過言ではありません!
実際に使ってみた感想、ベンチスコアなどをとって丁寧にレビューしていきます。
目次
mouse K5-I7GM5BK-Aとは?
マウスコンピューターの展開するブランドは、一般向けの「mouse」、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」とあります。
今回紹介するmouse K5は、一般向けのmouseブランドの中では上位モデルにあたります。事務処理やメールといったビジネスユースだけでなく、Webコンテンツ制作やエンタメなどなど幅広く対応できるパフォーマンスを備えています。
立ち位置的にはスタンダードモデルですが、実用性の高さと、良心的な価格を実現した「いいとこ取り」のモデルとなっています。
- 高性能なCPU「Core i7-12650H」搭載
- 独立グラフィック「GeForce MX550」搭載
- ノートPCがとしては高い処理能力を持っている
- ナローベゼル採用ですっきりとしたデザイン
- イラストや写真、動画編集を楽しめる
- 税込¥139,800-からとコスパも良い!
Kシリーズのラインナップ
モデル | パーツ構成 | 税別価格 |
mouse K5 | Core i7-12650H / MX550 / 16GB / 512GB SSD | 139,800 |
mouse K5 | Core i7-12650H / MX550 / 32GB /1TB SSD | 179,800 |
mouse K5には、いくつかのラインナップが存在しますが、基本的にはメモリとストレージ容量のちがいのみです。長く使うつもりでしたらプレミアムモデルを選ぶほうが、ベースモデルをカスタマイズするよりお得です。
他にもオフィスソフトを付属したモデルや、従来モデルがアウトレット製品として販売されるケースがあります。
YouTube 動画レビュー
YouTubeにて動画でも紹介しています。チャンネル登録、高評価してもらえると嬉しいです!
mouse K5 外観チェック
mouse K5はブラックベースですが、光の加減でブラウンにも見えるので高級感があります。ロゴが大きいのが少々残念なポイントでしょうか?このクラスのパソコンならビジネスユースに考えている人も多いと思うので、気になる人は気になってしまうかもしれません。ちなみに指紋や汚れは、意外と目立ちにくかったです。
背面には大きなファンが2基搭載されています。早め早めに回るので音は多少気になるものの、しっかりと冷却してくれている印象も受けます。軽めの作業だったらほぼ無音です。
付属品・ACアダプター
ACアダプターはスマホを一回り小さくしたくらいのサイズ感。これくらいであれば、いつも使っているカバンに滑り込ませることが可能でしょう。リチウムポリマー電池を採用したことで、駆動時間が約8時間となっています。専用グラフィックを搭載したモデルとしては長めの駆動時間です。
キーボード
テンキーつきフルサイズキーボードなので、オフィスワーク用途でも使えます。ややグニャグニャとした打鍵感で、高級感もないものの実用レベルといった感じですね。タッチパッドも割と大きいので、ちょっとした作業だったらマウスは不要かもしれません。
インターフェース
インターフェースは、HDMI 、Mini DisplayPort、 USB3.1 (Type-C)×2 、USB3.0、USB2.0、UHS-I対応microSDメモリーカードリーダーも内蔵しています。
ディスプレイ
15.6型(フルHD)ディスプレイはノングレア仕様で映り込みが少なく、視認性も良いのでストレスは感じません。発色も悪くありませんので、趣味レベルの編集作を行うのも可能でしょう。
しっかりとした編集作業を行うなら、外部モニターの導入を考えるのもありかもしれません。→写真編集におすすめのモニター
ちなみにクリエイター向けブランドのDAIVでは、色域が広い高品質なモニターを採用しています。マウスコンピューターでは、当サイト限定のパソコンも取り扱っていただいているので併せて検討してください!
mouse K5 性能チェック
CPU:Core i7-12650H
CPUはCore i7-10750H→Core i7-12650Hへと進化しており、最大で90%以上の性能アップが期待できます。一般向けモバイルCPUとしては高い性能をもち、10コア16スレッドで高負荷な作業も快適です。ほとんどの人にとっては満足できる性能で、もしも不満があるなら基本的にデスクトップを購入するしかありません。
参考までにPassMarkのデータを掲載しましたので参考にしてください。
CPU | スコア |
Core i7-12650H | 24647 |
Core i7-12700H | 26808 |
Core i7-1260P | 17043 |
Core i7-11800H | 21050 |
Core i7-10750H | 12617 |
旧世代(Core i7-10750H)とのスコア差は、約2倍近くになっており、より快適性が高まったという印象を受けます。同じ世代のCore i7-12700Hにはわずかに劣るスコアですが、体感的にはほとんどわからないレベルだと思います。
RAW現像の処理時間を計測
100枚のRAW現像にかかった時間を計測しました。
モデル | CPU | 時間 |
mouse K5 | Core i7-12650H | 2分40秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H | 2分48秒 |
DAIV 5N | Core i7-11800H | 3分04秒 |
mouse K5(従来モデル) | Core i7-10750H | 2分29秒 |
DAIV 5P(旧) | 4分12秒 | |
mouse K700 | Core i7-9750H | 3分58秒 |
第12世代Core i7-12650Hは2分40秒ほどで処理を完了しています。
Core i7-10750Hを搭載した従来モデルのほうが速くなっていますが、設定を間違えてしまったのかもしれません。ちなみに同じCore i7-10750Hを採用したDAIV 5Pは4分12秒。
処理に関してはトップクラスと言えそうですし、RAW現像を目的としてmouse K5を購入するのも悪い選択ではないと感じます。
SSD転送速度
ストレージは高速なNVMe SSDが採用されています。読み込み速度は約2200MB/sで、パソコンの起動やソフトのインストールも高速です。
GPU:GeForce MX550 性能ゲーミング性能
スタンダードクラスのノートパソコンは、専用グラフィック非搭載のモノも少なくありません。そのためCPU内蔵のグラフィックを使うことになるのですが、性能が低いのでクリエイト作業をはじめとする高負荷に耐えられません。その点、mouse K5はGeForce MX550を搭載しているので有利です。
重量級タイトルのFF15でゲーミング性能をチェックします。
モデル | 設定 | 結果 |
mouse K5 (MX550) | 1920×1080(標準設定) | 3630(普通) |
mouse K5 (MX350) | 1920×1080(軽量設定) | 3283(普通) |
DAIV 4N (MX250) | 1280×720(軽量設定) | 3913(普通) |
mouse K7 (GTX1650) | 1920×1080(標準設定) | 5552(やや快適) |
FF15フルHD(標準設定)で普通という結果が得られました。
従来モデルにも採用されていたMX250、MX350では、軽量設定やHD画質で普通だったことを思えば進化をハッキリと感じられます。
もう何年も続いているような定番ゲームの、ドラクエ10、リーグ・オブ・レジェンド、マインクラフトあたりは快適にプレイできるでしょう。最近人気のPUBG、フォートナイト、レインボーシックスシージなどのバトロワやFPS系のゲームは、画質を調整すればプレイ可能かもしれません。
GTX1050あたりのスコアなので「ゲームは遊べたらラッキー」くらいの感覚でいるほうが良いかもしれません。しっかりゲームを遊びたいなら、mouse ブランドのフラッグシップ「mouse K7」や、ゲーミングブランドのG-Tuneから選ぶのがおすすめです。
動画編集も楽しめる
無料ソフトのResolve使って動画編集をテストします。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画を書きだす時間を計測。
モデル | パーツ構成 | 時間 |
mouse K5 | Core i7-12650H×MX550 | 1分53秒 |
mouse K5(旧) | Core i7-10750H×MX350 | 3分07秒 |
mouse K7 | Core i7-10750H×GTX1650 | 2分47秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H×RTX3060 | 1分38秒 |
フルHDクラスの動画編集なら十分にこなせるパフォーマンスです。ごくごく軽めであれば4K解像度も扱えるかもしれません。
従来モデルでは、フルHDクラスの編集や書き出しまで行えるものの、高解像データ編集に対応するのは厳しい印象もありました。そういう意味では、現行モデルならよほどこだわった編集作業を行わない限りは耐えられると感じます。かなり実用性の高いモデルに仕上がってきたなという印象をもちました。
mouse K5 感想/評価
メリット | デメリット |
・高いCPU処理能力 ・グラフィック性能も実用レベル ・良心的なお値段 ・実績、人気ともに申し分ない | ・ディスプレイが一般レベル ・ロゴが目立つ ・従来モデルより高くなってしまった… |
mouse K5シリーズの良い所は、なんと言っても使い勝手が良いところです。15.6型はほとんどの人にとって使い慣れたサイズですし、CPU処理能力も高く、専用グラフィックもおまけでついてくるので編集にも対応できます。多くのシーンで余裕を感じるほどで、クリエイト作業でもしっかりと結果を残せたところは好印象です。
価格は上がってしまいましたが「広く使える」という意味では従来モデルを凌ぐという印象。
あえて言うならロゴが目立つのがちょっと…というレベルで、全体的な部分で見てみても「ハズレ」がないところが強さだと感じます。下手に狙いをつけたモデルではないので万人に好まれそうですが、やや面白味や特徴に欠けるというのがKシリーズ伝統の弱点かもしれません。ゲーミング性能、軽量コンパクトさ、駆動時間、ディスプレイの品質、などなどこだわりを持つ人からすると候補外になってしまう可能性もあるのかもしれません。
mouse K5はこんな人におすすめ!
- CPU処理能力の高いノートPCが欲しい人
- モバイル環境で簡単な制作活動をしたい人
- グラフィック搭載のノートPCが欲しい人
- 15万円前後の予算で考えている人
- 写真やイラスト制作で使いたい人
マウスコンピューターのmouse K5は、mouseブランドの中では、高いCPU処理能力をもち、専用グラフィック搭載で15万円台からとなかなかのコスパです!実用レベルで大きな不満はなく、ビジネス、在宅ワークはもちろん、写真や動画編集も楽しめるモデルになっています。
マウスコンピューターはテストをしっかりと重ねた上でパーツを採用する傾向にあり、そういう意味では安心感があります。エラーやトラブルを極力回避できるという言い方をしたほうがわかりやすいかもしれません。パソコンに対して苦手意識をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、そういう方にこそ「mouse K5」を選んでほしいですね。