ASUS ROG Allyで使えるドック「ROG Gaming Charger Dock」(ROG_65W_CHARGERDOCK)をレビューします。
ROG Gaming Charger Dockは、HDMIとType-C、Type-AのUSBポートを装備し、最大で65W出力に対応しています。ROG Allyの映像をPCモニターに映し出したり、マウスやキーボードといったデバイス類が使用可能です。2023年6月30日発売、価格は税込9,980円となっています。
実際の使い心地や、ここがイマイチかもなーなど率直にレビューしていきますので参考にして下さい。
目次
ROG Gaming Charger Dock レビュー
ASUSのROG Gaming Charger Dockは、充電、データ転送、ディスプレイ出力(4K/60Hz)をたった1つのデバイスで行うことができます。
▼ROG Ally レビュー
ROG AllyはUSB-Cが1つだけしかないので、どうしてもハブやドックといった周辺機器で補ってやる必要があります。ROG Gaming Charger Dockがあれば、HDMIで外部モニターに出力を行ったり、USB Type-Aでキーボードやマウスに接続してデスクトップのように使えます。
USB Type-Cポートは充電専用と言った感じですが、単体なら65Wの急速充電で素早く充電が行えます。ちなみにType-Aポートも利用した場合は、Type-Cが最大60W、Type-Aが最大5Wの計65W供給となります。
純製品なのでROG Allyの性能をフルに発揮できるのもポイント!仮にROG Allyで社外性ハブ/ドックを使った場合「お使いのデバイスの性能をフルにサポートできませんと」画面右下に警告メッセージが出ます。(ROG Gaming Charger Dockは出ません)
ちなみにROG Allyに限らず、ノートパソコンやスマホ、タブレットなどと互換性を持っています。相性問題が発生する可能性はあるものの広い拡張性をもった製品だと思ってもらえればOK!
描画性能やインターフェースに物足りなさを感じる場合は、ROG XG Mobile(外付けのGPU)を利用するのも良いでしょう。ROG Allyの弱点を全ておぎなってくれます。
▼ROG XG Mobileについてはコチラの記事でも触れています。
YouTube動画レビュー
ROG Allyのレビュー動画もありますので、合わせて参考にしてください。高評価、チャンネル登録してもらえると喜びます!
ROG Gaming Charger Dock 性能・スペック・開封
ポイント
- HDMI 2.0/USB 2.0 Type-A/USB 2.0Type-C
- 外部ディスプレイ出力:最大3,840x2,160ドット
- 2ポート使用時 Type-C 60W、Type-A 5W(計65W)
- 1ポート使用時 Type-C 65W、Type-A 5W
- USB Power Delivery 3.0 に対応
- 重量:約145g/ケーブル2m 約70g
- サイズ:幅68mm×奥行き33mm×高さ49mm
お値段の割にはUSB 2.0対応ってのがちょっと気になりますが、実際のところ大きく使い勝手を損ねるなるなんてことはありません。
ここしばらくはハブを使っていましたが、ケーブルがあっちこっち向いていたりってこともなくなったので気持ちがいいですね。シンプルイズベストです。
特に扱いが難しいことはなく、使いたいケーブルをぶっ挿せばいいだけです。
プラグが折り畳みになっているのは新設設計ですね。持ち歩きのしやすさが各段にアップします。
上がROG AllyのACアダプターですが折り畳めないのが不便でした。
類似製品(スイッチ用ドック)よりもはるかにビルドクオリティが高いです。
付属品
付属品は製品本体、ユーザーマニュアル、保証書、ケーブル、BFタイププラグ、Cタイププラグです。
ケーブル長は約2mで十分な長さを確保(ちょっと長すぎるくらいかも?)ロゴが入っているのもカッコいいです。
ROG Gaming Charger Dockを使ってみた!
モニターに出力
モニターに接続してもTurboモード30Wで動作が可能です。これまで使っていた社外性のハブでは25W駆動だったのが気になっていました。
FF15のゲーミングスコア
モデル | 設定 | 結果 |
ROG Ally(30W) | 1920×1080(標準設定) | 3569(普通) |
ROG Ally(25W) | 3512(普通) |
5W差でどれくらいゲーミング性能に差が出るかチェックしましたが僅差でした。はっきり言って無視できる差でしかないので、使いたいインターフェースの種類や数、予算で選んでしまっていいかもしれません。
iPad/タブレットは使用可能
ROG Ally以外にもタブレットなどで使いたいという人もいるでしょう。iPad Proに接続するとあっさり認識、充電も行ってくれました。おそらくType-C接続が可能なスマホであれば使えるはず。
Switchは使用不可
ニンテンドースイッチで使いたいと思っている人も多いと思いますが残念ながら使えませんでした…設定ないのか?それとも相性なのか?もう少し深掘りする必要があるかな~という印象。少なくともつないで即使えるなんて簡単なシロモノじゃなかったみたい。
別のドックを接続するとあっさり認識しました。ROG Gaming Charger Dockとスイッチの相性がよくないのは誤算でしたが、これはもう仕方ないと思うしかないですね。機器によって使える使えないはあると覚えておいてください。
使っていて気になったところ(デメリット)
ドックがそれなりに大きいので他機器とコンセント上で干渉が起きてしまいました。正直デメリットと言えるのは、コレとニンテンドースイッチが使えなかったことくらいですね。
あとドックのUSBを抜き差しするとモニターとの接続が切れます…マウス抜いて、カードリーダーさしてみたいなことをやっているとモニターが数回再接続されるので何気にストレス…
ROG Gaming Charger Dockに致命的な弱点があるかもしれない…ドックのUSBを抜き差しするたびにモニターも再接続になる😂 https://t.co/p4ZbAe5ntC
— はるか@はるふれ (@harucamera3) July 11, 2023
ROG Gaming Charger Dockをおすすめしたい人
- ROG Allyの端子類を補いたい人
- 純正にこだわりたい人
- 持ち出し用のドックが欲しい人
- ケーブル類をコンパクトにまとめたい人
ROG Gaming Charger Dockをレビューしてきました。
ROG Allyの拡張性を広げる素晴らしい製品で、モニター出力+マウス+キーボードでデスクトップのように使っています。ゲームコントローラーも接続して使えますし、ROG Allyの不満を一気に解消してくれて満足度も高いです。
ただし一部デバイスでは使えないモノも出てきてしまいましたし、30W⇔25Wの性能差もそこまでじゃありません。利便性を考えたら他の製品を検討するのもありな気はしましたね。
ROG Allyの人気がありすぎて関連商品が軒並み売り切れる事態に陥っています。ASUSオンラインストアなどで見かけた場合は早めに確保してくださいね!
▼この辺のドック、ハブもおすすめです!