眼レフやミラーレスカメラ、さらにはスマートフォンの高性能化にともない、高精細な「4K動画」がぐっと身近になってきました。しかし4K動画編集向けのパソコン選びは、想像以上に難しいものです。
スペック不足のパソコンを選んでしまうと、タイムラインのプレビューがカクついたり、エフェクトを適用した途端に動作が重くなったり、ソフトがフリーズしたりすることもあります。だからといって、必要以上に高価なパソコンを購入する必要はありません。
重要なのは、自分が使用する動画編集ソフトと編集内容に合わせて、必要なスペックを見極めることです。
この記事では、マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」の担当者から伺った内容を土台にしながら、主要な動画編集ソフトの推奨環境や、4K動画編集で重視したいCPU・GPU・メモリ・SSDについて詳しく解説します。
さらに、2026年現在の4K動画編集用パソコン選びで候補にしたいモデルについても紹介します。
なお、パソコンを安く購入したい場合には、当サイトから「セール情報」を定期的に発信していますのでチェックしてみて下さい。
目次
- プロが使う定番ソフトから逆算する「4K動画編集」の要求スペック
- 4K動画編集を快適にする4つの必須スペック
- 1. CPU(プロセッサー):8コア以上を基準にする
- 2. グラフィックボード(GPU):VRAM 8GB以上を目安にする
- 3. メモリ(RAM):32GB以上を確保する
- 4. ストレージ(SSD):高速なNVMe M.2 SSDを選ぶ
- 4K動画編集におすすめのスペックまとめ
- 4K動画編集をさらに快適にする「プロキシ編集」
- 4K動画編集ではモニター選びも重要
- 【2026年最新】4K動画編集におすすめのパソコン
- ① マウスコンピューター「DAIV FXシリーズ」
- ② ドスパラ ・GALLERIA
- ③ FRONTIER
- 4K動画編集用パソコンは「高ければいい」わけではない
- 4K動画編集用パソコンを選ぶときのチェックポイント
- まとめ:4K動画編集用パソコンは8コア・VRAM 8GB・メモリ32GBがひとつの基準
プロが使う定番ソフトから逆算する「4K動画編集」の要求スペック

以前は一部の映像クリエイター向けという印象が強かった4K動画ですが、現在ではスマートフォンでも簡単に撮影できます。そのため、「せっかく撮影した4K動画を、自分のパソコンで高画質のまま編集したい」と考える人も増えています。
フルHD解像度であれば、ミドルクラス程度のパソコンでも編集できるケースが多い一方、4K動画はフルHDの4倍もの情報量を持っています。そのため、4K動画を編集するとCPUやGPU、メモリ、ストレージなど、パソコン全体に大きな負荷がかかります。単純に考えると4倍の性能が必要になるということです。
スペック不足のパソコンを選んでしまうと、タイムラインのプレビューがカクついたり、エフェクトを適用した途端に動作が重くなったり、ソフトがフリーズしたりすることもあります。さらに、動画の書き出しに何時間もかかってしまえば、せっかくの編集作業もかなりのストレスになってしまいます。
4K動画編集用のパソコンを選ぶとき、最初から「Core i7が必要」「RTXを買えばいい」と考えるよりも、まずは自分がどの動画編集ソフトを使うのかを決めることが大切です。
動画編集ソフトによって、CPU、GPU、メモリなど、負荷がかかりやすいパーツが異なるからです。
クリエイターに利用されている代表的な動画編集ソフトとして、以下の3つが挙げられます。
- DaVinci Resolve
- Adobe After Effects
- Final Cut Pro
4K動画編集を想定した場合、それぞれの特徴と実用的なスペックの目安は以下のようになります。
| ソフト名 | 処理の傾向・負荷の特徴 | 4K編集時の推奨スペック目安 |
|---|---|---|
| DaVinci Resolve | カラーグレーディングや高度な映像処理に優れ、GPU性能への依存度が高い | CPU:8コア以上 GPU:VRAM 8GB以上 メモリ:32GB以上 |
| After Effects | モーショングラフィックスや合成作業を行い、メモリを大量に消費する | CPU:8コア以上 GPU:VRAM 4~8GB以上 メモリ:32~64GB推奨 |
| Final Cut Pro | Mac専用。Apple Siliconに最適化されており、ユニファイドメモリの容量が快適性に影響 | Apple M2/M3/M4 Pro以上 ユニファイドメモリ:32GB以上 高速SSD |
もちろん、実際に必要なスペックは、動画の解像度やフレームレート、エフェクトの数、使用する素材(機材)、編集内容などによって変わります。それでも、4K動画を本格的に扱うのであれば、どのソフトを使用する場合でも、一定以上の総合性能が求められる点は共通しています。
DaVinci ResolveはGPU性能が重要
DaVinci Resolveは、カラーグレーディングや高度な映像処理に強い動画編集ソフトです。
4K動画の編集ではGPUへの負荷が大きくなりやすいため、プレビューをスムーズに表示したり、カラー補正などの処理を快適に行ったりするには、GPU性能が重要になります。特に確認しておきたいのが、グラフィックボードに搭載されている専用メモリ「VRAM」です。4K動画編集を行うのであれば、VRAM 8GB以上をひとつの目安として考えるとよいでしょう。
After Effectsはメモリ容量が重要
After Effectsは、モーショングラフィックスや映像合成など、複雑な処理を行うのに適したソフトです。一方で、メモリを大量に使用することでも知られています。
特にタイムラインをプレビューする「RAMプレビュー」では、メモリ容量が作業の快適性に大きく影響します。4K素材に複数のエフェクトを重ねたり、複雑な映像合成を行ったりする場合、16GBでは不足を感じるケースがあります。4K動画編集を中心に考えるなら、まず32GB以上を確保したいところです。
After Effectsを本格的に使用するのであれば、64GB以上のメモリも検討したいところです。
Final Cut ProはApple Siliconとの組み合わせが重要
Final Cut ProはMac専用の動画編集ソフトです。
Apple Siliconに最適化されていることもあり、比較的軽快に動作するソフトですが、4K動画を複数レイヤーで扱ったり、カラー調整を行ったりする場合は、メモリにも余裕が欲しくなります。
4K動画編集を快適に行うのであれば、ユニファイドメモリ32GB以上をひとつの目安にするとよいでしょう。
4K動画編集を快適にする4つの必須スペック

4K動画編集時のプレビューのカクつきを抑え、書き出し時間を短縮するためには、パソコンを構成する主要パーツをバランスよく選ぶ必要があります。
特に重要なのが以下の4つです。
- CPU
- GPU
- メモリ
- ストレージ
どれか1つだけを高性能にすればよいわけではありません。
CPUが高性能でもメモリが少なければ作業が重くなることがありますし、GPUが高性能でもストレージの容量が足りなければ、4K素材を大量に保存できません。
ここから、それぞれの選び方を詳しく解説します。
1. CPU(プロセッサー):8コア以上を基準にする
CPUはパソコンの頭脳にあたるパーツで、動画編集全体の処理速度に大きく関係します。動画素材の処理やエンコード、動画の書き出しなど、CPU性能が影響する場面は少なくありません。
CPU選びのポイント
CPUの中には複数の「コア」が搭載されています。コアをパソコンの中で作業をする作業員のように考えると、コア数が多いほど複数の処理を効率的に行いやすくなります。4K動画編集を前提にするのであれば、8コア以上をひとつの基準にするとよいでしょう。
具体的には、
- IntelならCore i7、Core Ultra 7以上
- AMDならRyzen 7以上
がひとつの目安になります。
ただし、同じCore i7やRyzen 7でも世代によって性能は大きく異なります。そのため、CPUのブランド名だけで判断するのではなく、購入時には実際の世代や性能も確認することが重要です。
予算に余裕があるならCore i9やRyzen 9も候補
動画編集を仕事で行っていたり、長時間の動画を頻繁に書き出したりするのであれば、Core i9やRyzen 9などの上位クラスCPUも候補になります。
特に動画の書き出し時間を少しでも短縮したい場合は、CPU性能を上げるメリットがあります。ただし、CPUだけを上位モデルにしても、GPUやメモリなどがボトルネックになれば性能を十分に活かせません。
4K動画編集では、CPUだけでなくパソコン全体のバランスを見ることが大切です。
2. グラフィックボード(GPU):VRAM 8GB以上を目安にする
GPUは映像表示や画像処理を担う重要なパーツです。動画編集ソフトによっては、エフェクト処理やエンコードなどにもGPUが利用されます。特にDaVinci ResolveのようにGPUを積極的に使用するソフトでは、GPU性能が編集時の快適性に大きく影響します。
GPU選びではVRAM容量にも注目
グラフィックボードを選ぶときは、GPUの処理性能だけでなく、搭載されている「VRAM」の容量も確認しましょう。VRAMは、GPUが映像処理などに使用する専用メモリです。4K動画編集では、VRAM 8GB以上をひとつの目安にするのがおすすめです。
候補としては、
- NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
- RTX 4070
- RTX 5060シリーズ以上
などが挙げられます。
ただし、GPUは世代交代が早いパーツです。そのため、実際に購入するときには、ここで挙げている製品名だけにこだわるのではなく、その時点で販売されている最新世代のGPUと価格を比較してください。また、4K動画編集では複数のモニターを使用するケースもあります。タイムラインを表示するモニターと、プレビュー専用のモニターを分けるようなマルチモニター環境では、GPU側にもある程度の余裕があると安心です。
3. メモリ(RAM):32GB以上を確保する
メモリは、パソコンが作業をするときに使う一時的な作業スペースのようなものです。メモリ容量が不足すると、動画編集ソフトの動作が重くなったり、ほかのアプリケーションを同時に使用した際にパフォーマンスが低下したりする原因になります。4K動画編集用パソコンでは、メモリ32GB以上をおすすめします。
4K動画編集に16GBでは足りない?
フルHD動画の編集であれば、16GBのメモリでも作業できるケースはあります。しかし、4K動画はフルHDよりも扱うデータ量が大きくなります。
さらに動画編集をしながら、
- Chromeなどのブラウザを開く
- 写真編集ソフトを使用する
- 音声編集ソフトを使用する
- ファイルをコピーする
- 動画編集ソフトと別のアプリを同時に起動する
といった使い方をすることもあります。こうした使い方まで考えると、4K動画編集では32GB以上のメモリを搭載しておいたほうが安心です。特にAfter Effectsを本格的に使用するのであれば、64GB以上も検討したいところです。
ただし最近はメモリ高騰がとんでもないことになっており、簡単に容量を増やすということも難しくなってきています。後々追加が可能なモデルやデスクトップパソコンであれば、予算の関係上いったんは16GBで走り出してみるということも必要になってくるかもしれません。そもそも作業に入らなければ「自分にとって何が不足しているか?」も見えてきませんからね。推奨できるかといえばそうでもないのですが、いったんGoをかけていくようなことも時には必要…かもしれません。
4. ストレージ(SSD):高速なNVMe M.2 SSDを選ぶ
4K動画編集では、ストレージの容量と速度も重要です。
4K動画は1つのファイルでも大容量になりやすく、撮影を続けているとパソコンのストレージをあっという間に消費してしまいます。さらに動画編集では、素材の読み込み、編集データの保存、キャッシュ、動画の書き出しなど、ストレージへのアクセスも頻繁に発生します。そのため、4K動画編集用パソコンでは、HDDよりも高速なNVMe M.2 SSDを選ぶのがおすすめです。
SSD容量は1TB~2TB以上を目安にする
容量については、1TB以上をひとつの目安にするとよいでしょう。動画を頻繁に撮影する人や、複数の動画編集プロジェクトを同時に進める人なら、2TB以上も検討したいところです。ただし、すべての動画データをパソコン内部のSSDに保存する必要はありません。用途によってストレージを使い分けることで、コストを抑えながら快適な環境を構築できます。
例えば、
- OSやアプリ:内蔵SSD
- 現在編集している4K素材:高速NVMe SSD
- 完成した動画:外付けSSDやHDD
- 過去の動画やアーカイブ:大容量ストレージ
というように役割を分ける方法です。
編集中のデータには高速なSSDを使い、完成した動画や過去の素材は大容量の外付けストレージへ移す方法が、容量と速度のバランスを取りやすいでしょう。
4K動画編集におすすめのスペックまとめ

ここまでの内容をまとめると、4K動画編集用パソコンでは以下の構成をひとつの目安にするとよいでしょう。
| パーツ | 推奨スペックの目安 |
|---|---|
| CPU | 8コア以上、Core i7 / Core Ultra 7 / Ryzen 7クラス以上 |
| GPU | GeForce RTXシリーズ、VRAM 8GB以上 |
| メモリ | 32GB以上 |
| ストレージ | NVMe M.2 SSD 1TB以上 |
| OS | 使用する動画編集ソフトに合わせてWindowsまたはMac |
この構成であれば、4K動画編集を始めるための実用的な土台として考えやすくなります。
ただし、編集内容によって必要な性能は変わります。After Effectsを多用する場合はメモリ64GB、DaVinci Resolveで高度なカラーグレーディングを行う場合は、さらに高性能なGPUを選ぶなど、用途に応じてスペックを上げていくとよいでしょう。
4K動画編集をさらに快適にする「プロキシ編集」
高性能なパソコンを使用していても、4K・高フレームレートの素材や、複数のエフェクトを重ねたタイムラインでは、プレビューが重くなることがあります。
そんなときに役立つのが「プロキシ編集」です。
プロキシとは、編集時だけ元の4K素材を軽量なデータに置き換えて作業する方法です。編集作業では軽いプロキシ素材を使い、最終的な書き出しでは元の高解像度素材を使用します。パソコンへの負荷を抑えながら編集できるため、4K動画を扱う人は覚えておきたい方法のひとつです。
ただし、プロキシ素材は元の4K映像よりも画質が低いため、細かなディテールや色を確認する作業には向いていない場合があります。そのため、最初から「プロキシを使えばいいから低スペックのパソコンで大丈夫」と考えるのではなく、可能な限り実際の4K素材を使って編集できる性能のパソコンを選ぶのが理想です。
4K動画編集ではモニター選びも重要
4K動画編集では、パソコン本体だけでなくモニターも重要です。1台のモニターにタイムライン、素材、エフェクト、プレビュー画面などをすべて表示すると、どうしても作業スペースが狭くなります。そこで、デュアルディスプレイ環境にして、メインモニターはタイムラインや編集操作、サブモニターは動画プレビューというように役割を分けると、作業効率を上げやすくなります。
また、カラーグレーディングを行う場合は、色を正確に表示できるカラーマネジメント対応モニターも重要です。動画編集では、パソコンの処理性能だけでなく、どのような画面で映像を確認するかも完成した動画の品質に関係してきます。
RAW現像や動画編集におすすめのモニターは別記事にまとめてあります。

RAW現像・写真編集におすすめのPCモニター・ディスプレイ!選び方の基準も徹底解説
「RAW現像」「写真編集」用に液晶モニターを買ったので記事にしました。あわせておすすめのディスプレイも紹介してみます。
【2026年最新】4K動画編集におすすめのパソコン
ここからは、これまで紹介したスペックを基準に、4K動画編集用として検討しやすいパソコンを紹介します。パソコンは同じシリーズでも、CPUやGPU、メモリ、SSDなどの構成によって性能が大きく変わります。そのため、ここではシリーズの特徴と構成例を紹介します。購入時には、実際に販売されている構成や価格を確認してください。
① マウスコンピューター「DAIV FXシリーズ」
マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」は、動画編集や写真編集などのクリエイティブ用途を想定したパソコンシリーズです。4K動画編集を本格的に行いたい人から、ハイアマチュアまで幅広く検討しやすいシリーズです。
構成例
- CPU:Core i7
- GPU:RTX 4070 SUPER
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB NVMe SSD
| CPU | Core Ultra 7 プロセッサー 265K |
| GPU | GeForce RTX™ 5070Ti |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 1TB ~ |
| 価格 | 479,800~ |
| リンク | 販売ページ |
CPUにCore Ultra 7 プロセッサー 265K 、GPUにGeForce RTX™ 5070Tiという高性能モデルです。高解像データ編集や、AI生成を強化したいクリエイターにはぴったりのモデルです。一般ユーザーだけでなく、プロレベルでもこのスペックで大きな不満を感じることはないはずです。50万円弱は決して「安い」と言い切れませんが、国産+3年保証+24時間サポートが得られると思えば安心感は強いです。
4K動画編集ではCPUやGPUだけでなく、メモリやストレージも重要になります。そのため、こうしたバランスの取れた構成は、4K動画編集用として使いやすいでしょう。
DAIVシリーズには、スタジオ内での移動やデスク下からの引き出しなどを考慮したハンドルやキャスター付きケースを採用したモデルもあります。動画編集用パソコンは高性能になるほど本体が大きく重くなりやすいため、単純なスペックだけでなく、こうした使い勝手にも注目したいところです。
また、標準で3年間のセンドバック修理保証や24時間365日の電話サポートが付帯する構成もあり、購入後のサポートを重視する人にとっても検討しやすいメーカーです。

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② ドスパラ ・GALLERIA
ドスパラの「GALLERIA」はゲーミング向けですが、高性能を生かして動画編集や写真編集などのクリエイティブ用途にも応用がきくパソコンブランドです。コストパフォーマンスを重視したモデルも多く、できるだけ予算を抑えながら4K動画編集環境を構築したい人に向いています。
構成例
- CPU:Ryzen 7
- GPU:RTX 4060 Ti 16GB
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB NVMe SSD

| CPU | Core i7-14700F |
| GPU | GeForce RTX™ 5070 |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 1TB ~ |
| 価格 | 254,980~ |
| リンク | 販売ページ |
CPUにCore i7-14700F 、GPUにGeForce RTX 5070を搭載したモデルです。メモリは16GBと心もとないですが、その分価格はグンと抑えられているのが特徴。16GB→32GBに変更しても予算に余裕が出るパターンもあるでしょう。これくらいの性能があれば内容にもよりますが4K編集は快適です。
GPUのVRAM容量を重視したい場合、VRAM 16GBのRTX 5060 Tiを搭載した構成は候補になります。DaVinci ResolveなどGPUを多用するソフトを使う場合は、単純にGPUの型番だけを見るのではなく、VRAM容量も確認しておきましょう。
③ FRONTIER
できるだけコストパフォーマンスを重視して4K動画編集用のデスクトップパソコンを選びたいなら、FRONTIERのモデルも候補になります。FRONTIERは期間限定セールを頻繁に行っているため、タイミングによっては高性能なCPUやGPUを搭載したモデルを比較的手頃な価格で購入できる場合があります。
構成例
- CPU:Core i7
- GPU:RTX 4070 SUPER
- メモリ:32GB
- ストレージ:2TB SSD
| CPU | Ryzen 7 9700X |
| GPU | GeForce RTX 5070Ti |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB SSD |
| 価格 | 379,800円 |
| リンク | 公式サイト |
Ryzen 7 9700XとGeForce RTX 5070Tiなら、やりたいことは大抵できる!高解像ゲーミング、配信、VR、AI生成など幅広いジャンルで活躍してくれることは間違いありません。メモリも32GB搭載でマルチタスクや大量のタブを開いても安心。
大容量SSDや上位クラスの電源ユニットなどを搭載したモデルを、セール価格で購入できることがあるのも魅力です。また、国内で組み立てを行っている点を重視する人にも向いています。ただし、セール内容や搭載パーツは時期によって変わるため、購入時には最新の構成と価格を確認してください。
4K動画編集用パソコンは「高ければいい」わけではない
4K動画編集用パソコンを選ぶときにありがちな失敗が、「とにかく一番高性能なパソコンを買えば安心」と考えてしまうことです。
もちろん、高性能なパソコンほど処理に余裕があります。しかし、実際に必要となるスペックは、動画編集の内容によって大きく変わります。例えば、4K動画をカットしてテロップやBGMを入れる程度であれば、映像制作のプロが使用するような最上位構成までは必要ない場合があります。
一方で、
- 大量の4K素材を扱う
- 複数の4K映像を重ねる
- 複雑なエフェクトを使用する
- カラーグレーディングを本格的に行う
- After Effectsでモーショングラフィックスを制作する
- 長時間の動画を書き出す
といった作業を行うなら、CPUやGPU、メモリに余裕を持たせたほうが快適です。つまり、重要なのは「最高スペックのパソコンを買うこと」ではありません。
自分がどのような4K動画を編集するのかを考えて、それに合ったスペックを選ぶことが大切です。
4K動画編集用パソコンを選ぶときのチェックポイント
最後に、4K動画編集用パソコンを購入するときに確認しておきたいポイントをまとめます。
使用する動画編集ソフトを決める
まずは、DaVinci Resolve、Adobe After Effects、Final Cut Proなど、自分が使用するソフトを決めましょう。ソフトによってCPU、GPU、メモリなどの重要度が変わるためです。
CPUだけで判断しない
「Core i7だから4K動画編集に十分」とは限りません。GPUやメモリ、SSDなども含めて、パソコン全体の構成を確認しましょう。
GPUはVRAMも確認する
特にDaVinci ResolveなどGPUを多用するソフトでは、GPU性能だけでなくVRAM容量も重要です。4K動画編集ならVRAM 8GB以上をひとつの目安にするとよいでしょう。
メモリは32GB以上を検討する
4K動画編集では、16GBよりも32GB以上のほうが余裕があります。After Effectsなどメモリ消費の大きいソフトを使用する場合は、64GB以上も検討してください。
SSDは容量だけでなく速度も確認する
4K動画はファイルサイズが大きくなりやすいため、1TB以上をひとつの目安にしましょう。さらに、編集中の素材を快適に扱うためには、高速なNVMe M.2 SSDがおすすめです。
まとめ:4K動画編集用パソコンは8コア・VRAM 8GB・メモリ32GBがひとつの基準
4K動画編集を快適に行うための基本的な構成をまとめると、以下のようになります。
- CPU:8コア以上のCore i7 / Core Ultra 7 / Ryzen 7クラス
- GPU:VRAM 8GB以上のGeForce RTXシリーズ
- メモリ:32GB以上
- ストレージ:高速なNVMe M.2 SSD 1TB以上
さらに、After Effectsを本格的に使うなら64GB以上のメモリ、DaVinci Resolveで高度な映像処理やカラーグレーディングを行うなら、より高性能なGPUを検討するとよいでしょう。
4K動画編集では、CPUだけを見てパソコンを選ぶのではなく、CPU・GPU・メモリ・SSDのバランスを見ることが重要です。
また、パソコンの性能だけでなく、プロキシ編集やデュアルディスプレイなどの環境を整えることでも、編集作業を快適にできます。「4K動画を編集したいけれど、どのくらいのパソコンを買えばいいのかわからない」という場合は、まず使用する編集ソフトを決め、そのソフトが必要とする性能から逆算していくと失敗しにくくなります。
これから4K動画編集を始めるのであれば、8コア以上のCPU、VRAM 8GB以上のGPU、32GB以上のメモリ、高速なNVMe SSD 1TB以上をひとつの基準として、予算と用途に合わせて構成を調整してみてください。
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