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初めてのCopilot+ PC!ASUS Vivobook S 15 S5507QAをレビューしてみた

ASUS Vivobook S 15 S5507QAをレビューします。(機材貸出元:ASUS JAPAN)

Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサーを搭載した、ASUS初となるCopilot+ PCです。ノートパソコンに標準でAI機能が盛り込まれており、画像生成や翻訳など各種AIタスクをオフラインでも使用できるようになっているのが特徴です!15.6型有機ELディスプレイ搭載の本体重量は約1.42kgで省電力性にも優れているのも嬉しいポイント。このパソコン…これまでのとはチョット違うぞ。。

各種ベンチマークテストの結果や感想を書いていきますので参考にしてください。

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ASUS クリエイター向け製品

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ディスプレイ15.6型2,880×1,620
(OLED/120Hz/DCI-P3 100%)
CPUSnapdragon® X Elite X1E-78-100
チップセットQualcomm® Hexagon™ NPU 45TOPS
GPUQualcomm® Adreno™ GPU (CPU内蔵)
メモリ32GB
ストレージ1TB Gen4
リンクASUS Store

スペックシートを見てみると見慣れない用語が並んでいますが、標準的なノートパソコンと本製品がちがうのが「AI機能」が搭載されていること。

AI機能については否定的な意見をお持ちの方もいるでしょうし、イマイチよくわからない存在というイメージがあるのも事実かもしれません。「まだいいや…」と思っている人に言いたいのですが、インターネットの普及や携帯電話が普及したときのような大きな波がAIにも来ているということだけは知っておいたほうが良いかもしれません。

日常のタスクをサポートしてくれたり、ファイルを探してくれたり、翻訳や画像生成など、今を生きる人にとっては当たり前になってくる機能が購入した日から使えるのがVivobook S 15です。もちろんソフト面だけでなく、ハード面も素晴らしいので是非最後まで読んでいってもらえると嬉しいです。

  • 様々なAI機能に対応
  • NPUは驚異的な45TOPSを実現
  • プロクオリティの有機ELディスプレイを搭載
  • 約1.42kg、ロングバッテリーでモバイルにも最適

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You Tubeレビュー動画

YouTubeでも解説していますので、よければ参考にしてください。高評価やチャンネル登録もお願いします!

 

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化粧箱は環境に配慮した感じのやつ。これに最新のCopilot+ PCが入っていると思うと高揚感を覚えますね。

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サイズは幅352.6mm×奥行き226.9mm×高さ14.7~15.9mm、メタルボディでありながら重量は約1.42kgです。省電力性に優れたCPUが採用されているますし、70Wh大容量バッテリーのおかげで長時間の作業が電源なしで行えます。万が一電源が切れていてもUSB Type-Cで充電が行えますし急速充電(49分で60%)にも対応しています。

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金属筐体で剛性も高く、米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格(MIL-STD 810H)に準拠したテストをクリアしています。持ち運び時のショックにも強い構造になっているのは嬉しいですよね。

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キーボードは1つ1つのキーがしっかりとしたサイズになっており、確実にタイピングが行えると感じました。トラックパッドも大きくマウス無しの作業も割と快適ですね。

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ASUS Vivobook S 15 S5507QAの魅力の1つに、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載している点があります。DCI-P3 100%、sRGBは133%の広い色域に対応しており、プログレードの忠実な編集作業が行えます。真の黒を表現できるのもポイントでしょう。

また0.2msの応答速度、120Hzリフレッシュレートにも対応!動きの速いアクションゲームなどでもクリアで滑らかな映像を楽しむことが可能になっています。しかも解像度は2,880×1,620ドット…作業性も抜群とあれば完璧に近いモニターと言っても過言ではないでしょう。

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インターフェースは、HDMI、microSDメモリーカード、:USB4 (Type-C/Power Delivery対応)×2、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2と余裕のある数が用意されています。USB4で高速デバイスとの接続も可能なのが嬉しいですね。。

 

CPU(AI)機能

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キーボードにAI機能がすぐに使えるようになる「Copilotキー」を搭載しています。ユーザーのアイデアの処理や整理、生産性や創造性を高めてくれます。ちなみに一部機能を紹介すると…

  • Recall:定期的に自動でスクリーンショット
  • Cocreator:ペイントでイメージクリエーターを使用してAIアートを生成
  • Live Captions:音声をリアルタイムに書き出し(難聴者のサポートや議事録作成)

Recallなんかなスクリーンショットを撮ることでアクティビティーを追跡できるようになる。これにより「昨日の昼間に扱ってたアレどこだっけ」みたいなことを回顧できるようになる。ただ人によっては監視されていると感じる人もいるようで、出荷時に機能はオフ、ユーザーが自らオンにすることで使えるようにするなど配慮もされている。

また企業側では情報漏洩などの懸念もあると思いますが、一部のファイルはAIに学習させない(使わせない)といったこともできるようで安全面をアピールしています。

Recall(回顧)機能は、セキュリティ上の問題で提供が見送られています。今後Windows Updateにて使用可能になる予定です。

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ちなみにAI機能専用のNPU「Qualcomm Hexagon NPU」は45TOPS(毎秒45兆回)の処理が行えるらしい。これがどれくらい凄いかというと、Appleが発表した最新モデル「M4 iPad Pro」に搭載されているNeural Engineの毎秒38兆回を上回るレベルです。処理能力には期待しちゃっていいはずです。

 

RAW現像

実行速度をテストするために無料ソフトのRawTherapeeを使って100枚のRAW現像にかかった時間を計測しました。

モデルCPU時間
Vivobook S 15 S5507QASnapdragon X Elite3分26秒
Zenbook S 13 OLEDCore Ultra 7 155U3分08秒
DAIV Z4Core i7-1360P2分29秒
ZenBook 13 OLEDCore i7-1165G74分43秒
G-Tune E5Core i7-13650HX2分24秒

RAW現像処理時間は100枚で3分26秒で処理を完了しています。処理能力単体で見るとCore Ultra 7 155Uや、本格的な性能を持つCore i7-13650HXには適いませんね…少なくとも過去販売されたCPUから見ても目劣りする部分は多少ありますね。

搭載されているSnapdragon X Elite X1E-78-100プロセッサーは、AI処理向けに設計されたCPUでもあるので役回りが少し違うのかもしれません。単純にパワーで押し切りたい人が選ぶモデルじゃないかもしれませんが、長時間のバッテリーもちや、AIによる処理を効率的に行いたいという人なら良いのかも。

 

ゲーム性能/FF15

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モデル設定結果
Vivobook S 15 S5507QA
(Snapdragon X Elite)
1920×1080(軽量品質)3007(普通)
Zenbook S 13 OLED
(Core Ultra 7)
1920×1080(軽量品質)2716(やや重い)
DAIV Z4
(Core i7-1360P)
1280×720(軽量品質)3845(普通)
ZenBook 13
(Core i7-1165G7)
1280×720(軽量品質)3117(普通)
Razer Blade 13
(GTX1650)
1920×1080(標準品質)4271(普通)

FF15はフルHD軽量設定で普通という結果になりました。個人的には期待以上のスコアが出ていると感じますが、本格的なゲーミング性能を持っているというのは無理があります。最新ゲームを快適に遊びたいのであれば、ゲーミングパソコンを選ぶのが今のところ正解ということになりそうです。

ただ、マイクラなどの軽めのゲームなら録画しながら遊べたりもするので、目的に合わせて選択することをおすすめします。

▼AIと一緒にマイクラを攻略してみた

 

ほとんどの処理を快適に行えるパフォーマンスを持っています。しかも高効率で美麗な有機ELディスプレイ+ロングライフバッテリーというオマケつき。これまでのWindowsに足りなかったものを補ってくれた印象は強いです。

ゲームや高度な動画編集なんかを行わない一般ユーザー、オフラインでAI機能(翻訳とか)を使いたいビジネスパーソンには結構おススメできるんじゃないかと思いますね。

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ただし注意点もあって、CPUに採用されているSnapdragon X Eliteでは使えないソフトがあるということです。これまでのインテルプロセッサー(x86)と異なる規格(ARM)で設計されているんですね。今回利用したほとんどのソフトは問題なく動作しましたが、一部未対応のモノももちろんあります。最適化がまだ進み切っていない感じですね。

なので「このソフトだけは絶対動いてもらわないと困る」「自社アプリは動いてくれるか心配…」みたいな人には、まだまだ勧めづらい状況なのかなと思います。今後1~2年で最適化も進んでくるとは思いますが、急いで飛びつくのではなく冷静に判断をしていきたいところです。

ただマイクラ攻略のところでも見てもらいましたが、ゲームはもちろん、配信ソフトのOBSやマイクでの通話機能なんかも普通に使えます。リスクを絶対に避けたい人は回避すべきかもしれませんが、一般ユーザーならそこまで気にならないかもしれません。

 

AI機能による検索、イラスト、翻訳、編集作業など二人三脚で作業を完遂していくのは完全に新しいスタイルだと思います。まだAI機能としてはハシリの部分だとは思いますが、すでに多くの分野で活躍が期待できる状態になっていると感じました。AIはこれからの分野だからこそ早いタイミングで使い始めている人、そうでない人とは大きな差が生まれてくるでしょう。特に企業やビジネス分野においては無視できないところまできていると感じます。僕も近いうちに本モデルのようなAI搭載PCを入手したいと感じましたよ!

 

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はるか

ゆるふわ写真好きの「はるか」です。 カメラやパソコンに関する情報を発信!わかりやすく丁寧なレビューを心掛けています。 ご質問、ご依頼は問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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