マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-B」をレビューします。(機材貸出元:マウスコンピューター)
14型フルHD(1,920×1,080)を採用した薄型軽量モデル(重量約1.41kg)です。CPUはCore i7-136250H×GeForce RTX4050で従来モデルよりもパフォーマンスを高めています。画像やイラストをはじめ、カジュアルにオンラインゲームや動画編集なども楽しめます。なによりもホワイトのカラーリングがおしゃれで持ち出したいという気持ちにさせてくれるモデルです。
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※記事では独自に集計したデータを活用する場合があります
目次
DAIV R4 レビュー
マウスコンピューターの展開するブランドは、一般向けの「mouse」、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」とあります。
今回紹介する「DAIV R4シリーズ」は、クリエイター向けブランド「DAIV」の新モデルです。従来モデルは約17万円あたりでしたのでお値段は少し上がってしまいましたが、昨今の事情を考えれば仕方がないことかもしれません。そのかわり性能は引き上げられていますので、より高負荷な作業にも耐えられるようになっています。
メモ
- 14型フルHDモニター採用(sRGB比 100%)
- Core i7-13620H搭載
- GeForce RTX4050搭載
- ホワイトの筐体がおしゃれ!
- 出先でのクリエイティブ作業も快適
- 税込¥199,800~
YouTube レビュー
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開封、外観チェック
化粧箱はかなりコンパクトで店舗購入でも負担なく持ち帰れそうな感じです。
筐体はホワイトで見た目にも清潔感が漂っています。素材は樹脂製だと思いますが、軽さにつながっているのでOK。ただし相当気をつかわないとすぐに汚れてしまいそうなくらい白い印象…これが驚きの白さか。。
底面には2基のファンを搭載しており思った以上にパワフルに動作します。つまりうるさいということでもあるのですが高めの性能と冷却性能を天秤にかけたら仕方ないかもしれません。モバイル先で編集作業などを行う人は少し設定を見直すなど必要になるかもしれません。
本体内部はGen4 SSDを2本搭載できるようです。カスタマイズで追加するほか、自身で作業が可能な人は容量を簡単に確保できるようになっています。データ容量が増えがちなクリエイターには嬉しい仕様ですね。
付属品
150W ACアダプターが付属しています。とてもコンパクトで持ち歩きの負担も小さそうです。ちなみにバッテリー駆動時間も約11.5時間と長く、Thunderbolt 4やUSB PD対応機器が使えるのもポイント。
キーボード
日本語キーボードは各キーしっかりとした大きさで打ちやすいです。ちなみにキーピッチが約19mm、キーストロークが約1.2mmです。バックライトも装備していますがテンキーは非搭載。打鍵感はやや軽くプラスチッキーな印象でした。
インターフェース
インターフェースにはHDMIやUSBをはじめ一通りそろっている印象。またフルサイズSDカードリーダーを標準搭載しているのでフォトグラファーをはじめデータ転送の機会が多いクリエイターには助かります。Thunderboltもあるし小さい筐体でコレだけしっかり搭載してくるのは流石!
モニター
sRGB比 100%の広色域パネルなので色再現、正確性も信頼がおけます。イラスト、写真、動画編集、WEBコンテンツ制作など様々な用途で使えるでしょう。フルHDなのでややドット感はありますが発色は自然です。
DAIV R4 性能チェック
CPU性能:Core i7-13620H
CPU | PASSMARKスコア |
Core i7-13700H | 29653 |
Core i7-13620H | 25068 |
Core i7-12700H | 26808 |
Core i7-12650H | 22642 |
Core i7-10750H | 12617 |
Ryzen 7 7735HS | 24391 |
CPUはCore i7-13620Hが採用されています。従来モデルに採用されていたCore i7-12650Hと比較すると10%くらい性能アップが期待できます。
Core i7-13700H/12700Hあたりと比較すると少し低い数字にはなりますが、行える作業が変わるというほどではありません。どうしても最新モデルじゃないとダメとか、ベンチマークテストの結果を神経質にとらえる人には向きませんが、ライトユーザーや趣味使いとしてなら問題ないでしょう。
GPU性能:Geforce RTX4050
モデル | 設定 | 結果 |
G-Tune P6-I7G60BK-A (RTX4060) | 1920×1080(標準設定) | 12910(非常に快適) |
3840×2160(標準品質) | 4457(普通) | |
G-Tune P6-I7G50BK-A (RTX4050) | 1920×1080(標準設定) | 11543(とても快適) |
3840×2160(標準品質) | 4111(普通) | |
DAIV R4-I7G50WT-B (RTX4050) | 1920×1080(標準設定) | 8546(快適) |
3840×2160(標準品質) | 3113(普通) | |
DAIV R4-I7G50WT-A (RTX3050) | 1920×1080(標準設定) | 7131(普通) |
mouse K7 (GTX1650) | 1920×1080(標準設定) | 5552(やや快適) |
従来モデルのGeforce RTX3050→4050に変更されているのがDAIV R4のトピックかもしれません。
従来モデルでは、フルHD(標準設定)領域から出られないところもありましたが、最新モデルに搭載されているGeForce RTX4050ならフルHD(標準設定)で快適、4K設定でも普通とワンランク上の快適性が得られます。ただしRTX4050搭載モデルにしてはスコアが低め…コンパクトな筐体が影響しているのかもしれません。
GeForce GTX1650/RTX3050あたりのエントリークラスにありがちな我慢も必要なさそうですので、そういう意味でのストレスはかなり軽減されると思います。人気のバトロワ系とかなら結構遊べちゃうんじゃないですかね。
ちなみにゲーミング性能もモバイル性も重視したいのであれば「DAIV S4シリーズ」もおすすめですよ!
クリエイト性能
RAW現像
モデル | CPU | 時間 |
DAIV S4 | Core i7-13700H | 2分29秒 |
DAIV R4-I7G50WT-B | Core i7-13620H | 2分36秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H | 2分48秒 |
DAIV R4(旧) | Core i7-12650H | 2分40秒 |
DAIV 5N | Core i7-11800H | 3分04秒 |
mouse K5 | Core i7-10750H | 2分29秒 |
100枚のRAW現像処理時間は2分36秒ほどで、Core i7-12700H/Core i7-13700Hとの差もほとんどありません。逆に従来モデルのCore i7-12650Hとも意識するほどの差はありません。
Core i7-13620Hの傾向としては、上位CPUと比較するとマルチ性能はやや低いものの、シングル性能は高めですので多くの作業で快適性を得られます。逆に動画編集などでは差がついてしまう可能性があります。
動画編集性能もチェック
ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画をResolveで書出す時間を計測しました。
モデル | パーツ構成 | 時間 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 1分24秒 |
DAIV R4-I7G50WT-B | Core i7-13620H×RTX4050 | 1分49秒 |
G-Tune P6 | Core i7-12650H×RTX4050 | 1分26秒 |
DAIV 6P-RT | Core i7-12700H×RTX3050Ti | 1分38秒 |
DAIV S4 | Core i7-1260P×GTX1650 | 4分09秒 |
書き出し時間的は1分49秒です。フルHDクラスの動画編集なら問題なく行える印象ですね。性能的に軽めの高解像動画編集なら耐えられると思いますが、あくまでもフルHDクラスをカバーする程度と考えておくほうが無難でしょう。
これって数年前のデスクトップ並みのパワーがあるってことですので時代の進化はすさまじいですね。本格派のサブパソコンとして、ライトユーザーならメインパソコンとして活躍してくれると思います。
DAIV R4 感想/評価
メリット | ・高めのパフォーマンスを発揮 ・ホワイトカラーがおしゃれ ・モバイル性能が高い ・ライト層から一歩上を狙える |
デメリット | ・こだわっていくと不満が出るかも ・お値段がやや高め ・GPU性能は理論値より低め ・動作音はやや大きいかも |
DAIV R4シリーズの良い所は、そこそこ高いパフォーマンスを持ち歩ける点ですね。自宅での仕事、オンラインゲームなど、パソコンを使用するタイミングっていつでもありますし、思い立った瞬間に使えるのはめちゃくちゃ便利だと思います。これまでのライト層よりも一歩上の性能は確実にあると思いますし、ある程度のところまでは性能的にも満足できるはずです。
逆にこだわりが強くなってきたら性能不足を感じる可能性もあるのが怖いところでしょうか?特にグラフィック性能はRTX4050を限界まで引き出せているとは言えないので、気になる人は別モデルを選ぶことをおすすめします。あとRTX4050搭載モデルって15万円前後から購入できることもあるので20万円にせまる値段設定は強気だ…と感じてしまいます。もちろんインターフェースやSSDスロットなど良い面も沢山あるんですが伝わるか少し心配。
DAIV R4はこんな人におすすめ!
- そこそこの処理能力が欲しい人
- 持ち歩く機会が多い人
- RAW現像や動画編集もしたい人
- 息抜き程度にはゲームをしたい人
- おしゃれなPCが欲しい人
マウスコンピューターのDAIV R4シリーズは、初心者~中級者あたりにおすすめのモデルだと思います。
そこそこ高い性能をもっているので、写真や動画の編集やゲームなど広い用途で使えます。14型で持ち出しもしやすいですし、気楽にアイデアを形にできるのはポイントが高いですね。フットワークと性能をバランスよく配合していると思います。価格は少しお高いですが、標準で3年間のメーカー保証がつく安心感もあります。学生さんのはじめての1台としても最適だと思いますよ!
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