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G-Tune PG(EL-B)レビュー!第12世代インテルCPU搭載で性能がアップしたコンパクトゲーミング

※2023年4月11日より型番が「G-Tune PGシリーズ」へと変更になりました。

メーカーより「G-Tune PG-I5G50」(旧G-Tune EL-B)をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)

インテル第12世代Core i5-12400FにGeForce RTX3050の構成で、コスパを良くゲームを楽しめるデスクトップパソコンです。写真編集や動画編集、実況配信なども楽しめ、ハンドル付きのコンパクトボディなので移動も楽です。設置場所は限られているけど性能には妥協したくないというユーザーにおすすめです。

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G-Tune PG(EL-B)の特徴とスペック

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マウスコンピューターが展開するゲーミングモデルが「G-Tune」です。

ゲームは高負荷がかかる作業なので、性能不足だと快適にプレイができません。しかもどれくらいのスペックが必要なのか理解しづらく選びにくい・・という声も少なからずあります。このモデルはそうした問題を解決してくれ、コンパクトなので設置場所を選ばないというメリットがあります。

最新パーツをふんだんに採用しているので、パフォーマンスも高いです。初心者~中級者あたりを狙った製品でしょうが、RAW現像や動画編集などマルチユースに使える1台でもあります。

G-Tune PG(EL-B)の特徴をまとめるとこんな感じです。

  • コスパよくゲームを楽しめる!
  • ほとんどユーザーにとって十分なスペック!
  • 意外と多用途に使えてしまう性能!
  • 初めてのゲーミングPCとしてもおすすめ!
  • ゲーマーの意見を反映して設計されている!

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はるペン
気楽に遊べるPCです

 

G-Tune PG(EL-B) パーツ構成・スペック

G-Tune PL-B

CPU:  Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX3050
メモリ:16GB
ストレージ:512GB NVMe SSD
電源:500W【80PLUS BRONZE】
サイズ:約180×405×330
重量:約7.2kg

公式サイトで仕様を確認する

写真動画編集ゲーム

G-Tune PG(EL-B)は、コスパよくゲームが楽しめるモデルです。

メインはフルHDクラスの処理になるかと思いますが、いざという時には軽めの高解像データ編集などにも耐えられそうなスペックです。メモリも16GBと十分ですし、コンパクトですから自宅内を移動しながら使うようなこともできます。ハンドル付きですし、重量も7kg強ですから、車や電車を使って持ち運ぶ・・なんて力業も無理ではありません(する人は少ないと思いますが…)

 

G-Tune PG ラインナップ

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ラインナップはいくつか用意されていますが、型番が非常に似ていますので間違わないように注意してください。下位モデルはCore i5-13400Fを、上位モデルはCore i7-13700Fを採用。用途や予算に合わせてGPUを選択できます。

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G-Tune PG(EL-B)外観チェック

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G-Tune PG(EL-B)の梱包はシンプルかつ丁寧な印象です。付属品も電源コードと保証書、説明書くらいな。セットアップさえ行ってしまえば到着してすぐに使うことができます。

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ゲーミングパソコンですがとてもコンパクトです。フロントの赤いラインにはLEDが仕込まれており、電源をオンすると光るようになっていました。

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ハンドルを装備しているので女性でも割と簡単に設置ができると思います。電源ボタンはサイドに設置してあります。パソコンをデスク右側に置くつもりの人は、電源ボタンやUSB類へのアクセスが少ししづらいかもしれませんね。

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内部を確認したところ大き目のファンが設置されていました。最近のマウスコンピューターは、より冷却性にこだわっているのかファンが標準搭載でも多めになっている気がします。その分、価格にもしっかりのってくるのですが、パフォーマンスを維持するためには必要なことです。

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PC後側にある排熱用のファン、CPUファンはコンパクトです。負荷がかかると音が大きくなってしまうのはコンパクトなパソコンの宿命かもしれません。

 

G-Tune PG(EL-B) 性能チェック

CPU性能チェック

まずはPASSMARKが公開しているスコアをチェックしましょう。

CPUスコア
Core i7-1370040372
Core i5-1340025872
Core i7-1270032016
Core i5-1240019959
Core i3-12100F14442

G-Tune PGには、第13世代インテルCPUが採用されています。性能の高いCore i7-13700ならGPUの性能を余すところなく発揮できますし、効率的に画像や動画の編集も行えるようになっています。Core i5-13400Fも申し分ない性能ではありますが、個人的にはもう少し高いスコアを期待していました。

GPU性能:GeForce RTX3050

G-Tune EL-BのGPUは、最新技術に対応したGeForce RTX3050です。フルHDクラスなら大抵のゲームは問題なく動作させることが可能でしょう。

FF15のゲームスコア

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モデル(GPU)設定スコア
G-Tune EL-B
(RTX3050)
1920×1080(標準品質)8715(とても快適)
3840×2160(標準品質)3186(普通)
G-Tune HM-B
(RTX3060)
1920×1080(標準品質)11583(とても快適)
3840×2160(標準品質)4240(普通)
raytrek ZS
(RTX3050)
1920×1080(標準品質)8736(快適)
3840×2160(標準品質)3200(普通)

FF15のスコアは4K標準設定でも普通という結果になりました。グレードとしては普通ですが、結果的には高設定でもそれなりに遊べてしまいそうな雰囲気があります。同じRTX3050を搭載したライバル(raytrek ZS)にも負けていないので、しっかりと性能が出ていることも伝わってきます。

上位のRTX3060とは差がかなりありますので、ゲーミング性能を重視するならRTX3060以上がおすすめですね。

クリエイト性能をチェック

RAW現像

100枚のRAW現像にかかった時間を計測します。(2000万画素クラス APS-C機のデータ)

CPU処理時間
Core i7-137002分16秒
Core i5-134002分39秒
Core i7-127002分16秒
Core i5-124002分24秒
Core i5-114003分03秒
Ryzen 5 5600X2分43秒
Ryzen 5 36003分59秒

第13世代Core i7-13700と第12世代Core i7-12700の処理時間に差が見られませんでした。Core i5-13400搭載モデルでも結果は数十秒待たされる程度にとどまっています。最近のCPUは、よほどこだわった処理を行わないのであれば画像処理に関しては問題ないレベルに達しています。

下位モデル(Core i5搭載)でもメモリは標準で16GB搭載していますし、少なくとも趣味レベルで困るようなことはないはず。RAW現像もしっかり楽しみたいという人も検討してもらって大丈夫だと思います。(ただし高解像カメラを使っているようなセミプロレベルの人はCore i7を選択しましょう…)

 

動画編集

Resolveを使って動画編集のテストを行いました。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の4Kデータをレンダリング(フルHD)の時間を測定しています。

モデル構成処理時間
G-Tune EL-BCore i5-12400F×RTX30501分53秒
G-Tune HM-BCore i5-12400×RTX30602分40秒
DAIV Z7(新)Core i7-12700×RTX30601分12秒
DAIV Z7(旧)Core i7-11700×RTX30602分05秒
G-Tune XM-ZCore i7-10700K×RTX30701分35秒
GALLERIA XA7R-R36Ryzen 7 3700X×RTX30601分36秒

動画の書き出し時間は1分53秒でした。クリエイト作業でも安定して結果が残せていますね。

パーツ構成からしてフルHDクラスなら問題なく処理が行えることはわかっていましたが、これだけ良好な結果が出ていると安心してすすめられるパソコンだと思います。本格的な編集作業を行うのは難しいかもしれませんが、一般ユーザーならまず問題ないパフォーマンスだと思います。ここから動画配信を始めていくなんていうチャレンジも楽しいでしょう。

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Blackmagik RAW Speed Test

 

ストレージの性能・容量ともに問題なし!

G-Tune EL-Bのメインストレージは512GB NVMe SSDです。転送速度が高速なタイプですので、パソコンの起動も速く、サクサク使うことができます。

SSDの転送速度は3000MB/s以上が出ていました。これはこのクラスだとかなり速いほうだと思います。

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【転送(読み込み)速度理論値】

  • HDD→200MB/s
  • SATA SSD→600MB/s
  • 一般的なNVMe SSD→2000MB/s
  • 高性能なNVMe SSD→3500MB/s

ちなみに速度にこだわるなら、SAMSUNG PM9A1 / M.2 PCIe Gen4 x4 接続というタイプを選びましょう。記事執筆時点では1万円ほどの追加領域んで最大6,700MB/sの連続読み出し性能を狙えます。ストレージは後から交換するのが大変なので、注文時にカスタマイズしておくのは価値があると思います。

 

G-Tune PG(EL-B) トータルスコア

続いては、CPU、GPU、メモリ(RAM)、ストレージのパフォーマンスチェックのために「Novabench」でテストします。

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モデルG-Tune EL-B
総合3339
CPU1698
GPU1130
RAM285
Disk226

ミドルクラスらしいスコアが出ており、数年は安心して使えるでしょう。パーツ構成からの理論値がしっかり出ている(なんあらちょい良好)のは好印象です。

G-Tune PG(EL-B)感想や評価

G-Tune EL-B メリット

  • パフォーマンスがほどよく高い
  • コンパクトな筐体を採用(移動・設置が楽)
  • ゲーム、写真、動画など多用途に使える

G-Tune EL-Bは、ベンチテストでも良好な結果が出ており、多用途で安心して使えるパソコンに仕上がっていると感じます。

コンパクトな筐体は設置場所を選びませんし、部屋の雰囲気をこわすようなこともありません。移動も楽なので、模様替えや引っ越しにも対応できるのはメリットです。使い手を選ばないという意味でも、広くおすすめできるパソコンだと思います。

 

G-Tune EL-B デメリット

  • 静音性にはやや欠ける
  • ストレージ容量が足りないかも
  • カスタマイズ性は乏しい

G-Tune EL-Bは、小さいというメリットがある一方で、様々なデメリットにもつながっています。物理的に小さいのでカスタマイズ性が乏しかったり、静穏性がイマイチだったりします。ストレージ容量も500GB程度では必ず不足すると思いますので、最低でも2TB HDDあたりを追加するのがおすすめです。

 

G-Tune PG(EL-B)をおすすめしたい人

G-Tune PL-B

  • コンパクトなPCが欲しい人
  • 写真、動画編集など多用途に使いたい人
  • 重量級のデータは扱わない人
  • ゲームをそこそこ遊びたい人
  • 実況配信、動画配信を始めたい人

詳しくはコチラ

G-Tune PG-I5G50(旧G-Tune EL-B)を紹介してきました。

コンパクトなパソコンは組むのも大変なので費用がかさみがちですが、このモデルは20万円を切る価格で頑張っていると思います。最近はPCパーツの高騰や為替の影響で、パソコンの価格が上がっているので買うタイミングの判断が難しいところもありますが…

スペックと価格だけを見るなら他にも安いパソコンはありそうですが、しっかり性能が出ているという意味では投資する価値はあると思います。マウスコンピューターの特徴としてサポートの強さがありますし、レビュー機も冷却面、SSDの速度など見えない部分にもこだわっている印象があります。

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参考リンク

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はるか

ゆるふわ写真好きの「はるか」です。 カメラやパソコンに関する情報を発信!わかりやすく丁寧なレビューを心掛けています。 ご質問、ご依頼は問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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