HHKB Professional HYBRID Type-Sを購入して数ヶ月使ってみましたのでレビューします。
HHKBと聞けばガジェット好き、キーボード愛好家の胸をときめかせ続けたアイテムです。なかなかに高価なシロモノであることも事実なのですが、静電容量無接点方式による打鍵感の心地よさ、コンパクト(60%)で無駄のないデザイン、そして「一生使えるキーボード」という、うたい文句に負けて購入しました。ちょっとクセはあるものの長年ファンに愛されたキーボードというのは伊達じゃないですね…数ヶ月使ってみた感想を正直に書いていきます。
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目次
HHKB Professional HYBRID Type-S 特徴
メモ
- 静電容量無接点方式による最高の打鍵感
- 高速タイピング性(Speed)と静粛性(Silent)に優れたキー構造
- 一生使えるレベルの耐久性
- 60%キーボードで持ち運びも可能
- 4台まで同時接続可能
- 有線、無線どちらでも接続可能(ハイブリッド)
- 単三乾電池で使える
- キーマップ変更機能
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、PFUが開発・販売する高性能なコンパクトキーボードです。僕のように1日1~2万文字打つことも珍しくないってブロガーやライター、プログラマーさんを中心に人気のモデルです。
ちなみにHYBRIDは有線、無線接続が使えますという意味。そしてType-Sは高速タイピング性(Speed)と静粛性(Silent)に優れたキー構造を採用しているという意味になります。
中古でも〇万円とかで販売されているし、耐久力や信頼性においても評価されている印象。人によっては「10年使ってます」なんてことも良く耳にしますし、本当にそれだけ愛用できるアイテムなんだと感じます。価格は3万6850円と決して安くはありませんが、10年使えるなら1年で3685円です。1ヶ月あたりにしたら約300円…流石にこれ以上の価値はあるよねってことで購入に踏み切りました。はい…強引に自分を納得させていくスタイルです(笑)
僕はAmazonのセールで少し安くなっていたタイミングで購入できました。セールもちょくちょくやってるイメージがあるので、安く買いたい人は少し待ってみても良いのかもしれません。ちなみにAmazonでは正規代理店の「PFUダイレクト」以外で購入するとトラブルに巻き込まれた…みたいな話もあってメーカーが注意喚起を行っています。(【ご注意】AmazonでのHappy Hacking Keyboardご購入について)
HHKB Professional HYBRID Type-S レビュー
漆黒レベルに黒い箱からもかだわりが伝わってくるようです…Type-Sは通常のHHKBよりも約30%静音性を高めたモデルです。静かな環境だと流石にカチャカチャは言いますが、1人で作業しているので全く気になったことがありません。押下圧は45gで、長時間のタイピングでも疲れにくい設計です。
YouTube
YouTubeでも解説しているので参考にして下さい。高評価、チャンネル登録、コメントお待ちしております!
付属品
付属品としていくつかの冊子や乾電池が付属します。リチウムなどのバッテリー充電式だと数年で寿命がきた…なんてことにもなりかねませんので乾電池式にしたのはナイスですね!HHKBの寿命はそれくらい長いってことだし、乾電池ならどこでも手に入りますしね。
カスタマイズアイテムも販売
HHKBにはよりキーボードを愛するためのカスタイマイズアイテムがいくつか販売されています。パームレストやカバー、キーキャップなど好みに合わせてカスタイマイズできます。
僕はカラーキーキャップを購入してみました。キーキャップを取り外す工具もついて2750円。
深めで静かな打鍵感が心地よく響く
HHKB Professional HYBRID Type-Sは。「墨」(ブラック)、「雪」(ホワイト)、「白」(グレー)があり、日本語/英語配列それぞれ用意されています。僕は白の日本語配列を購入しましたが、白といいつつグレー、グレージュのような色合いなので間違わないように注意。
「白は汚れるかも?」と思っていましたが、数ヶ月の利用だと汚れは全く気にならない…というか全然ついていません。ホコリが乗っかってるかもな?くらいなので防汚性にも優れているんでしょうね。
シンプルかつエルゴノミックなデザインになっており、手がホームポジションをキープしやすく長時間のタイピングでも疲れにくい構造になっています。
高速入力でもチャタリングの発生しない静電容量無接点方式を採用し、底付きなしの深いストロークを実現。理想的なキータッチをしています。実際、スコスコと小気味よいリズムでタイピングが行えるので記事を書くのが段々気持ちよくなってしまいます。
底面にはゴム足や角度調整用のスタンドが装備されています。好みの高さで利用できるのも嬉しいポイント。
カスタマイズ用のキーキャップをつけるとこんな感じ。なんか昭和のガンダムみたいな感じで心惹かれませんか?(笑)これがやりたくて買ったまであります。ちなみに僕はガンダム通ってきてないんですけどね…(なんやねん)
コンパクトでデスクがすっきり
60%テンキーレスになっているのでデスクスペースが節約できます。余白があるってそれだけで素晴らしいじゃないですか?このコンパクトさだからこそ(頑張れば)持ち出しも可能になっているんだと思います。僕は流石にやらないんだけど、好きな人は本当にコレ持ち歩いてカフェとかで作業してますからね。愛されすぎている!
無線でも有線でも、WindowsでもMacでも使える
Bluetooth接続とUSB接続に対応しているので、好きな接続方法が選べます。USBはType-Cコネクターなので互換性のあたりも楽だし、裏表(逆挿し)も意識せず利用できます。キーボード底面にはスイッチが用意されていてWin⇔Macを切り替えたり、BSをDel扱いにしたりといった変更が行えます。
Bluetooth接続では4台まで登録しておけます。デスクトップとノートPC、タブレットやスマホといったデバイスにシームレスで接続でき、いつでも最高の打鍵感で作業できます。
どのスイッチがどの機能なのかシールが貼ってあるのが親切。わざわざググらなくても設定ができて助かりました。
HHKB Professional HYBRID Type-S 注意点
30分毎にスリープに入る
HHKB Professional HYBRID Type-Sの困ったところは、ワイヤレスで使用していると30分おきにスリープに入ることです。動画を見たり、編集してると意外と時間が経っていることも多く、いざ打ち出したら頭の文字がおかしい…なんてこともチラホラありました。ほぼPC前に座って作業しているから、コレが1日に何度も起こります。
地味ながら小さいストレスなので無線接続はやめて有線に切り替えたらノンストレスになりました。
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キー配列が特殊
60%キーボードという特性上、そもそもフルサイズキーボードに比べてキー数が少ないというのはあります。テンキーが絶対必要!とかって人には全く向かないコンセプトの製品ってことですね。それを置いておいたとしてもHHKBの配列は普通の配列とは異なっており、ControlキーがShiftの上の設置されるなど特殊です。
慣れたらホームポジションから手を動かさなくて済むので、スピーディーに操作ができるようになり作業効率が爆上がりするらしいです…らしいと言ったのは自分には全く馴染めなかったから(笑)逆にこの操作に慣れてしまったら元の体に戻れないというか、別の機材を使った時に混乱する可能性があります。例えば新しいノートパソコンでキー配列に混乱するみたいな感じです。
専用ソフトでは配列のカスタマイズも簡単に行えるので、僕は日本語キーボードと同じような配列にして使っています。「キーマップ変更ツールはコチラ」からダウンロードできます。
提供されているソフトでは、ドラッグ&ドロップで好きなキーを割り当てられます。しかもキーボード本体に保存されるため、ちがうデバイス間でも設定が維持されます。いちいち設定しなおす必要がないのはありがたいですよね。
これらの対策により「30分でスリープに入る」「キー配列が独特」というデメリットも何ら影響なく使用できています。本当に快適だし、以前よりミスタイプも減って作業がぐんぐん進むようになっています。マジで神アイテムだぜ…
まとめ:価格は高いが見合うのか?
おすすめな人
- ブロガーやライター、文字を多く打つ人
- ガジェットやキーボード愛好家
- HHKBユーザーで静音性も重視したい人
- 持ち運んで使いたい人
- 相棒感のあるキーボードが欲しい人
結論的には「買って本当に良かった」と思っています。
以前使っていたキーボードはフルサイズで場所を取りましたし、時々マウスをぶつけるなんてこともありました。それに消耗もしていて「e」がずっと押されるとか、ワンテンポ遅れてキー入力されるみたいなストレスからも解放されました。そもそも打鍵感が最高で「もっと文字を打ちたい!」ってなりますし、あまりにも体に馴染みすぎて手放せません。
カジュアル層にはちょっとハードルの高いお値段設定ながらも、多くのユーザーを魅了してきたHHKB…まだ使って数ヶ月しか経っていませんが、その理由がちょっとわかったような気がします。人生最後のキーボードになるのか?長期利用で確かめていきたいと思います。
参考
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