※2023年4月11日より型番が「mouse F4」(I5U01CG-A/I5U01OB-A)へと変更になりました。
マウスコンピューターの「Mouse F4シリーズ」(旧 mouse B4)をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)
第12世代インテルCPU(Core i5-1240P/Core i7-1260P)を採用した14型モバイルノートパソコンです。どのモデルも16GBメモリ、512GB SSDと余裕のあるパーツ構成になっており、ビジネスからプライベート利用も快適に楽しめます。バッテリー駆動時間は約10時間で、重量は約1,38kgと軽いのも嬉しいポイント。カラーもシャンパンゴールドとオリーブブラックから選べます。
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目次
mouse F4(Mouse B4)シリーズ 特徴・スペックなど
マウスコンピューターが展開するブランドは、一般向けの「mouse」、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」があります。
MouseF4シリーズは、パフォーマンスとモバイル性を両立させたモデルになっています。第12世代 インテル Core i5 / i7 プロセッサーは、内臓グラフィックも強化されているので軽めの動画編集なんかにも使えます。駆動時間約10時間ですので、ビジネスでも問題なく1日乗り越えられるでしょう。
Windows Hello(顔認証)機能に対応しているのでセキュリティー面も安心ですし、フルスロットのSDカード、Dolby Atmos、Thunderbolt 4に対応していたりと利便性の面でも充実しています。もちろんHDMIも搭載されています。
Mouse F4シリーズのラインナップ
モデル名 | 構成 | 価格 |
mouse F4-I5U01CG-A (シャンパンゴールド) | Core i5-1240P/Iris Xe/8GB/512GB SSD | 129,800 |
mouse F4-I5U01OB-A (オリーブブラック) | Core i5-1240P/Iris Xe/8GB/512GB SSD | 129,800 |
mouse F4-I7I01CG-A (シャンパンゴールド) | Core i7-1260P/Iris Xe/16GB/512GB SSD | 149,800 |
mouse F4-I7I01OB-A (オリーブブラック) | Core i7-1260P/Iris Xe/16GB/512GB SSD | 149,800 |
Mouse F4シリーズのラインナップは複数存在していますが、大きなちがいはCPU/メモリ/カラーリングです。ちなみにこのクラスのCore i5/Core i7の性能差はそこまで大きくありません。内臓グラフィックス(Iris Xe)は、CPU内蔵型としては描画性能に優れるので、軽めの写真、動画編集、ゲームなど多用途に使えるのもメリットです。
ちなみに16GB以上の方が効果を発揮するので、最初から16GBメモリを選ぶことをおすすめします。
mouse F4(mouse B4)シリーズ 外観チェック
ブランドロゴのチーズがあしらわれたデザイン。カラーはオリーブブラックをお借りしたのですが、ほぼブラックで光の加減でグリーンが浮き出て面白いです。他にも明るい印象のシャンパンゴールドがあります。質感も思ったより良かったです。
底面もいたってシンプルですね。空気穴などもしっかり設けられていますので、冷却性能もなかなか良さそうです。ただし負荷がかかるシーンでは、ファン音はしっかり聞こえる印象。もう少し静かなほうが個人的には好みですが、この辺はファンコントロール(パフォーマンス設定)などをうまく使えば解決できるかもしれません。
サイズは320×215×19 mm、重量は約1.38kgです。「超」がつくほどではありませんが、モバイルパソコンとしては一般的な数字だと思います。可もなく不可もない感じですね。
14型モニターの発色は良く、長時間作業していてもあまり疲れを感じませんでした。Webコンテンツ制作や、ちょっとした写真編集なども楽しめるレベルだと思います。
付属品はマニュアルと電源のみのシンプルさ。ACアダプターは65W出力タイプです。Type-CのUSBポートは、USB Power Delivery対応です。
キーボード
バックライト付きの日本語キーボードで、配列も自然、キーのサイズも打鍵感も普通。だがそれが使いやすくて良いんです!
トラックパッドも大きい。
インターフェース
インターフェースは、SDカードリーダー、HDMI、USB Type-C(PD対応)、Thunderbolt 4などが装備。このクラスとしては漏れなくしっかり搭載してきた印象です。
外付けGPUボックスなんかも使えるので、描画性能を補ってゲームや動画編集を楽しむのもありかもしれません。これなら外にはモバイルノートとして、家ではゲーミングPCとして使えます。
ベンチマークテスト・性能チェック
CPU性能チェック
Mouse B4-i5は、12コア/16スレッドの第12世代インテルCPU(Core i5/Core i7)を採用しています。
参考までに他モデルと比較した例をご覧ください。(PASSMARKの公開スコアを掲載)
モデル | CPU | スコア |
mouse F4-I7I01OB-A | Core i7-1260P | 17043 |
mouse F4-I5U01OB-A | Core i5-1240P | 17393 |
MousePro-NB420Z | Core i7-1165G7 | 10605 |
MousePro-NB420H | Core i5-1135G7 | 10096 |
DAIV 5P | Core i7-10750H | 12728 |
mouse F4シリーズ(mouse B4)に採用されているCPUですが、Core i7-1260PとCore i5-1240Pの差はわずかです。どちらも第11世代のCPUより大きくスコアを伸ばしているので安心して使える印象があります。
価格差が2万円もあることを考えると慎重に選択すべきでしょう。個人的には一般使いが多いならCore i5で十分、編集作業などに余裕をもたせたいならCore i7という選択で良いと思います。
処理時間は控えめかも
実行速度をテストするために無料ソフトのRawTherapeeを使って100枚のRAW現像にかかった時間を計測しました。
モデル | CPU | 時間 |
mouse F4-I7I01OB-A | Core i7-1260P | 3分11秒 |
mouse F4-I5U01OB-A | Core i5-1240P | 3分12秒 |
Razer Bok 13 | Core i7-1165G7 | 3分52秒 |
ThinkBook 13s Gen 2 | Core i5-1135G7 | 3分49秒 |
Razer Blade Stealth 13 | Core i7-1065G7 | 5分18秒 |
Razer Blade 15 | Core i7-10750H | 3分50秒 |
RAW現像処理時間は、Core i5-1240PとCore i7-1260Pに大きな差は見られませんでした。つまりRAW現像が目的なら、下位モデルでも上位モデルでも大丈夫ということになります。
ゲーミング性能も控えめ
モデル | 設定 | 結果 |
Mouse B4-i5 (i5-1240P/Iris Xe) | 1280×720(軽量品質) | 3028(普通) |
DAIV 4P (i7-1260P/Iris Xe) | 1280×720(軽量品質) | 4029(普通) |
DAIV 4N(従来モデル) (MX250) | 1280×720(軽量品質) | 3913(普通) |
DAIV 5P (GTX1650Ti) | 1920×1080(標準設定) | 3773(普通) |
もともとゲームを楽しむようなモデルではないのですが、軽めのゲームなら設定次第で動作は可能。FF15もHD画質で普通くらいの結果は得られます。
ここはCore i7-1260Pのスコアが高くなりましたが、DAIV 4Pはクリエイトモデルなのでそれ用のチューニングが施されている可能性もあります。どちらにせよ「できることが劇的に変わるという印象はない」ので、個人的には下位モデルで十分じゃないかな?と思ってしまいます。
ただし性能面で余裕があるのは確かなので、少しでもアドバンテージをとりたい人はCore i7-1260P搭載の上位モデルを選択されると良いでしょう。ゲーミング目的なら専用グラフィックを搭載したモデルを選ぶほうが無難であることも付け加えておきます。
【まとめ】ほどよいが詰まった優良モデル
メリット | デメリット |
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Mouse F4シリーズ(旧mouse B4)は全体的によくまとまったモデルで、確かな性能とフットワークを兼ねそろえたモデルだと思います。オンラインゲームなどは厳しいですが、RAW現像やフルHDクラスの軽めの動画編集なんかも楽しめます。スペックからすると相場よりやや高いですが、国産で手厚いサポートがあると頷けるレベルです。テレワークを含むオフィスワークやエンタメなど広く楽しめるモデルだと思いますよ!
たまに「期間限定のセール品」「アウトレットモデル」で安くなる場合もありますのであわせてチェックもお忘れなく!