Nikonのミラーレスカメラ「Z5Ⅱ」をレビューします。
約2450万画素のフルサイズセンサーを搭載しており、従来モデルで要望の多かったAF性能が大幅に向上しています。特に暗所に強くなっており、-10EVの暗さまで検出可能になっています。(バケモノかよ…)画像処理エンジンは「EXPEED 7」を採用し、画質と処理速度が向上。もちろんボディ内手ブレ補正は搭載、最大7.5段分で静止画も動画もブレの少ない映像を残せます。動画も4K60p、N-RAW(12ビット)内部収録に対応しプロレベル。全方位スキのない仕上がりになっています。
個人手的には「この価格帯で過去最高のカメラでは?」と思っちゃうくらいの完成度…そう感じた理由なんかを解説します。作例も撮ってきましたので是非参考にして下さい。
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Nikon Z5Ⅱレビュー
Nikon Z5Ⅱは、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラです。ニコンのZシリーズ全体を通して高画質と定評がありますし、僕もシャープでヌケの良い画質だな~という印象をもっています。競合他社からは動画機能満載のカメラが続々投入される中で、グリップが深くて握りやすい写真機としての立ち位置を守っているあたりも好感がもてます。
一方で時代に合わせてバリアングルモニターを搭載したり、プロ用途に応えられるような性能もしっかり載せてきています。あとね動画の手振れ補正がとんでもなく強くて驚いた!
立ち位置的には従来モデルならエントリークラスになると思いますが、スペック周りを見ていても妥協しているとは感じません。少なくともスタンダードクラス・・なんならもう少し上なんじゃ?とすら思える性能です。
電子ビューファインダーは、約369万ドットのOLEDで見やすいですし、バリアングルモニターも210万ドットあります。(エントリーなら100万ドットとか普通)ちゃんとダブルスロットだし、連射も速い。ほとんどの一般ユーザーなら満足できる性能なんじゃないかと思います。(プロユース除く)
市場価格はボディー単体で23万円台となっています。フルサイズセンサー搭載カメラでこの価格は結構普通だし、性能を考えたらむしろ良心的だとすら思います。在庫も豊富っぽくて、今のところ納期待ちとか転売とかそういう感じにもなっていないのが助かる。やっぱり欲しい時にちゃんと買えるってユーザーからすると大事なことなんですよ。
YouTube動画レビュー
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Nikon Z5Ⅱ 開封・デザインチェック
ここからは開封の様子をお伝えします。今回はZ5Ⅱ+24-200 のレンズキットを選択しました。今なら4K動画にも使えるSDカードが同梱されています。初回購入のキャンペーンって最近あんまりなかった気もするので嬉しい!
カメラには本体+レンズのほかに、保証書、ユーザーガイド、ストラップ、USBケーブルなどが付属します。最近は充電器が付属しないカメラが増えたんですけど充電器は欲しいよね…ってことで買いました。
Nikon Z5Ⅱのサイズは、約134x100.5x72 mmでエントリークラスなりのコンパクトさ…しかし重量はバッテリー・カード含んで約700gとそこそこあります。なんか逆に詰まってる感があって良いです(笑)軍幹部は丸みのあるデザインですね。
背面にはバリアングルモニターを搭載。右側にボタン類を集めたことで片手での操作をしやすくしてあります。写真と動画の切り替えレバーは今やマストですね。
ファインダーはQuad-VGA OLED、輝度はZ9やZ8と同様の3000cd/m²と明るいです。エントリーにこの性能を落とし込むってやりすぎというか、凄すぎというか…ファインダーを通して大切な瞬間を見ているカメラだからこそでしょうか。ニコンの真面目さがうかがえるようです。
上部にモードダイヤルが設置、ISOやSSダイヤルなんかは搭載していません。すごくシンプルだけどISO、露出、録画ボタンなどはしっかり用意されていて不自由は感じません。それにしてもカメラカメラしているところがタマランです。かっこいい!
専用のピクチャーコントロールボタンがFXフォーマットで初めて搭載されています。被写体や好みにあわせてカメラ内にあらかじめ搭載された31種類と、イメージングレシピにアクセスできます。効果はモニターでリアルタイムに反映されますし、自由な表現を手軽に楽しめます。デフォで十分きれいなんだけどね…自分でもアレコレできるってのもまた良いよね。
カードスロットは安心安全のダブルスロット。すごいな~!って思ってたけどZ5初代もダブルスロットだったんだね…つまりニコンがすごい。
動画もかなりできる子なので、もちろんバリアングルモニターを搭載。ここは初代の104万ドットから、210万ドットに進化しています。移動中とか撮影した写真を眺めるのも捗りますね。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを取り付けてみた。グリップが深くてバランスも良いし、広角から望遠までとりあえずこなせるのがありがたい。しかもボディーと同じく、防塵防滴対応だからあらゆるシーンで使えますね。とりあえず持っておきたい1本。今回の作例はこれ1本で撮影しました。
ニコン Z5Ⅱ 作例
使用レンズは先に述べた通り 「Z 24-200mm」です。スナップだけどリッチトーンポートレートが使いたすぎて全部それ。編集などは行っていません。
見たものを見たままの色で、よりキレイに残してくれる…そんな印象。あとオートフォーカス速い。ちょっと暗くてもピシッと合うすごい。
視線を感じた…
発色やシャープさなど文句のつけようもないくらい高画質です。自分が高倍率ズームを使っていることなんて忘れてしまいそうになります。
いつか行ってみたいと思っていた、真田幸村終焉の地へ。様々な思いがイマに繋がっているんだな…と思うなど。
幸村はなにを考え、なにを思ったんでしょうね。
ニコン Z5Ⅱ まとめ
Nikon Z5Ⅱをレビューしてきました。
エントリー~スタンダードクラスの域には収まらない高性能なカメラというのが率直な感想。Z5初代とは別物と言って良さそうです。見たままの風景をクリアな色を残せるし、ブレの少ない動画を残せたりと満足感が高いです。初心者は難しい操作をしなくてもシャッターを切るだけでキレイな写真が残せますし、上級者になればピクチャーコントロールをあれこれ触ってオリジナル表現を突き詰めていくのも良いでしょう。上位機種の機能を継承し、従来弱点だった部分もしっかり解消していますし、様々なユーザー、撮影シーンに対応できるカメラになっていると感じます!
ここ最近触ったカメラの中でもトップクラス、文句なしに万人におすすめできるカメラです!購入は「カメラのキタムラ」など専門店がおすすめですよ!
Nikon Z5Ⅱ スペック・性能比較表
モデル名 | PowerShot V1 |
有効画素数 | 2528万画素(総画素) 2450万画素(有効画素 |
センサー | フルサイズ |
シャッタースピード | 30~1/8000 秒 |
連写 | 最高約30コマ/秒 |
標準ISO感度 | 標準:ISO100~64000 拡張:ISO50相当、204800相当 |
動画 | 4K(59.94fps) |
液晶モニター | 3.2インチ(210万ドット) |
手振れ補正 | あり |
防塵防滴 | あり |
撮影枚数 | 330枚 |
サイズ | 134x100.5x72 mm |
重量 | 約700g(バッテリー、カードを含む) |
価格 | >カメラのキタムラでチェックする |