アークテリクスの「ノーバンウインドシェルジャケット」(NORVAN WINDSHELL JACKET)をレビューします。
約90gという超軽量なウインドシェルで、メーカーからはトレイルランニング用と位置付けられています。運動中の動きを阻害することもなく、部位によって素材を変えて透湿性や温度調整機能をもたせるなどこだわりも見られます。
アークテリクス製品としては1万円半ばとお安く、モノさえあれば手を出しやすいアイテムでもあります。行動着以外にも散歩時に羽織ったり、旅行やエアコン対策にもおすすめです。
目次
- アークテリクスとは?
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)レビュー
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)特徴
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)デザイン
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)サイズ感
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET) レイヤリング・コーデ
- ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)のデメリット
- まとめ:ノーバンウインドシェルジャケットは損をしない1枚!
アークテリクスとは?
「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」ことをコンセプトとして掲げる、ARC’TERYX(アークテリクス)は、カナダ生まれのアウトドアブランドです。
その優れたデザイン性と、防水性や透湿性、防風性などの高機能性は、登山愛好家だけならず広く愛されています。ロゴには始祖鳥があしらわれており、街に出かけると見かけない日はないほどの人気ぶり。感度の高い人なら一度は目にしたことがあるはずです。
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)レビュー
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)は、防風性、動きやすさ、軽さ、携帯性などを備えたアイテムです。
存在自体は知っていたものの在庫が見当たらず、なかなか購入できずにいました…今回たまたま直販店での入荷があったため購入!ちなみにカラーはSolitude(白)を選択。ほかにも直営店限定のGrovie(紫っぽい色)があります。時期によってはBlack Sapphire(紺)、Spront(黄)なんかもあったみたいです。
完全防風、防水性を備えたゴアテックス素材の「ノーバンシェルジャケット」も存在します。名前が似ているので間違えないように注意してください。
トレイルランニング用として開発されているアイテムなので、過酷なコンディションにも対応できる要素を備えています。疲れにくさにつながる動きやすさと軽さ、体を冷やさない防風性などを極薄の素材で実現しているのがすごいところ。
奥にある黒色のアイテムは「スコーミッシュフーディー」で、アークテリクスのウインドシェルを検討するなら外せないアイテムです。
スコーミッシュフーディとのちがいは「生地の厚み」「フード」「ポケット」「携帯性」などがあげられます。より無駄を省いたデザインでハードな運動にも対応するノーバンウインドシェルジャケットと、バランスの良さと街着にも対応できるスコーミッシュフーディは悩ましい選択ですよね。
僕は散歩や軽めのランニング用としてノーバンウインドシェルを、街着としてスコーミッシュフーディを使うようにしています。
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)特徴
超軽量トレイルランニング。まるで羽のような着用感。装備が羽のように軽ければ、難易度の高い大地も滑空するように走り抜けられるはず。入念に改良を重ね、最高の機能性を最軽量のウェイトで実現したノーバン。むき出しのトレイルでのプロテクションも、変化の激しいコンディションへの対応も万全です。風や湿気を防ぐカニム™リップストップ素材、通気性を向上するパーミエア 20™パネル、高めの襟によるプロテクションが、90グラムの軽さとポケットに収納できるコンパクトなサイズで実現。まるで持っていることを忘れてしまうほどです。 改良したフィットでアップデートしました。。※出典:アークテリクス公式
モデル名 | NORVAN WINDSHELL JACKET |
素材 | DWR (耐久撥水)仕上げにより水を弾く |
タイプ | ランニング、トレラン |
機能 | 防風、超軽量、携帯性、通気性、温度調節 |
重さ | 90g |
価格 | ¥15,400 |
極薄ながらも風から体を守る素材でできており、小雨程度ならはじいてしまう撥水性も備えているのがポイントです。大雨だとそもそも運動する予定を入れないでしょうし、突然の雨にも少々の備えがあるというのは安心面で大きなちがいがあります。
胸元にはリフレクターにもなっているプリントロゴがあります。言われなければ気づかれないようなさり気なさ…
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)デザイン
生地(裏・表)
中心部と腕には、防風ナイロンのCanim生地を採用。脇やサイドパネルなど熱がこもりやすい場所には、パーミエアー 20が通気性と温度調節機能を提供してくれます。
ラン用のアイテムということもあって、ウエスト周りはややタイトなシルエットになっています。余裕のあるサイズ選びを心掛けたいところです。
フードはありませんが高めの襟により寒さから身を守り、着用時にもカッコよさを演出しているような気がします。襟裏にはARC’TERYXの文字が見えます。
軽量化のために小さなジップを使用、風を止める生地がチャック裏にもしっかり張られているところにプロダクトとしてのこだわりが垣間見れます。
裾・腰回り
すでに書いていますがウエスト周りは少々タイトにしており、風が入り込む余地を減らしています。サイドポケットが1つだけ用意されているので、鍵や行動食を入れるのも良いでしょう。
ポケット
このポケットは二重ジッパーになっており、製品をグイグイと押し込んでコンパクトに収納できる仕組みになっています。
重さをほとんど感じないほど軽い・・下手をすれば持ち歩いていることすら忘れてしまいそうです(笑)
袖口
袖口にはベルクロなどはなく、伸縮性のあるゴムのみ。これも極限まで軽さを求めた上の答えということになるでしょうか。
生地をよく見るとスクエア構造になっており、引き裂き強度をあげてあるのもわかります。洗っても割とすぐに乾いてくれるのも地味にありがたいポイント。
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)サイズ感
身長168cmでMサイズを着用。一般的な体系の人ならM、小型/やせ型の人はS、しっかりした体格の人はLを選ぶとよさそうです。
薄手の生地なので中の素材や肌が透けています。一時的ならまだしも、さすがにオシャレ着/街着としての着用は難しいかもしれません。
Mで少し余裕を感じるサイズ感ですが、Sサイズは小さすぎて無理でした。各サイズの差が思った以上にあるのかもしれません。慎重に選んでください。
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET) レイヤリング・コーデ
ノーバンウインドシェルジャケットは行動着とあって、ベースのほかに何枚も重ねるような着方はしないでしょう。従ってレイヤリングの自由度はあまりありません。はっきりと活躍の場が決まっているアイテムだと思います。
後ろから見ると腰回りがタイトなのがわかります。
ノーバンウインドシェルジャケット(NORVAN WINDSHELL JACKET)のデメリット
- 街着としては使いにくい
- 在庫が少ない
ノーバンウインドシェルジャケットは、超がつくほどの軽量化のためにそぎ落とされた要素がいくつも見られます。だからこその軽さ、携帯性という恩恵がありますが用途はかなり限定されてしまう可能性があります。
リーズナブルなお値段ということもあってか人気が高く、存在を知ってから長い期間在庫に出会えないでいました。もう少し買いやすくなってくれるとありがたいんですけどね…
ノーバンウインドシェルジャケットは運動用という要素が強いため、一般着としても使いたいならスコーミッシュフーディーおもすすめです。
まとめ:ノーバンウインドシェルジャケットは損をしない1枚!
ノーバンウインドシェルジャケットは、運動用や旅のお供として最適な1枚です。
春先や秋口など気温がわかっていても対応するのが難しいシーズンや、夏場のエアコン対策など「所有していて損はないアイテム」であることはまちがいありません。ウインドシェルも意外とコンパクトにならない製品も多かったりしますしね…僕としては国内や海外旅行には携帯したいアイテムだったりします。
とりあえず気になっている人、在庫を見つけちゃった人は確保するくらいの気持ちでいても良いかもしません。