SONYのVLOGCAM「ZV-E1」を購入したのでレビューします。
有効約1,210万画素、フルサイズ裏面照射型センサーを搭載しながらもコンパクトな筐体におさまっているのが特徴。4:2:2 10bitの動画撮影、全画素読み出し4K撮影、簡単にシネマチックなトーンが楽しめる「S-Cinetone」、従来よりパワーアップした手振れ補正機能「ダイナミックアクティブモード」、オートフレーミング機能など使いきれないほど機能が満載です!ただし実売価格は30万円前後と安くはありません…性能に見合っているのかチェックしていきましょう。
ZV-E1購入者限定でキャッシュバックキャンペーンも行っていますので、合わせてチェックしてください!
目次
SONY VLOGCAM ZV-E1 レビュー
ポイント
- 有効約1210万画素
- 高速画像処理エンジン BIONZ XR
- 常用ISO感度80~102400(拡張40~409600)
- レンズ交換式で多彩な表現が楽しめる
- ファストハイブリッドAF(測距点:最大759点/測距輝度範囲:EV-6 - EV20)
- 最高約10コマ/秒の連写撮影
- 初心者でもかんたんに撮影できる!
- 3型約103.68万ドットのバリアングル液晶(タッチ対応)
- 本体のみ399gと軽量
- 5.0段5軸ボディ内手ブレ補正
- ダイナミックアクティブモード手振れ補正を搭載
- 4K/60p(アプデで4K/120p)に対応
- リアルタイム認識AF(鳥や列車など被写体に合わせて検知)
- AI技術によりオートフレーミング撮影が可能
- インテリジェント3カプセルマイク
- シングルスロット/EVF非搭載
- 約121(幅)×71.9(高さ)×54.3(奥行)mm
- 撮影枚数約570枚
- 店頭予想価格ボディのみ33万円/レンズキット36万円前後
ソニーのVlog向けカメラとしては初のフルサイズセンサー搭載モデルになる「ZV-E1」が登場。ソニーのフルサイズミラーレスカメラは既に何機種も出ているのはご存じの通りで、VLOGCAMとしてはAPS-Cセンサーを搭載した「ZV-E10」(約8万円)、1インチセンサーを採用した「ZV-1」(約7万円)などがあります。似たジャンルならSIGMA fpなんかも頭を過りますね。
価格だけを見てしまうと「ZV-E1」は約30万円と飛びぬけて高い気がします…同じセンサーを採用しているα7SⅢが約40万円、AFはリアルタイム認識AFしたα7R Vが約43万円、それらをα7Cクラスのコンパクトさで持ち歩けるなら「まぁ」「まぁ」「まぁ」といったところでしょうか。(買ってしまったんだから自分を納得させるしかない笑)
VLOGCAMだから…という前提はあるもののシングルスロットであったり、EVFが非搭載、ダイヤル類の少なさ、大きなレンズとの相性なんかも総合的に考えると、すでに発売されているミラーレスカメラのほうが幸せになれる予感もします。特にすでにEマウントシステムを所有されている人なら購入するかどうかは頭を悩ませるところじゃないでしょうか。
「じゃあなんで買ったのよ?」って話ですが、「機材をコンパクトにまとめたかった」コレに限ります。
現在のところ趣味の撮影は「X-H2S」や「X-Pro2」、物撮りは「EOS RP」、YouTube動画は「ZV-1」と複数のカメラを使い分けています。(全商品レビューしているから読んで欲しいんだ…お願いします)
それぞれに担う役割があるのですが、これがなかなか面倒になっているのが現状…三脚の乗せかえや設定を見直したり、データの読み取りが複数回発生したり、充電だってそれぞれに行わないといけません。コレらを一手にZV-E1におまかせしちゃおうというのが狙いです。
もちろんX-H2Sにできない訳じゃないし、もう少しお安いZV-E10でもまかなえるとは思いますよ?でも「欲しくなっちゃったんだから仕方ないじゃない!」(結局こっちが本音かも笑)
You Tubeレビュー
You Tubeでサクっと撮った動画をアップしたので、ご覧いただけると幸いです。
SONY VLOGCAM ZV-E1 外観写真・開封の様子
化粧箱の小ささに驚くなど…どんどん小さく、そしてシンプルになっている。
ガジェオタはこの瞬間のために生きています。
付属品
付属品は、保証書、製品のサポート登録のおすすめ、バッテリー、ウインドスクリーン、ストラップ、スタートガイド的なやつだけ。
本体充電はカメラ使えなくなるからあんまり好きじゃないんですよね…せめて充電ケーブルくらいはつけてくれて良いんだよ??
フルサイズとは思えないコンパクトボディ
「本当にフルサイズ?」と思わずにいられないほどコンパクトな筐体になっています。その大きさはα7C(本体のみ約424g)よりも軽いのだから驚きです。さらに防塵防滴に配慮された設計になっているので、よほどの悪天候でもない限りは安心です。
サイズは121×54.3×71.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約399gです。(本体のみ)
上部には、シャッターボタン、ズームレバー、電源、撮影モード切替、録画ボタンなどが装備。ボタンの窮屈感は否めませんがコンパクトゆえの代償…仕方ないでしょう。
カメラ側面には、ヘッドフォン出力、マイク入力、SDカードスロット(シングル)、Type-Cなどが装備。
グリップもそれなりですが、大きいレンズとの相性はさすがに悪そう。個人的には300g台までのレンズで使いたい感じはしました。(すでに70-200mmF4あたりが欲しくなってるけど!)
これまでに発売されている製品には「アクティブモード」手振れ補正が搭載されていましたが、それをさらに約30%向上させた「ダイナミックアクティブ」モードを搭載!
ジンバルなどを使わなくてもブレの少ない映像が撮れるのは魅力的!個人的にZV-E1の購入を決めたポイントでもありました。ただし画角は狭くなっちゃうので、それを前提としてFE PZ 16-35mm F4 Gを相棒にチョイス。
タッチパネル式バリアングル液晶でかんたん操作
ZV-E1はバリアングル液晶を搭載しており、タッチ式による操作も可能になっています。自撮りが簡単に行えるだけでなく、タッチパネルによる操作でちょっとした変更も楽々行えます。ボケ具合、明るさ、色合いなどをサクっと変えるのに便利。
画面の開閉で電源のオンオフもできるっぽいですし、復帰も早くて快適そのものでした。
ウインドスクリーンが標準装備
内蔵マイクは「インテリジェント3カプセルマイク」で、環境に合わせて、オート、前方、全方位、後方から収音してくれます。カメラ任せのオート設定でも、カメラ側で認識して自動的に選択してくれる親切設計!
少し慣れてきたころにでも外部マイクを使ってみたい気がしないでもない…物欲だけが膨れる。そんな春です。。
充電器が別売りなのはイタイ
ZV-E1は、バッテリー容量の大きい「NP-FZ100」が採用。最大で570枚の撮影が可能ではありますが、1個だとなにかと不便。リスクヘッジのためにも予備はあったほうが良いでしょう。
ちなみに充電器(BC-QZ1)も別売りなので仕方なく購入しました…世の中の流れとは言え、カメラに充電器は必須だからつけて欲しい所存。それにしても充電器の箱は大きすぎでは?
SONY VLOGCAM ZV-E1 作例
レンズは「FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)」で撮っています。
ファストハイブリッドAFのおかげなのか、AF速度も精度も申し分ありません。むしろ気持ち悪いくらい捕捉します(誉め言葉)
リアルタイム認識AFでは、人物・動物・鳥・昆虫・車・列車・飛行機などの被写体を認識してくれるのもありがたい。少し前なら難しかった撮影もどんどん楽になってきている・・技術進化すごい。。
シネマティックVlog設定で雰囲気のある映像をサクっととれるのもポイント!スマホからのステップアップに30万円を超えるカメラをすすめるのは無理がありますが、エモい動画を撮影したい人や、そろそろ本気でYouTubeに取り掛かろうって人には弾みになるかもしれません。(自分を追い込むスタイル)
ISO12800での撮影です。ノイズもさほど目立たないと思います。
メリット/デメリット
メリット | デメリット |
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SONY VLOGCAM ZV-E1 は高いけど買いです!
ZV-E1を使ってみたところの感想は「面白い」「楽しい」「簡単」って印象です!
レンズ次第ではありますが片手で持ち歩けるくらい軽いですし、気軽にテンポよく写真も動画も撮影ができました。EVF非搭載ゆえに精度の高い色合わせなんかは難しいですが、あまり難しいことを考えずに記録していけるのは良いですね。写真⇔動画の切り替えもワンアクションですし、タイムラプス動画も簡単に撮影できます。
超強力な手振れ補正のおかげでジンバル無しでブレのない映像も残せるし、夜景とかもチャレンジしたくなりますね。こんなに小さいボディにワクワクを詰め込んだソニーさんをほめたいと思います!VLOGCAMとして価格はたしかに高いですが、個人的にはそれを納得させるだけの価値はあるかなと思いました。入口としてのZV-E10が安すぎるんですよ…
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