FUJIFILMが好きだ!Xシリーズが好きだ!
これまでブログで散々「X-T2が素晴らしい」と言ってきました。その割に「色が良いんだよね~」くらいしか説明していなかった気がします。本当にごめんなさい。
感性に訴えかけるカメラなので、この表現は必ずしも間違いではないんです。でもこの「感性」の部分をもう少し具体的にすることでもっと役立つ情報となるはず!
そんなわけで、今回は「FUJIFILMのX-T2を徹底レビュー」していこうと思います。
僕のFUJIFILM愛がみなさんに届くことを願います。
目次
Tシリーズに新機種登場!
X-T2の後継機が登場しています。詳しくレビューしていますので、こちらも併せてご覧ください。
Xシリーズの良さは「色」
何と言っても最初に感動したのが「色」で、難しい設定をしなくてもハートに刺さる写真がビシバシ撮れます。
ダイナミックレンジを400%まで上げれば、真白だったはずの空にうっすら青がのります。驚きのあまり、思わず液晶を二度見してしまったのを今でも覚えています。
僕があまりに喜々として写真を撮っているので、その後妻がFUJIFILM X-E2 を購入しました。標準ズームレンズのFUJIFILM XF18-55mmF2.8-4 R OISが付いた中古品でした。
中古の割に状態も良くスタイリッシュなカメラで、僕が使っていたX-M1よりも上位機種にあたるカメラです。この時にジェラシーを感じたことは内緒です(笑)
EVFでカメラの設定が反映される
電子式のファインダーのメリットとしては、仕上がりのイメージが掴みやすいということ。撮影イメージが液晶に表示されるので、写真に精通した人に限らず「良い写真が撮りやすい」です。
これまでは露出やホワイトバランスは経験や、一度撮影してみて確認と言う事が多かったです。X-T2のEVFは大きくて見やすく、仕上がりのイメージをつくりこんでいけるので楽です。
FUJIFILMのXマウントに乗り換えた
Xマウントを使う前まではNikonのフルサイズカメラを使っていました。フルサイズ専用のレンズも数本所持していましたが全て売却しました。
当時発売されたばかりの、X-T10から本格的にXマウントへと乗り換えたのです。マウント乗り換えという事もあり、レンズをそろえる必要があったのでボディまで予算が回りませんでした。
X-T10は上位ゆずりの画質でコストパフォーマンスが高く、使いやすいカメラでした。
X-T1は魅力的なカメラだった
FUJIFILMのミラーレスの人気に火がついたのはFUJIFILM X-T1からじゃないだろうか?
像面位相差センサーを搭載し、AFの高速化や撮影スタイルを煮詰めたカメラでした。
正直に言うと富士フイルムのカメラには、これっぽっちも魅力を感じていませんでした。ミラーレスカメラにしては、あまりに大きすぎるサイズ感が一番の理由です。あとデザインが古臭く感じてしまっていた・・・今ではとんでもない誤解だと理解しています。
大きいと感じるサイズは「画質」にこだわり抜いた結果だとわかりました。フイルム時代のように絞りをレンズで変更するスタイルは、写真を撮っている気にさせてくれます。「使う楽しみを与えてくれるカメラ」は稀です。もしあなたが、富士フイルムのカメラに興味を抱いているなら、早めに体験することをおすすめします。一緒に沼にハマりましょう(笑)
Xマウントレンズも次々に開発され、今ではスキのない品ぞろえになってきています。「FUJIのレンズにハズレ無し」とユーザーの間で言われるほど高性能なレンズ達が写真を撮ることの楽しさを教えてくれます。
さらにデジタルらしいファームアップを重ね、次第にシステムとしての熟成を重ねていった。
X-T2はさらに魅力を高めたカメラ
そんなX-T1も不満がなく、手放しでほめられるカメラ!という訳ではありませんでした。
他社メーカーと比較するとのんびりしているとしか言えないAF。押しにくいのロック解除ボタンのせいで、ISO感度を変える際に慌てることもありました。あと操作ボタンのクリック感がなく、強めにおさないといけないので手が痛くなったことも・・・これはどうやら初期型だけのようです。
X-T2ではこれらの不満点を改善し、基本性能を高めたことで超魅力的なカメラに仕上がっています。
僕が嬉しかった進化のポイント2つ
僕がX-T1から、X-T2への進化のポイントで地味に嬉しかったことが2つありました。
・フォーカスレバーが追加され、ポイントを指定しやすくなった
・EVFの輝度が上がったこと
個人的に一番うれしかったのはEVFの性能がアップしている事です。
露出をプラスにして明るい写真を撮ろうとすると、X-T1ではファインダー内が真っ白になることがありました。実際にシャッターをおすとしっかりと撮影されるのですが、ファインダーで反映できる範囲をこえた大胆な露出には耐えきれなかったX-T1。シャッターを切ると色が戻ってくるという楽しさはありましたが、仕上がりが想像できないという欠点でもありました。
ついでにエンジンの処理速度が大幅にアップしているので、ブラックアウトの時間も減っています。
大好物の明るい写真が撮り放題!くうぅぅうぅ!!
▼チューリップをあえて副題にする構図
まだまだあるX-T2の進化
・画素数アップ
・4k動画対応
・フイルムシミュレーションにASTIA追加
・バッテリーグリップでBOOSTが可能
これらの基本性能の進化は、人によっては買い替えの理由になると思います。
画素数のアップはX-T1に比べて、一段階繊細さが増しているのを感じます。ノイズも少ないので、X-T1に比べて、もう一歩踏み込める余裕ができたように感じます。
X-T20が気になるという人は?
上位機種であるX-T2の基本性能をそのまま受け継いでいるのが、X-T20です。
防塵防滴性能や、一部の性能ダウンが気にならない人ならお得なモデルと言えるでしょう。
コンパクトさ優先の人にもおすすめの、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
まとめ
▶【カメラのキタムラ】FUJIFILM X-T2をチェックする
X-T2はいつでも連れて歩きたい名機
カメラって「気持ちの良い撮影ができるかどうか?」がとても大切だと思います。楽しみを感じれるかどうかが、趣味として長続きするかの分かれ目になるかと思います。
Nikonのフルサイズを使っていた時に感じていた、スペック主義や、画質さえ良ければ良い、といった雰囲気にはやや疑問を感じるんですよね。決してフルサイズが悪いという意味ではないですよ。FUJIFILMのカメラが僕にあっているという話です。
機材があると写真は撮れるけど「RAW現像で仕上がりを高める」ことを学ぶことも重要だと思うので、合わせてチャレンジすると楽しみが拡大していきそうですね。
ほとんどの人にとって写真は趣味だけど、楽しみを味合わせてくれるほどのカメラはそう多くない気がします。X-T2は僕にとっては間違いなくそれを提供してくれている。