マウスコンピューターの新モデル「DAIV Z4-I7G50SR-B」をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)
14型QWXGA+(2,880×1,800)を採用したクリエイター向けノートパソコンです。Core i7-137000H×GeForce RTX3050搭載ながら重量は約1.32kgと軽く、バッテリー駆動時間も最大約18時間でモバイル性の高さも魅力です。高解像かつ正確な色再現をもつモニターのおかげで出先でのクリエイティブ作業も快適!フィールドで活躍するクリエイターにおすすめのモデルとなっています。
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※記事では独自に集計したデータを活用する場合があります
目次
DAIV Z4 特徴
マウスコンピューターの展開するブランドは、一般向けの「mouse」、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」とあります。
今回紹介する「DAIV Z4-I7G50SR-B」は、クリエイター向けブランド「DAIV」の新モデルです。薄型軽量がウリで1kgを切る「DAIV Z4」の兄貴分的な存在でもあり、軽さは少し犠牲にしてでもパフォーマンスを確保したい人に向いています。
DAIV Z4の特徴はこんな感じです。
ポイント
- 14型モニター(2,880x1,800/sRGB比100%)採用
- Core i7-13700H搭載
- GeForce RTX3050搭載
- 約1.32kgと軽量!
- 最大約18時間のバッテリー駆動時間
- クラスを超えた軽さと強さをあわせ持つ!
YouTube動画レビュー
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DAIV Z4 パーツ構成・スペック
CPU: Core i7-13700H
GPU:GeForce RTX3050
メモリ:32GB
ストレージ:500B SSD
液晶:14型2,880×1,800 (sRGB比100% / 90Hz対応)
サイズ:約308.8×213×16.8
重量:約1.32kg
今回レビューするにあたって用意してもらったモデル(貸与品)は、専用グラフィックス搭載の「DAIV Z4-I7G50SR-B」です。比較用のスコア等も掲載していますので参考にしてください。
DAIV Z4シリーズのラインナップ
モデル名 | 構成 | 価格 |
DAIV Z4-I7G50SR-B | Core i7-13700H/RTX3050/32GB/500GB SSD | 229,900 |
DAIV Z4-I7G50SR-B | Core i7-13700H/RTX3050/16GB/500GB SSD | 209,900 |
DAIV Z4-I7I01SR-A | Core i7-1360P/Iris Xe/16GB/500GB | 179,800 |
現状は新旧モデルが入り混じっている状態ですので、予算や好みによって選択の自由度が高めです。最新パーツでパフォーマンスと軽さを求めたいという人は「DAIV Z4-I7G50SR-B」を、CPU性能が少しおちてもいいから安く買いたいという人は「DAIV Z4-I7I01SR-A」あたりを選ぶのも良いかと思います。
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CPUは最新のCore i7-13700H、GPUにはGeForce RTX3050が採用されているので、軽量モデルとは思えないほど高い処理能力を誇ります。グラフィック搭載モデルとしては軽量な約1.32kg、18時間のバッテリー駆動時間と聞いて思わず財布のヒモが緩くなりそうで怖いです(笑)
サイズが約308.8×213×16.8mm、約1.32kgと軽量コンパクトです。GPU搭載モデルでこれだけ薄いと冷却性が大丈夫か少し心配にはなります。
性能をしっかり発揮させるためでしょうか、ACアダプターは本体から比べると大きく感じてしまいます。あとはユーザーマニュアルや保証書など付属品はシンプルです。
インターフェース
Thunderbolt 4やUSB PD対応機器が使用可能でフルサイズSDカードリーダーを標準搭載しているのもありがたいです。データ転送の機会が多いクリエイターにとって荷物を減らせるというのは助かりますからね。
キーボード
日本語配列のキーボードで配列も自然です。コンパクトな筐体だからと言って打ちづらさなどはなく、なんと言うかしっとりとした打鍵感です(笑)個人的にはかなり好きなタイプですね~。
バックライトも搭載、タッチパッドも本体から考えると大きく作業もしっかりこなせるイメージです。
14型高解像モニターを搭載
sRGB比 100%の広色域パネルを採用しており、出荷時にはキャリブレーションも行ってくれるので信頼をもって編集作業にあたれます。しかも高解像モニターを採用しているので表示領域が広く確保できます。イラスト、写真、動画編集、WEBコンテンツ制作など様々な用途で使えるでしょう。
DAIV Z4 性能チェック
CPU性能:Core i7-13700H
CPUは14コアのCore i7-13700Hが採用されておりデスクトップ並みの性能を持ち歩けます。
参考までにPassMarkのデータを掲載しましたので参考にしてください。
CPU | スコア |
Core i7-13700H | 29653 |
Core i7-12700H | 26808 |
Core i7-12650H | 24647 |
Core i7-10750H | 12617 |
Ryzen 7 7735HS | 24391 |
Core i7-13700Hは30000近いスコアをマークしており性能不足を感じるシーンはありません。旧世代Core i7-12700Hから堅実に性能を伸ばしているのも好印象です。
コストパフォーマンスをより重視したいと言う人はCore i7-12650H搭載の「DAIV R4」を選択するという手もあります。同じ14型、同じGeForce RTX3050を採用していて数万円も安いです。
RAW現像の処理時間を計測
モデル | CPU | 時間 |
DAIV Z4 | Core i7-13700H | 2分29秒 |
DAIV Z4 | Core i7-1360P | 2分29秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H | 2分48秒 |
DAIV R4 | Core i7-12650H | 2分40秒 |
DAIV 5N | Core i7-11800H | 3分04秒 |
Core i7-13700Hの100枚のRAW現像処理時間は2分30秒ほどで現状トップクラスの性能を誇っています。
ただしここに登場する第12世代以降のCPUであればどのCPUを選んでも十分な処理が行えるという印象です。性能面で安心感はあるものの正直こだわった処理を行わないならパワーを持て余すほどです。逆に少しでもアドバンテージをとりたいのであればDAIV Z4を選択すある価値はあるでしょう。
動画編集性能もチェック
ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画をResolveで書出す時間を計測しました。
モデル | パーツ構成 | 時間 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 1分24秒 |
DAIV Z4 | Core i7-13700H×RTX3050 | 1分32秒 |
DAIV Z4 | Core i7-1360P×Iris Xe Graphics | 3分17秒 |
G-Tune P6 | Core i7-12650H×RTX4050 | 1分26秒 |
DAIV 6P-RT | Core i7-12700H×RTX3050Ti | 1分38秒 |
DAIV S4 | Core i7-1260P×GTX1650 | 4分09秒 |
書き出し時間は1分32秒でした。フルHDクラスの処理ならモデルならそこまで大きな差は生まれない印象です。
性能的に軽めの高解像動画編集なら耐えられると思いますが、グラフィックがGeForce RTX3050なので過度な期待は禁物。どうせなら最新のGeForce RTX4050を搭載して欲しかったというのが本音でしょうか…今後モデルチェンジでRTX4050が搭載されたら我慢できずにポチってしまう予感がします(汗)
GPU:ゲーミング性能
モデル | 設定 | 結果 |
G-Tune P6-I7G60BK-A (RTX4060) | 1920×1080(標準設定) | 12910(非常に快適) |
3840×2160(標準品質) | 4457(普通) | |
G-Tune P6-I7G50BK-A (RTX4050) | 1920×1080(標準設定) | 11543(とても快適) |
3840×2160(標準品質) | 4111(普通) | |
DAIV Z4-I7G50SR-B (RTX3050) | 1920×1080(標準設定) | 5938(やや快適) |
mouse K7 (GTX1650) | 1920×1080(標準設定) | 5552(やや快適) |
FF15フルHD(標準設定)であればやや快適という結果になっていますが、スコア的にはGeForce GTX1650搭載モデルとあまり変わりません。薄型化の影響もあるかもしれませんし、上位のGeForce RTX4050ほど本格的なゲーミング性能はありません。
あくまでも補助的な使用に限るというか、カジュアルにゲームを楽しむ人向けかなという印象です。出先でグラフィックスを効かせて作業できるというメリットは大きいので、性能的に納得できるのであれば良い買い物になりそうなんですけどね!
DAIV Z4 感想/評価
メリット | デメリット |
・デスク並みのパフォーマンスを実現 ・14型GPU搭載で約1.32kgは軽い! ・最大約18時間のバッテリー駆動時間 ・高解像モニターが作業性抜群! | ・GPUはGeForce RTX4050が良かった ・お値段がやや高い ・同ブランドにライバルが多数いる ・動作音はやや大きいかも |
DAIV Z4-I7G50SR-Bの良い所は、高いパフォーマンスとモバイル性を兼ねそろえているところですね。14型で専用グラフィック搭載モデルとしては軽いしバッテリー駆動時間も抜群です!またモニターの解像度も高いので、単純に表示スペースが広く作業性が良いのも嬉しいポイントです。
個人的に惜しいのはグラフィックですね。最新のGeForce RTX4050が採用されていればもっと使えるシーンが多かったのに…という印象です。DAIVブランドのラインナップに14型クラスが多数存在しているので悩む人も結構多そうですね…特にCore i7-13700H×GeForce RTX4060搭載の「DAIV S4」がいくらか予算を追加すれば変えてしまうのも忘れてはいけません。
DAIV Z4はこんな人におすすめ!
- 処理能力がある程度欲しい人
- 持ち歩く機会の多いクリエイター
- RAW現像や動画編集もしたい人
- 息抜き程度にはゲームをしたい人
- 効率的に作業を行いたい人
マウスコンピューターのDAIV Z4-I7G50SR-Bは、フットワークを武器に戦うクリエイターにおすすめのモデルです。
高性能×モバイル性×高効率を兼ねそろえているので、用途にハマれば最高の相棒になってくれること間違いなしです。特に写真やイラスト、フルHDクラスの動画編集などを行う人におすすめですね。バッテリー持ちも良いのでビジネスマンや学生さんにも向いていると思いますよ。