パソコン選びは専門用語も多く「難解だ」と思う人が大半のようです。知識がないと自分に必要なスペックが割り出せないため、本来の目的が達成できないパソコンを買ってしまったり、無駄に予算をかけてしまったという話も聞きます。また「カメラは最新なのにパソコンは数年前のものを使っている」という人も多いようです。それではなかなか快適に作業することができません。
僕はパソコンメーカーさんの協力を得てレビューを書かせてもらう機会も多く、売れ筋や人気のパーツ構成なんかも割とよく耳にしています。ですので「RAW現像にトライしたい」「作品作りをしたい」「もっと写真の勉強をしたい」という人たちがパソコン選びに苦労しないように、この記事を用意しました。できるだけ難解な用語もわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
かなり長くなってしまったのでブックマークしてもらうか、目次から気になる項目をチェックして読んでもらうと良いかと思います。
目次
RAW現像・写真編集におすすめのパソコンを厳選して紹介
詳しい解説に入る前に、僕が厳選したおすすめのパソコンをご紹介します。手っ取り早くおすすめを知りたいという人もいるでしょう。
ここで一例をあげることで、後の話も理解しやすくなると思います。
マウスコンピューター DAIV FXシリーズ
ワンランク上のクリエイターモデル!
- Core i7-14700KF×RTX4060搭載!
- 大量のRAWも動画も快適処理!
- 次世代データ編集にも対応!
価格:294,800〜
マウスコンピューターのDAIVシリーズは、クリエイターの意見を多く取り入れたクリエイターのためのパソコンです。処理が快適に行えるのを大前提に、多様なニーズにも応えられる豊富なカスタマイズが選べます。32GBメモリ、1TB SSDで余裕を感じる構成です。マルチタスクもこなせますし、標準で3年保証と24時間×365日電話サポートがついているのも安心です!
ドスパラ GALLERIA RM7C-R46T
コスパ重視ならコレ!
- Ryzen 7 5700X
- GeForce RTX4060Ti
- クリエイターにも人気の構成!
価格:185,980〜
Ryzen 7 5700Xは旧世代パーツにはなりますが安定したパフォーマンスを発揮するのでコスパ重視のユーザーによく選ばれています。GPUにはGeForce RTX4060Tiが採用されているので画像・動画編集に強さを見せます。クリエイターにも人気の構成ですし、ゲームも快適に動作するので多方面に使えるのがメリットです。
HP Victus 15L
圧倒的コスパモンスター!
- Core i7-14700F
- GeForce RTX4060Ti
- 業界最強クラスのコスパ!
価格:181,999〜
Core i7-14700F×GeForce RTX4060Ti搭載で税込18万円台という業界最強クラスのコスパお化けがこちら。セール時期によって値段が微妙に変わることもありますが、基本的にはクラスに見合わない安さが魅力です。カスタマイズ性は高くありませんが、そのまま利用する人なら間違いなくお得!
マウスコンピューター DAIV Z4
1kg切りのクリエイトノート!
- Core i7-1360P
- 14型1kg切りの超軽量モデル
- 約10時間のバッテリー持ち!
価格:189,800〜
マグネシウム合金製でしっかりとした仕上がりながら、重量が1kgを切るという超軽量モデルです。CPU内蔵グラフィックスも強力なので、意外としっかりと使えるパフォーマンスがでます。特にRAW現像には強さを見せますし、軽い動画編集なんかも行えます。モバイルの機会が多いクリエイターにおすすめ!
フロンティア FRGKB550シリーズ
コスパで選ぶならフロンティア!!
- Ryzen 7 5700X
- GeForce RTX 4060Ti
- 32GBメモリ、1TB SSD!
価格:163,800〜
フロンティアは国内生産のパソコンメーカーでありながら、圧倒的な安さでパソコン提供してくれるメーカーです。その秘密はセールにあり、常に何かしらのセールを行っています。人気モデルは一瞬で売り切れてしまうほどですが、最近は受注生産のセール対象品が増えてきているので買いやすくなりました!
ドスパラ GALLERIA RL7C-R35-5N
12万円台で買える高品質ノート!
- Core i7-13620H
- GeForce RTX 3050
- 15.6型165Hzモニター!
価格:120,980〜
Core i7-13620H×GeForce RTX3050を搭載したノートPCです。性能はエントリーのそれですが、価格高騰が止まらない昨今では12万円そこそこで新品が買えるというのは大きいです。専用グラフィック搭載なので、画像やフルHDクラスの動画編集なら難なく行えます。そこまでスペックは求めない(それより安く買いたい)と言う人もいるでしょうし、初心者やサブマシンにもおすすめのモデルです。
RAW/JPEGってなに?
そもそもRAW現像ってなに?というレベルの方もいるかもしれません。まずは「JPEG」と「RAW」についておさえておきましょう。
- JPEG⇒カメラ内で生成される一般的なデータのこと
- RAW⇒センサーが読み取った光をそのままの状態で保存する。情報のデータになるので、ソフトなどを使って写真データに変換する必要がある。情報量が多いため劣化が少なく、好みに合わせて調整することが可能。
RAWは英語で生を意味しており「生データ」などとよばれることもあります。一般的にデータ容量が大きくなりがちですので基本的にRAW現像はパソコンに要求するスペックが高いということを覚えておきましょう。
安価で性能が低いパソコンを使っていると、いつまでも処理が終わらなかったり、動作がモッサリしてストレスになります。それだとまだ良いほうで、使いたかったソフトが起動しないという事態もあり得ます。購入時に中途半端な選択をしてしまうことで、結果的に大切な時間を失うことになりかねません。逆にオーバースペックすぎると大切なお金を失います…
カメラやレンズに投資したいカメラマンにとっては「価格をおさえつつ必要なスペックを見極める」ことが必要なのです。
自分が投資できる範囲で高性能なパソコンを購入することは、快適に使えることはもちろん、後々の技術に対応できる可能性も高いため結果的に長く使えて安上がりだったということもあります。そんな一筋縄ではいかないパソコン選びも、パーツや使っているカメラから切り込んでいくと見えてくるものがあります。
パソコンのパーツについて簡単におさらいしましょう。
RAW現像・写真編集に必要なパソコンのスペックは?
パソコンを構成しているパーツには「マザーボード」「CPU」「メモリ」「グラフィック」「電源」などがあります。1つ1つにグレードや、パーツの特徴があるので全部覚えていくのは大変です。しかし簡単にパーツの性能を見極める方法が存在しています。
それは「数字が大きい方が高性能」だということです。数字が大きくて価格が同じなら、数字が大きい方を選びましょう。ざっくりとおすすめのパーツ構成をあげるとこのような感じです。
- CPUは最新世代を推奨!
- メモリは16GB以上を選ぼう!(高画素機なら32GBがおすすめ)
- グラボはミドルクラス以上を選ぼう!(GeForce RTX4060など)
- 保存領域はSSDがポピュラーに!
上にあげたスペックを満たすパソコンなら、問題なくRAW現像ができるはずです。むしろRAW現像だけならオーバースペックなほどですが、余裕を持たせておくことで動画編集やゲームにも対応ができます。また、数年後も快適に使える可能性も高まりまるので結果的に無駄にはなりません。
パーツ特有の数字が存在するので、以後はそれを解説していきます。
CPUは最重要!高性能なパーツを選ぼう
CPUは各パーツへのデータの計算や制御を行う装置で、人間で言う頭脳に当たります。CPUの性能が高いほど高負荷に耐えることができ、処理も速く終わります。RAW現像はCPUの性能に左右されるところが多いので、できるだけ高性能なパーツを選ぶのがおすすめです。そこでまずはCPUの数字の意味について知っておきましょう。
【CPUの数字の意味】
CPUには「Core i7-14700」や「Core i5-12400F」といった物があります。数字が大きいほうが高性能だということは「Core i7-14700」のほうが高性能だろうということ予測できます。RAW現像だけならCore i5で十分なケースもありますが、扱う枚数が多かったり、3000万画素を超えるような高画素機を使っているならCore i7がおすすめです。
数字の中で一番注目して欲しいのが「世代」を表す数字です。
CPUは世代が変わると爆発的に性能がアップすることがあります。例えば「Core i7-10700」と「Core i5-12400」だと、一見Core i7-10700のほうが高性能に見えます。しかしCore i5-12400のほうが新しい世代で性能(スコア)的には上だったりします。数字の大きさで判断することは大切ですがどの数字を見るかも大切だということがわかります。
CPU性能比較表
PASSMARKが公開しているスコアを見ると、そのCPUの性能がだいたいわかります。
CPU(デスクトップ) | スコア |
Core i9-14900 | 51165 |
Core i7-14700 | 46411 |
Core i5-14400 | 26923 |
Core i9-13900 | 49495 |
Core i7-13700 | 38894 |
Core i5-13400 | 25509 |
Ryzen 9 7900X | 52385 |
Ryzen 7 7700X | 36488 |
Ryzen 5 7600X | 28876 |
インテル第12世代以降の性能アップが著しいです。これからパソコンを購入するなら、第12世代以降のCPUを搭載したモデルを購入しましょう。最新は第14世代になっているのですがCore i7-13700あたりの処理能力があれば、何をやらせても快適で満足できると思います。
ここ最近ではRyzen CPUもシェアを伸ばしているので、予算や好み、使いたいアプリとの相性なんかで選ぶのが良いでしょう。
CPU(ノート) | スコア |
Core i9-13900H | 30477 |
Core i7-13700H | 29109 |
Core i7-13620H | 26843 |
Core Ultra 7 155H | 25092 |
Core Ultra 5 135H | 23684 |
Core i7-12700H | 27424 |
Core i7-12650H | 23910 |
スコアを見てもらうとわかるように、ノートパソコンのCPU性能も飛躍的に上がってきています。少し前までは「クリエイト作業はデスクトップで…」みたいなのが当たり前でしたが、今ではノートPCでも問題なく処理を行えます。
ノートなら場所を選ばすに作業ができますし、自宅でも場所をとらないのは大きなメリットですよね。
RAW現像処理時間を比較
【デスクトップ向けCPU】
CPU | 時間 |
Core i7-14700K | 1分49秒 |
Core i7-14700F | 1分59秒 |
Core i5-14400F | 2分40秒 |
Core i7-13700F | 2分16秒 |
Core i5-13400 | 2分39秒 |
Ryzen 7 7700X | 1分59秒 |
Ryzen 7 5800X | 2分39秒 |
やはり処理能力ではデスクトップが有利です。大量の現像処理を行う人にはデスクトップを購入することをおすすめします。
【モバイル向けCPU】
CPU | 時間 |
Core i7-13700H | 2分29秒 |
Core i7-13620H | 2分32秒 |
Core Ultra 7 155H | 3分12秒 |
Core Ultra 5 135H | 2分56秒 |
Core i7-12700H | 2分48秒 |
Core i7-12650H | 2分40秒 |
Ryzen 7 7840HS | 2分21秒 |
Ryzen 5 7535HS | 2分56秒 |
ノートパソコンでも十分な処理能力があることがわかります。モバイル性を生かした活動が可能になるのは大きなアドバンテージです。
メモリ(RAM)は16GB~がおすすめ
メモリは各パーツの橋渡し的な役割を担います。一時的な処理を記憶・処理することでCPUやメモリ、ストレージ間のサポートをしています。つまり他のパーツが高性能でも、メモリが貧弱だとパソコンは快適に動作してくれません。「メモリは盛れるだけ盛れ」というのが定説だったりもします。
メモリを16GB以上にする理由は、Lightroomが推奨する環境に「12GB以上を推奨」とはっきり書かれているからです。→Lightroom Classic CC の最小システム構成
データ容量の大きいRAWを振り回すには、それなりの環境が必要なのでメモリは16GB確保しましょう。僕の場合、デスクトップは32GB、ノートパソコンは16GBにしています。写真を楽しむためにRAW現像を始めたのに、メモリをケチったがために楽しめなくなるなんていうのは本当に勿体ないです。
たまに「現像処理をするならメモリが優先」みたいな解説がされているケースもありますが、個人的にはメモリよりもCPUにこだわったほうが良い結果が得られやすいと思っています。メモリはボトルネックを発生させないためのものであり、性能を伸ばすためのものではないと考えているからです。逆に言えばCPUの性能不足があきらかなのに、メモリを増やすだけで動作環境は改善しないということです。
1つの基準としてですが、ほとんどの人は16GBあれば十分。高画素機を使っている人、日常的にRAW現像を行う人、4K動画編集も快適にしたいなら32GB以上がおすすめです。
HDD/SSDだって速度にこだわりたい!
パソコンにあまり詳しくない人は、ストレージを容量だけで決めてしまいがちです。容量の多いHDDがあれば十分だと考える人は多いですが、SSDは一度使うと二度とHDDには戻れないというくらいパソコンを快適にしてくれます。
よほどの事情(なにかわかりません)がない限りはメインストレージにSSDを選ぶようにしてください。
SSDには「SATA SSD」「M.2 SSD」「NVMe M.2 SSD」があり、後者になるほど高速になっていきます。色々テストしてきましたが、SATA SSDとM.2SSDにそこまで差はありませんでした。体感的にはSSDになっていれば十分速いと感じられます。それぞれの速度がどれくらい違うのかを見てみましょう。
高速なSSD
HDDからSSDにすることで約4倍速くなり、NVMe M.2 SSDに至っては26倍も速くなっています。
ストレージをSSDにすることで、パソコンの起動が速くなる、ソフトのインストールが速くなるというメリットがあります。データをしっかり管理できる人なら、容量は256GBもあれば十分でしょう。写真データは外付けHDDや、カスタマイズでHDDを追加して対応します。ただし後々メインストレージ容量が不足すると面倒なので、512GB以上を選んでおくという選択肢もありです。
グラフィックカードはやや優先度低めでOK!だけど?
意外と忘れがちなのが映像系の処理を担当するグラフィックカードです。他にもグラフィックボード(グラボ)やGPUと呼ばれています。一応CPUにも映像処理ができる機能が内臓されていますが、そこまで能力は高くありません。(一部のCPUは内臓されてもいないので注意が必要)
Lightroomなどの写真編集ソフトは、GPU支援もそこまで効果を発揮しないためそこまで性能にこだわる必要はありません。
体感的には写真が速く表示されたり、効果が適用されるのが若干速いかな?というくらいです。書き出しの時間もGPU性能で大きくは左右しませんので、そこまで心配しなくても良いでしょう。
こちらはPASSMARKが公開しているグラボの性能を表にしたものです。
目的 | GPU | スコア |
動画編集/ゲーム | GeForce RTX3060/RTX4060以上 | 17007 |
フルHDデータ編集 | GeForce RTX3050 | 12830 |
写真・イラスト・マンガ | GeForce GTX1650 | 7817 |
静止画中心ならGTX1650あたりのエントリークラスで十分ですが、余裕をもってミドルクラス以上を選んでおくことをおすすめします。静止画意外の作業も快適になるからです。
動画編集や、ゲームも快適に動作しますので、様々な目的に対応できるようになります。後々、よりレベルの高い編集作業を行いたいと思った時も性能不足に陥ることを回避しやすいというメリットがあります。
GeForce RTX3060以上になれば、高解像データ編集が行えますし、最新ゲームも快適に動作します。ほぼ、どんな用途でも対応できるため安心できます。予算に余裕がある方は選択する価値があるでしょう。
ノートパソコンの場合は、後からパーツを追加することが現実的にほぼ不可能なので購入時に慎重に選択するようにしましょう。デスクトップなら、後々不満を感じた頃に交換も可能です。ソフトや機材がアップデートした時に、対応しやすいのも利点の1つですね。
プロフェッショナルな(10bit)環境を求めるならQuadroも検討しよう
最近は10bitでの撮影も随分身近になってきました。一般向けの8bit(1677万色)に比べて、10bitだと10億色以上の階調豊かな表現が可能になります。いわゆる自然の色、本来の色に近いっていうやつですね。それを可能にするのが「Quadro」というグラフィックカードです。
10bit環境を構築するためには対応している「カメラ」「パソコン(Quadro)」「ディスプレイ」「ソフト」が必要になります。そして予算がぎゅぎゅーーんとアップします!(グーンなんて可愛いモノじゃない…)
8bitと10bitの差はたしかにありますが、よーく見ないと気づかないレベルだとも言われています。(普通の人ならまずわからない)そこに無理をして手をだすよりも、新しいレンズを買うほうが作品に違いは生まれそうな…個人的には、10bit環境を無理して構築する必要はないけど、色域の広い液晶ディスプレイは必要だと感じています。
液晶モニターを変えると写真がうまくなる?
パソコン以上に後回しにしてしまいがちなのが液晶モニターです。
僕は最近写真専用モニターに入れ替えたのですが「自分が撮った写真ってこんなに美しかったんだ…」と自画自賛しちゃうくらいには違いがあります。そして改めてモニターの大切さを理解しました。
▼BenQ SW240 コスパ抜群です
良いディスプレイとは「色表現に優れている」「正しい色で表示できている」「快調が滑らか」「ムラがない」といったような条件をクリアしているものです。せっかく写真編集をしても「そもそも色が違っているよ」ということになれば全てが無になってしまうからです。そうならないためにも、まずは以下のラインを最低限おさえた製品を準備しましょう。大きな失敗は防げるはずです。
- 24~27インチ
- フルHD(1920×1080)以上
- IPSパネル
- 色域カバー比(率)が記載されている
- 5~10万円程度の予算
カメラの性能で見る必要スペック
パーツのことやディスプレイのことは大体わかったけど「自分はどれを買えばいいの?」というのがわからないですよね。お手持ちのカメラや、目的に合わせて選べるように簡単な表を作成してみました。
【カメラとパソコンの相関図】
ノートPCだと価格が1ランクアップ
おすすめなのは性能と価格のバランスがとれているスタンダードクラスのパソコンです。RAW現像だけでなく動画やゲームなども快適に動作するクラスになります。価格で言うとだいたい15万円以上です。
この表ではカメラとパソコン両面をむりやり押し込んでいるので、かなりざっくりしたものにはなりますが指標くらいにはなります。パソコンメーカーさんの製品をたくさん使わせてもらった経験から導き出しているからです。ちなみにパソコンメーカーさんからは「クリエイター向けモデルは20万円前後のパソコンが人気」という話を聞いたこともあります。
自分が使っているカメラや目的に合わせて見合うものを選んでください。安くて性能が良いパソコンが見つかれば儲けものですし、多少高価でも性能や付加価値が高ければ当然買いだとも言えます。ぜひ理想のパソコンに出会うための参考にしてみてください。
【予算別おすすめパソコン】
予算別におすすめのパソコンもまとめてみました。
おすすめのBTOショップランキング
パソコンのスペックや価格の目安がついてくると、次は「どこで買うか?」ですよね。結論から言うとネット通販で購入するのがおすすめです。
ネットでの販売だと、人件費やお店の家賃などのコストが下げられるのでパソコンの値段を下げても利益が出ます。多くの国産メーカーのように余計なソフトがインストールされているということもありません。
「ネットで買うのは心配」と言う人もいると思いますが、最近はチャットやラインで質問ができたりといった柔軟な対応をしてくれます。国内生産にこだわっているメーカーさんもありますし、そうしたメーカーさんから購入すればアフタフォローやサービス面でも心配は無用です。
僕がとくにおすすめだと思うのは、以下の国産メーカーさんです。
海外メーカーも良い製品がありますが、サポートや品質面では国産にかなわないかなというのが素直な印象です。納期がわからなかったり、初期不良が多い傾向にあったり、問題解決までに時間がかかったりなど、全てがそうではないにしろストレスは極力避けたいのが本音ですよね。
「自己解決できるからとにかく安く」という人なら止めませんが、僕が友人や家族にすすめるなら上記のメーカーからにすると思います。
RAW現像向けクリエイターモデルならDAIVがおすすめ!
個人的に一番推したいのが、マウスコンピューターが展開するクリエイターモデルの「DAIV」です。
国産品質で価格は少し高いのですが、性能やカスタマイズの点など魅力が満載です。またアフターサービスや万が一の故障対応のフォローが素晴らしいと評判です。>>マウスコンピューターの口コミや評判
公式ホームページを見ていても、コンテンツがどんどん追加されて製品の魅力が伝わってきます。製品ラインナップも見るたびに充実していくので、「DAIVはクリエイターモデルに力を入れているんだな」というのが伝わってきます。実際に液晶にこだわり抜いて作られたノートパソコンがあったり、最新のパーツが搭載されているパソコンが見つかります。
ブランド担当者さんにお話しも聞くことができました!⇒DAIVブランド担当者に直撃インタビュー!
DAIV公式:https://www.mouse-jp.co.jp/creator/
ドスパラはデスクトップが圧倒的に強い!
出典:ドスパラ
ドスパラも人気があるBTOメーカーさんです。特にゲーミングパソコンには定評があり、デスクトップのお得感は目を見張るものがあります。ゲーミングはもともと性能が良いので、RAW現像や動画編集などの作業に向いているパソコンが多いです。デスクトップをコスパ良く買いたいならチェックしておくのも良いでしょう。DAIVよりもやや安価で購入できるケースが多いイメージです。
ドスパラ公式:https://www.dospara.co.jp/
フロンティアは激安セールがアツい!!
出典:フロンティア
意外と知らない人が多いのですが、フロンティアさんは国内(山口県)でパソコンを製造するメーカーさんです。家電量販店のヤマダ電機の系列と言えば安心感が出るでしょうか。
フロンティアは台数限定セールや、シーズンに合わせたセールを毎日のように開催しています。なのでパソコンが欲しいと思ったタイミングで、いつでも安く買える可能性が高いメーカーさんなのです。少しでも安くパソコンを買いたいならフロンティアを一度チェックしてみてください。
フロンティア公式:https://www.frontier-direct.jp/
RAW現像におすすめのデスクトップパソコン
※価格やパーツなどの内容は変更される可能性がありますので、必ず公式ページにてご確認ください
初心者におすすめ! GALLERIA RM5C-R35
- Core i5-14400F×RTX3050搭載
- 写真やイラスト中心ならコレ
- 139,980円〜
第14世代Core i5-14400F搭載で効率的に処理が行え、価格も13万円台と良心的です。専用グラフィックも搭載しているため動画編集や軽めのゲームなどにも対応できるのもポイント。冷却性、静音性に優れているのも嬉しいです。初心者やはじめての1台にも選びやすいモデルだと思います。
フロンティアFRGAGB550Mシリーズ!
- Ryzen 7 5700X×RTX4060Tii搭載
- RAW現像、動画編集にも対応可能
- コスパ重視な人におすすめ!
価格:165,800〜
フロンティアならGeForce RTX4060Tiを搭載したパソコンが16万円台から購入可能!このクラスならRAW現像、動画編集、ゲームも楽しめます。フロンティアには台数限定モデルと受注生産モデルがあるので要注意。早い者勝ちの場合、速攻で売り切れる可能性もあるので定期的なチェックを!メモリも32GBでマルチタスクにも強いです。
マウスコンピューター DAIV FXシリーズ
ワンランク上のクリエイターモデル!
- Core i7-14700KF
- GeForce RTX4060搭載!
- 大量のRAWも動画も快適処理!
価格:294,800〜
マウスコンピューターのDAIVシリーズは、クリエイターの意見を多く取り入れたクリエイターのためのパソコンです。Core i7-14700KF搭載なのでワンランク上の処理が快適に行えるのも嬉しい。写真や動画編集などの作業に没頭できる性能を詰め込んでいるのもポイントですね。クリエイターの門をくぐるならこの辺りのモデルにも注目したいところです。
全部セット!NEXTGEAR JG-A5G60
ゲーミング環境が1度でそろう!
- Ryzen 5 4500
- GeForce RTX4060
- はじめてのパソコンにおすすめ!
価格:169,800〜
あれこれ選ぶのが面倒、たくさんありすぎて選べない…と思ったらマウスコンピューターのNEXTGEARシリーズがおすすめ!モニターやデバイス類をまとめて販売してくれるので悩む手間が省けます。CPUの処理性能は控えめですが16万円台とリーズナブルです。そこまでこだわった作業をしないという人にはおすすめですね。
人気モデルはやっぱりすごい!GALLERIA RM7C-R46T
- Core i7-14700F
- GeForce RTX4060Ti
- 静音性、冷却性も抜群
価格:213,980〜
本格的にクリエイト作業をするならIntelの安心感は欲しいです。GeForce RTX4060Tiなら高解像データ編集にも対応できます。RAW現像、動画編集、ゲーム配信など、どんなジャンルでも一定以上の快適性を発揮できるのもポイント。やや高価ではありますが、みんなに選ばれているというのは説得力があります。
RAW現像におすすめのノートパソコン
マウスコンピューター DAIV Z6シリーズ
16型クラスで1.6kgを実現!
- Core i7-13700Hを搭載!
- GeForce RTX4060搭載!
- 約16時間のバッテリー持ち!
価格:279,800〜
16型WQXGA(2560×1600/sRGB比100%)の作業効率性と正確性の高いモニターを採用。高負荷作業に耐えられるスペックになっており、軽めの高解像データ編集にも対応できます。一般的な16インチクラスより軽量で、モバイルする機会の多いクリエイターに検討してほしいモデルです。
ドスパラ GALLERIA XL7C-R46H-6
デスクトップ並みの処理能力!
- Core i7-13700Hを搭載
- GeForce RTX4060搭載で映像表現にも強い
- 16型モニターで作業性も抜群
価格:196,980〜
第13世代Core i7 CPUを搭載し、パフォーマンスを武器にコンテンツ制作を進められるモデルです。処理時間短縮化によりこれまで以上に時間ができますので余った時間は新しいモノ作りにあてられます。この構成で20万円切りは頑張っていると思います。
ASUS Vivobook Pro 16X OLED M7600QC
有機ELモニターが美しすぎる!
- Ryzen 9 5900HX搭載!
- GeForce RTX3050
- 16型大画面×超美麗モニター
価格:199,800〜
大画面16型有機EL(OLED)モニターを採用しているのが最大の特徴で、DCI-P3 100%の広色域やHDRにも対応し、忠実な編集作業が行えます。パフォーマンスもしっかりしており、高負荷作業でももたつきを感じさせないのは素晴らしいです。クリエイターのニーズをほぼ満たすモデルと言って良いでしょう。
HP Victus 16HP
とにかく安く買いたい人!
- Ryzen 5 7640HS搭載!
- GeForce RTX4050
- 16.1型フルHD/144Hz
価格:128,900〜
16型モニターを採用しているので大きな画面で作業したい人におすすめ。GeForce RTX4050は上位GPUに迫るほど高パフォーマンスを発揮するので、動画編集やゲームも快適に楽しめます。それでいてお値段はエントリーよりの設定になっているのが嬉しいところ。セール時期によって値段は左右するので公式サイトをチェックしてください。インテルCPU搭載モデルもあり。
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