「動画編集におすすめのパソコンはありますか?」そんな質問が増えてきています。YouTubeなどの動画サービスが広まっているのも理由の1つかもしれません。
当サイトをご覧になっている読者さんは、一眼レフや、ミラーレスカメラで写真を楽しんでいる人がほとんどです。ですので、根底にある願いとしては「RAW現像もできつつ、動画編集も可能なパソコンが欲しい」ということになるかと思います。
この2つが必要とするスペック(性能)は微妙に違うので、パソコンにあまり詳しくない方は注意が必要です。動画編集においては特にグラフィック(グラボ)がキモとなってきますので、より理解するために注目してお読みいただけると理解が深まるかと思います。
かなり長くなってしまったのでブックマークしてもらうか、目次から気になる項目をチェックして読んでもらうと良いかと思います。序盤に厳選した数台を紹介しているので、そちらも参考にしてください。
目次
動画編集におすすめの厳選パソコン
まずは時間のない人のために、てっとり早くおすすめをいくつかピックアップしてご紹介します。その後でじっくりスペック選びについても解説していきますので、最後までお読みいただけますと嬉しいです。
マウスコンピューター DAIV R4
おしゃれなクリエイトノートPC!
- Core i7-12650H搭載!
- GeForce RTX3050搭載!
- 普段使いやビジネスにも!
価格:169,800〜
第12世代Core i7-12650H×GeForce RTX3050を搭載した14型ノートパソコンです。通常は17万円台ですが、セールで15万円台も狙えます!重量が約1.42kgと軽いので、出先で写真や動画の編集を楽しみたいという人や、ビジネス用パソコンを探しているという人におすすめです。
HP Victus 15L
コスパのバケモノとはコイツ!
- Core i5-13400F
- GeForce RTX4060
- 業界最強クラスのコスパ!
価格:115,500〜
Core i5-13400F×GeForce RTX4060搭載で税込11万円台という業界最強クラスのコスパお化けがこちら。セール時期によって値段が微妙に変わることもありますが、基本的にはクラスに見合わない安さが魅力です。内部は独自規格のパーツが採用されていて転用やカスタマイズは難しいかもしれませんが、そのまま使うという人も多いはずなので大した問題にはならないでしょう。
ドスパラ GALLERIA RM7C-R46-C
第14世代インテルCPUがすごい!
- Core i7-14700F
- GeForce RTX4060
- クリエイターに人気の構成!
価格:194,980〜
インテル第14世代Core i7-14700Fは処理能力が非常に高く、安定したパフォーマンスを発揮します。GPUにはGeForce RTX4060が採用されているので画像・動画編集に強さを見せます。クリエイターに人気の構成でもあり、ドスパラのクリエイター向けPCとしてもトップクラスの人気を誇ります。
フロンティア GXシリーズ
コスパで選ぶならフロンティア!!
- Ryzen 7 5700X
- GeForce RTX 4060Ti
- 32GBメモリ、1TB SSD!
価格:154,800〜
フロンティアは国内生産のパソコンメーカーでありながら、圧倒的な安さでパソコン提供してくれるメーカーです。その秘密はセールにあり、常に何かしらのセールを行っています。人気モデルは一瞬で売り切れてしまうほどで、競争率が高いのがややネック…ただし売り切れた場合でも定期的に補充が入るのでチェックは欠かせません!
ドスパラ GALLERIA RL5C-R35-5N
10万円台で買える高品質ノート!
- Core i5-12450H
- GeForce RTX 3050
- 15.6型144Hzモニター!
価格:109,980〜
Core i5-12450H×GeForce RTX3050を搭載したノートPCです。性能は確かにトップクラスではありませんが、画像やフルHDクラスの動画編集なら難なく行えます。専用グラフィック搭載ながら10万円台という存在自体も貴重ですし、持ち出し用だからそこまでスペックは求めない(それより安く買いたい)と言う人もいるでしょう。初心者やサブマシンにもおすすめのモデルです。
おすすめのパソコンはレベルや目的によっても異なります。この後は、パーツ選びの解説をしていきます。さらに、初心者、中級者、上級者向けにおすすめのパソコンをご紹介します。
動画編集に必要なスペックは?
あまり詳しくない人からすると、なにを根拠にパソコンを選べば良いのかサッパリわからないはずです。
動画編集はパソコンに負荷のかかる作業なので、性能が追いつかないと処理をまともに完了することさえできません。安価だという理由だけで選んでしまうと、処理ができずに無駄な買い物になってしまうということです。
ざっくりとおすすめの構成をあげると、このような感じです。
ポイント
- CPUはCore i7を選ぼう!
- メモリは16GB以上!(4Kなら32GB〜がおすすめ)
- グラボは大事!可能な限り高性能なパーツを選ぼう!(GTX1660Ti、RTX2060、RTX2070等)
- SSDは必須!できれば高速タイプを選びたい
しっかりとした性能を備えたパソコンを購入するほうが、多少高価であっても満足度は高くなるはずです。
パーツの優先度は?
パーツの優先度だと「グラフィック(グラボ)」→「CPU」→「メモリ」→「SSD」という感じでしょうか。基本的にはメモリとSSDを確保し、予算内でCPUとグラフィックの性能を可能なだけ引き上げるという考え方が良いかと思っています。
とは言え、実際には組み上がっているパソコンから選ぶことになるはずです。同価格帯で比較検討する場合に、優先度の高い順番で選びましょう。
それでは、それぞれのパーツについて解説していきます。
CPUはCore i7が理想
人間だと頭脳にあたるのがCPUで、優先度は「高い」です。
CPUの性能が高いほど処理が速く終わったり、重たいデータに対応できるようになります。そこでまずはCPUの数字の意味について知っておきましょう。(インテル製CPUを解説します)
【CPUの数字の意味】
CPUの数字は、大きい方が基本的に高性能になっています。動画編集においてはCore i7と表記があるものを選ぶのが無難です。
一例をあげると、Core i5-8400とCore i7-9700なら数字が大きい「Core i7-9700」が高性能ということになります。Core i3やCeleronは性能的に不足するので選ばないようにしましょう。
数字の中で一番注目して欲しいのが、後ろ4桁の最初の数字です。これは世代を表します。
CPUは世代によっては、一気に性能が跳ね上がります。逆に言うとCore i7でも世代が古いと、性能が極端にダウンします。「Core i7だから安心」というわけでもないんですね。
例えば「Core i7-7700」と「Core i5-8400」だと、一見Core i7-7700のほうが高性能に見えます。しかし世代ではCore i5-8400のほうが新しいので、性能的にはほぼ互角くらいと言われています。数字の大きさで判断することは大切ですが、数字を見るポイントも大切だということがわかります。
説明だけではわからないと言う人もいると思うので、具体的な一例をあげておきます。
タイプ | おすすめのCPU一例 |
デスクトップ | Core i7-14700(K/F)/Core i5-14400 |
ノートパソコン | Core i7-13700H/Core i7-1360P |
メモリは16GB以上が最低ライン!
メモリは一時的に記憶や処理を担当するパーツです。CPUやストレージ間のサポート的な役割をしています。メモリの容量が不足すると、どれだけ高性能なパソコンでもサポートが万全に行われないため処理が詰まります。
一定容量を確保すれば良いので、パーツの優先度は「並」です。
「メモリは多いほど正義」と言う言葉もあるくらいで、僕も納得する部分はあります。とは言え、大部分の人にとって64GBとかは必要ないと思います。メモリを倍にしたからと言って作業時間が半分になるわけでもありません。
フルHDの動画編集なら16GBもあれば十分でしょう。頻繁に動画編集をする人や、より高度(専門的)な編集をする人、4K動画編集をしたい人なら32GB以上を目指せば良いと思います。
グラフィック(グラボ)は最重要パーツ!ミドルクラス以上を選ぼう
グラフィック(グラボ)は、映像系の処理を担当するパーツなので優先度は「高い」です。
グラボが貧弱だと、まともに動画のデータを扱うことすらできません。処理がいつまでたっても完了しなかったり、映像がカクカクしたりします。CPUにも機能的には内蔵されてるのですが、能力は高くありません。(一部のCPUには内蔵すらされていないので注意)
グラフィクは必ず個別のパーツを搭載しているものを選んでください。特にミドルクラス以上を選択することで、処理を快適に行えるほか、処理の短縮化に貢献できます。
ここでも具体的な一例をあげておきます。
クラス | 用途 | パーツ |
モバイル | イラストや写真編集 | GeForce MX550、Iris Xe |
エントリー | 簡単な動画編集 | GeForce GTX1650~RTX3050 |
ミドルクラス | フルHD動画編集 | GeForce RTX4050~ |
ハイクラス | 4K動画編集 | GeForce RTX4060〜 |
モバイル向けの製品は、本格的な動画編集をするにはちょっと物足りません。余裕を感じるのはミドルクラスあたりからです。コスパにも大変優れているので、人気もありますし個人的にもおすすめです。ハイエンドなパーツは専門的な処理をする人向けと言う感じですね。
初心者:簡単な動画編集におすすめのパソコン
初心者におすすめ! GALLERIA RM5C-G50
- Core i5-14400F×GTX1650搭載
- 写真やイラスト中心ならコレ
- 137,980円〜
第14世代Core i5-14400F搭載で効率的に処理が行え、価格も13万円台と良心的です。専用グラフィックも搭載しているため動画編集や軽めのゲームなどにも対応できるのもポイント。冷却性、静音性に優れているのも嬉しいです。初心者やはじめての1台にも選びやすいモデルだと思います。
全部セット!NEXTGEAR JG-A5G60
ゲーミング環境が1度でそろう!
- Ryzen 5 4500
- GeForce RTX4060
- はじめてのパソコンにおすすめ!
価格:159,800〜
あれこれ選ぶのが面倒、たくさんありすぎて選べない…と思ったらマウスコンピューターのNEXTGEARシリーズがおすすめ!モニターやデバイス類をまとめて販売してくれるので、悩む手間が省けます。しかも15万円台とリーズナブルで描画性能にも優れています。
中級者:フルHD動画編集におすすめのパソコン
HP Victus 15L
コスパのバケモノとはコイツ!
- Core i5-13400F
- GeForce RTX4060
- 業界最強クラスのコスパ!
価格:115,500〜
Core i5-13400F×GeForce RTX4060搭載で税込11万円台という業界最強クラスのコスパお化けがこちら。セール時期によって値段が微妙に変わることもありますが、基本的にはクラスに見合わない安さが魅力です。内部は独自規格のパーツが採用されていて転用やカスタマイズは難しいかもしれませんが、そのまま使うという人も多いはずなので大した問題にはならないでしょう。
フロンティアGXシリーズ!
13万円台の本格マシン!
- Ryzen 5 5600×RTX4060搭載
- RAW現像、動画編集にも対応可能
- コスパ重視な人におすすめ!
価格:135,800〜
フロンティアならGeForce RTX4060を搭載したパソコンが13万円台から購入可能!このクラスならRAW現像、動画編集、ゲームも楽しめます。フロンティアには台数限定モデルと受注生産モデルがあるので要注意。早い者勝ちの場合、速攻で売り切れる可能性もあるので定期的なチェックを!
フロンティア GXシリーズ
コスパで選ぶならフロンティア!!
- Ryzen 7 5700X
- GeForce RTX 4060Ti
- 32GBメモリ、1TB SSD!
価格:154,800〜
フロンティアは国内生産のパソコンメーカーでありながら、圧倒的な安さでパソコン提供してくれるメーカーです。その秘密はセールにあり、常に何かしらのセールを行っています。人気モデルは一瞬で売り切れてしまうほどで、競争率が高いのがややネック…ただし売り切れた場合でも定期的に補充が入るのでチェックは欠かせません!
ドスパラ GALLERIA RM7C-R46-C
第14世代インテルCPUがすごい!
- Core i7-14700F
- GeForce RTX4060
- クリエイターに人気の構成!
価格:194,980〜
インテル第14世代Core i7-14700Fは処理能力が非常に高く、安定したパフォーマンスを発揮します。GPUにはGeForce RTX4060が採用されているので画像・動画編集に強さを見せます。クリエイターに人気の構成でもあり、ドスパラのクリエイター向けPCとしてもトップクラスの人気を誇ります。
上級者:4K動画編集におすすめのパソコン
マウスコンピューター DAIV FXシリーズ
ワンランク上のクリエイターモデル!
- Core i7×RTX4070搭載!
- 大量のRAWも動画も快適処理!
- 次世代データ編集にも対応!
価格:299,800〜
マウスコンピューターのDAIVシリーズは、クリエイターの意見を多く取り入れたクリエイターのためのパソコンです。処理が快適に行えるのを大前提に、多様なニーズにも応えられる豊富なカスタマイズが選べます。32GBメモリ、1TB SSDで余裕を感じる構成です。マルチタスクもこなせますし、標準で3年保証がついているのも安心です!
動画編集におすすめのノートパソコン
ドスパラ GALLERIA XL7C-R46H-6
デスクトップ並みの処理能力!
- Core i7-13700HXを搭載
- RTX4060搭載で映像表現にも強い
- Thunderbolt 4搭載済み
価格:199,980〜
第13世代CPUを搭載し、パフォーマンスを武器にコンテンツ制作を進められるモデルです。処理時間短縮化によりこれまで以上に時間が削減できますので、余った時間で新しいモノ作りが行えます。16型WUXGA(1920×1200)モニター、Thunderbolt対応などなどクリエイターが必要とする機能を備えているのもポイント!
マウスコンピューター DAIV Z6シリーズ
16型クラスで1.6kgを実現!
- Core i7-13700Hを搭載!
- GeForce RTX4060搭載!
- 約16時間のバッテリー持ち!
価格:289,800〜
16型WQXGA(2560×1600/sRGB比100%)の作業効率性と正確性の高いモニターを採用。高負荷作業に耐えられるスペックになっており、軽めの高解像データ編集にも対応できます。一般的な16インチクラスより軽量で、モバイルする機会の多いクリエイターに検討してほしいモデルです。
HP Victus 16HP
とにかく安く買いたい人!
- Ryzen 5 7640HS搭載!
- GeForce RTX4050
- 16.1型フルHD/144Hz
価格:132,989〜
16型モニターを採用しているので大きな画面で作業したい人におすすめ。GeForce RTX4050は上位GPUに迫るほど高パフォーマンスを発揮するので、動画編集やゲームも快適に楽しめます。それでいてお値段はエントリーよりの設定になっているのが嬉しいところ。セール時期によって値段は左右するので公式サイトをチェックしてください。インテルCPU搭載モデルもあり。
ドスパラ GALLERIA A4-R
軽くて強いモバイルノート!
- Core i7-13700H
- 14型WUXGA(1920×1200/sRGB99%カバー)
- Thunderbolt 4搭載
価格:149,980〜
14コア20スレッドの強力なCPUを搭載したモバイルノートです。約1.4kgとは思えないパワフルさをウリにしており、モバイル先でのRAW現像もしっかり行えます。アルミニウムボディは高級感もあり所有欲も満たされます。Thunderboltなどのツボもしっかり押さえながら約14万円という価格に収まっているのはすごい!
ドスパラ GALLERIA RL5C-R35-5N
10万円台で買える高品質ノート!
- Core i5-12450H
- GeForce RTX 3050
- 15.6型144Hzモニター!
価格:109,980〜
Core i5-12450H×GeForce RTX3050を搭載したノートPCです。性能は確かにトップクラスではありませんが、画像やフルHDクラスの動画編集なら難なく行えます。専用グラフィック搭載ながら10万円台という存在自体も貴重ですし、持ち出し用だからそこまでスペックは求めない(それより安く買いたい)と言う人もいるでしょう。初心者やサブマシンにもおすすめのモデルです。
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