ソニーのステレオマイク「ECM-XYST1M」の購入レビューです。
ミラーレスカメラでも「良い音で収録してみたい」という理由でマイクを買ってみました。ここ最近は動画ニーズも高まっているので、同じように考えている人も多いのでは?とてもコンパクトでマルチインターフェースシューに取り付けるだけで簡単に使えるシロモノです。
SONYの純正品なのでコンデジやハンディカムでも使えます。実売は1.5万円前後といったところですが、その費用に見合うだけの効果があったのか検証していきます。
目次
SONY 2ウェイステレオマイク 「ECM-XYST1M」 レビュー
ポイント
- 公式1万8700円(実売1.5万円位)
- 70Hz~20,000Hzまでクリアに録音
- 指向性を0°、120°と切り替えられる
- マイク部が可動する2ウェイステレオマイク
- SONY製ミラーレス、コンデジ、ハンディカムで使用可能
- ウインドスクリーン付属(風切り音を低減)
- マイク端子接続ケーブル付属
- 軽量でコンパクト
ECM-XYST1Mは実売1.5万円ほどで購入できるステレオマイクです。純正品なのでソニー製品との相性はばっちりで、レンズ交換式のミラーレスカメラやコンデジ、ハンディカムなど汎用性の高さが魅力です。音源も撮影データにまとめてられるので、後々編集でがっちゃんこさせて…みたいな手間もかかりません。
「高音質をできるだけ手軽に、そして安く手に入れたい」と考えている人にはピッタリの製品だと思います。
僕自身ポイントやなんやらが溜まっていたので、それを使用して数千円で購入することができました。ちょうど子供の音楽発表会があったのでタイミング的にもベストとあって試しに購入した感じです。
YouTubeレビュー
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SONY ECM-XYST1M 開封
早速開封をしていきましょう。写真はウインドスクリーンを取り付けた状態で撮っています。他にも接続ケーブルやスペーサー、取説、保証書などが付属。キャリングポーチが付いてくるのがありがたいですね!(毛のゴミはすごかった…)
なんとなく「音にこだわってます」的な見た目が良いですね~これだけで期待感が高まるってもんです(笑)有線接続用のMIC OUTが用意されています。スタンドというかシューのあたりはショックマウントのような作りになっていてグラグラします。
マルチインターフェースシュー付属の製品に適合可能で、ここ最近のソニー製品だったらほとんど取り付けることができるんじゃないでしょうか。カメラだけじゃなくてハンディカムやコンデジで使えるってのも良いですね。ただ負担のかかる接続部が樹脂製なので耐久性はあんまりなさそう。取り付けたまま持ち運ぶ(移動が多い)って人は気を付けないといけません。
目的に合わせて指向性を切り替えることが可能。こちらは0°の状態でメイン音源を集中的に記録できます。
こちらは120°でのフォルムです。ウインドスクリーンを付けたままでも切り替えはできますが、目視での確認ができません。確実に切り替えられているかは、再度押し込むなどして確認したほうが良いでしょう。
エアコンなどの低温ノイズをカットする「LOW CUT」もついています。自然な音を撮るならノーマルで良いでしょうが、気になったときに対処法があるのは助かります。
ソニーのミラーレスカメラ「α7CⅡ」につけてみました。取り回ししやすいサイズで高音質が得られるなら助かります。個人的に製品レビューを行ったり、インタビュー形式、対談形式の動画も作っていきたいなんて思っていたので良い機会を得ました。
使用レポート(音質・感想など)
ECM-XYST1Mを使ってみた感想ですが「音質はたしかに向上している」と感じました。
当然と言えば当然ですが、正面からの音をしっかりと拾ってくれますし、セリフなんかもしっかり聞こえてきました。カメラ本体のマイクみたいに周辺の音を全部拾わないので、余計な環境音(ノイズ)が少ないのも特徴です。もうカメラ本体で再生している段階でわかる程度にはちがいがありますね。
ただしビックリするくらい音質が上がったか?と聞かれると結構微妙ですね。公式サイトだと1万8700円ですが、それに見合う音質が得られたのか…期待値通りだったのかとなると「?」が浮かびます。ボリュームも小さめだし、製品で設定の変更もできません。ヘッドフォンをしてやっとわかるかな?みたいなちがいしか感じられないシーンもありますし、聞く側の環境でも評価が変わりそうな気がします。TVのスピーカーでいい加減に聞くだけって人には必要ないんじゃないのかな???
自分は数千円で購入できているので満足していますが、ちゃんと効果を得たいと考えているならワンランク上の「ECM-B1M」あたりを買った方が幸せになれる予感がしました。
メリット・デメリット
メリット | ・手軽にそこそこ高音質が得られる ・データの取り扱いも簡単 ・少ない投資で済む |
デメリット | ・シーンによっては効果が得られないかも?(外はダメかも) ・マニュアル設定がほぼできない ・上位モデルのほうが幸福度が高そう ・持ち運び時の着脱が面倒 |
この製品が向いている人は「できるだけ少ない投資でそこそこ高音質を得たい」という人になると思います。カメラに取り付けるだけで簡単に使えますし、そういう気楽さという意味では相当便利だと思いますね。室内でインタビュー形式で録画したり、ライブ系のイベントでサクっと使う分には重宝しそうです。
ただしシーンによっては注意して聞き比べないとわからないってこともあります。悪く言えば内臓マイクよりマシレベルと感じる人もいるんじゃないかと…そこは求める音質や聞く側の環境ふくめて検討する必要がありそうですね。
SONY ECM-XYST1M はどんな人におすすめ?
ECM-XYST1Mをレビューしてきました。
広い製品で簡単に高音質が得られるのはポイントが大きいです。子どもの発表会の音を確認しても、いつもより余計な音が少なく、必要な音はしっかり聞こえてくる感じはしました。ステレオ感で音が移動する感じも伝わってきまうし、周りの音を気にせず音源をしっかり拾えるという製品自体の目的は果たせていると感じます。コストパフォーマンスは高いですね。
ただしマニュアル設定ができない、ボリュームが本体マイクと変わらないなど気になる点もありました。細かい設定をしたいという人や、こだわり派(最初からゴールにたどり着きたい人)は大人しくちゃんとお金を払って高いマイクを購入しましょう!
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