単焦点レンズの魅力と言えば、なんといっても破壊力のある「ボケ」ですよね!レンズ交換式カメラで撮影しているという実感も湧きやすく、単純に楽しいです。そして軽量なので、持ち出しもしやすく、撮影回数が増えるというメリットもあるので、好んで使う人が多いのも頷けます。
今回はフジノンレンズのおすすめ単焦点レンズを、独断と偏見で大いなる愛をこめてランキングしたいと思います!題して「フジノンレンズでおすすめの単焦点TOP7!」です!
目次
おすすめの単焦点TOP7!
単純におすすめと言っても、理由は画質なのか?価格なのか?軽さなのか?もちろん全部だよってこともあるかと思います。この記事では画質と、レンズの個性、総合力を独自に算出し、コストパフォーマンスの観点を加えて5点満点で評価しています。
ややネタ的な記事になりますが、僕が総合的に見て「これならおすすめしやすい!」と思う優れたレンズを紹介していますので、「フジはどのレンズを選べばいいの?と言う人の参考になれば嬉しいです。
CP=コストパフォーマンス
注意:点数はあくまで独自の判断による参考値です
7位:XF18mmF2.0 R
- 画質:良い!
- 使いやすさ:超最高!
- CP:最高!
XF18mmはとにかく扱いやすさが特徴の1本です。広い画角で「撮りたい」と思ったものを写しこむことができます。また意外と近くでの撮影にも強いので、カフェや食事などのテーブルフォトにも強いです。開放F値も2.0と明るいので、暗いシーンも結構いけます。
カメラに使いっぱなしにしておけば、サッと取り出してすぐに使えるフットワークの良さも魅力です。Aシリーズや、X-T20、X-E3などに付けて使えば、高画質なコンデジ感覚で使えるので気軽に使いたい人にはおすすめのレンズです。
6位:XF16mmF1.4 R WR
- 画質:超最高!
- 個性:独自の世界観!
- CP:最高!
超広角でF1.4にしては軽量なレンズです。最大の特徴は、最短15cmまで寄れるということ。強烈な遠近感を生み出すのでインパクトのある写真が撮れるのが魅力的です。ふんわりとした写真もお手の物です。
万人受けするか?というと決してそんなことはないし、価格も割と高いですからコスパが良いかと言うと悩みます。個性的な写真を撮れるという意味では最高なんですが・・・
星や夜景をメインで撮る人や、好みにハマった人なら手放せないレンズになってくれるはず。
5位:XF60mmF2.4 R Macro
- 画質:最高!
- マクロ度:ハーフマクロ!
- CP::最高!
Xマウントを初期から支えたマクロレンズです。シリーズ最高峰の解像度をうたっており、画質に関しては注文をつける必要もないでしょう。中望遠の焦点距離的なのでポートレートにも使えますね。
比較的安価で軽量ですが、ハーフマクロという点が惜しいです。富士フイルムの初期型のミラーレスカメラで使うと、AFがおそろしいほど遅いので注意が必要です。僕はこれが理由で一度手放してしまいました。最近の機種なら使いやすくなっていますので、やっとレンズを活かせる環境が整った感じですね。
個人的にはコンパクトなX-E3と相性が良かったので気に入って使っていました。カバンに入れてても圧迫しないので、とりあえず持ち出すかという気持ちにもなりやすかったですね。
4位:XF35mmF2 R WR
- 画質:良い!
- 安定感:超最高!
- CP:超最高!
XF35mmはF2シリーズの一本です。解像度が高く、シャープで、色ノリも良く、コンパクトでAFも早い。しかも、防塵防滴で低価格と良いことづくしです。防塵防滴に対応したボディと使えば、天候に左右されることなく撮影ができます。ある意味で最初の1本に選びやすいレンズだと思います。XFレンズの中では優等生的な立場のレンズですが、逆に言うと素直すぎで、個性に欠けるレンズかもしれません。
デザインがコンパクトですし、レンジファインダータイプのX-Pro2やX-E3なんかにもマッチするかと思います。
3位:XF23mmF2 R WR
- 画質:良い!
- 万能度:超万能!
- CP:最高!
23mmの焦点距離は広すぎず狭すぎず、万能感のある距離です。XF23mmF2は軽量な上に、防塵防滴仕様で雨天での撮影も問題なくこなすことができます。しかもAFが速いので、サクサクと気持ちの良くシャッターを切ることができます。このように自分の中で万能感のあるレンズが1本あるだけで、毎日の撮影の快適度は上がります。
富士フイルムには、同じ23mmでもF1.4があります。本当はF1.4をもってこようかと大いに悩みました。しかしやや割高なことと、サイズが大きくなっています。そういう意味ではコストパフォーマンスはF2がやや上かな?と感じました。描写力優先という人ならF1.4のほうがおすすめですね。
2位:XF56mmF1.2 R
- 画質:超最高!
- ボケ:超うっとり!
- CP:最高!
手にとった人をみんな幸せにするという魔法のレンズが「XF56mmF1.2 R」です。
開放F1.2というだけでも手にする理由になるのですが、中望遠らしい美しいボケも魅力的です。圧倒的にポートレートに向いていて、写真にあまり詳しくない人でも「何かが違うぞ」というオーラを感じるほど。嫁さんも「子供はこのレンズで撮ってほしい」と注文をつけてきます(笑)
僕も富士フイルムユーザーになったら絶対使うと決めていたレンズでもあり、最優先でゲットしました。常用するようなレンズではありませんし、価格もそれなりなのですが、持っておいて損はありません。富士ユーザーなら一度は使って欲しい魅惑のレンズです。
1位:XF35mmF1.4 R
- 画質:超最高!
- 神度:超神様!
- CP:超最高!
誰が言ったか「神レンズ」です。Xシリーズの登竜門的レンズでもあり、最終地点でもあり得るレンズ。単焦点レンズで悩むなら、まずはこの1本から初めて問題ないと思います。
美しすぎるボケと、ピント位置の立体感は「写真が上手くなった」と錯覚するレベルです。AFはお世辞にも速いとは言えないものの、吐き出した写真を見たらすべてを納得させる何かがあります。じっくり被写体と語り合いながら撮影するタイプの人には自信をもっておすすめできます!
まとめ
独断と偏見で点数化してみたけど、いかがでしたか?参考になったでしょうか。中には全然違うだろ!という(お怒りの)声もあるかもしれませんね。
個人的には「フジノンレンズの単焦点にははずれがない!」と思っています。
FUJIFILMのレンズはどれも高性能なので、ランクインしなかったレンズが悪いという事はありません。今回はあくまでコストパフォーマンスの観点から見て「手をだしやすい」「手を出して欲しい」レンズを上位にもってきています。その辺は個人の尺度ですのでご容赦ください。
このランキングを見て、ご自身の評価を加味してレンズを考えてみても楽しいかと思います。あなたにとって特別なレンズがあればこっそり教えてください(笑)