マウスコンピューターの「G TUNE DG-A7G70」をレビューします。(製品貸出元:株式会社マウスコンピューター)
CPUにRyzen 7 9700X、GPUはGeforce RTX5070を採用した高性能なゲーミングPCです。最新ゲームも4K、WQHDなどの高画質で楽しめますし、もちろん実況配信や動画編集などマルチに活躍します。しかも標準で3年保証+24時間365日電話サポートつき、白くてオシャレなパソコンが欲しいって人は検討して下さい。
公式サイトでは「アウトレットモデル」「店舗即納モデル」などお得に購入できるパソコンが多数用意されています!合わせてチェックして下さい。
目次
G TUNE DG-A7G70 特徴・スペック
マウスコンピューターが展開しているゲーミングブランド「G Tune」ブランドでの取り扱いになります。通常のブラックカラーとちがって、外観はホワイトを採用。ガラスパネルやRGBファン、水冷クーラーなどが標準搭載になっており、見た目にも機能的にも美しく仕上がっています。
G TUNE DG-A7G70の価格は38万2500円(執筆時点)と安くはありませんが、次世代のPCライフを体験できるという意味では価値があるはずです。高画質のゲームや、作業の短縮化などなど恩恵は計り知れませんからね。ただGeForce RTX5070搭載パソコンって安いモデルだったら20~25万円あたりでも販売されているので、コスパは少々悪い印象です。性能は良いんですけど、10万円も差がつくと流石にね‥って感じです。
32GBメモリ、1TBストレージなら容量としても十分ですし、ほとんどの人が「届いてそのまま利用し続ける」ことを考えると満足のいく1台だと思います。マルチ作業とかも快適に行えます。
YouTube レビュー
YouTubeでもレビューしておりますので参考にしてください。チャンネル登録も是非していってくださいね!
コスパを重視する人にはNEXTGEARがおすすめです。同じRyzen 7 9700X×GeForce RTX5070で28万円台から、RTX5070だけに絞れば23万円前後から取り扱いがあります
G TUNE DG-A7G70 外観チェック
G TUNE FZ-I7G80は、ホワイトを基調としたデザインになっています!なんだかんだで白って人気がありますし、白いデスク環境構築を目指している人にも良いんじゃないでしょうか。フロントにはG Tuneロゴ、フロント下部にはメーカーロゴが控えめに入っています。
電源ボタン周りにHDMIが搭載されているのが、このケース最大の特徴。背面にアクセスしなくてもモニターを楽に追加できたり、VRゴーグルをつなぐことができたりと便利です。
サイドパネルはワンタッチで着脱が可能になっているのもポイント。あまり内部にアクセスする機会はないかもしれませんが、ホコリを掃除したり、SSDやパーツを追加、交換したりするときには便利。
内部パーツはブラックでほぼ統一されています。オシャレながら無骨、無骨ながらクールみたいな感じの仕上がりです。ケースファンがトータルで3個、CPUの水冷クーラーが兼用しているので排熱性能が気になります。マウスコンピューターのゲーミングパソコンは事前にかなりテストを行っているので大丈夫なはずですが…高負荷時の駆動音は大き目なので、集中したい作業(ゲーム)ではヘッドホンを利用したほうが良いかもしれません。
ストレージベイは3.5型×1台と2.5型×2台を搭載できますが、それ以外の拡張性はあまりないですね。
G TUNE DG-A7G70 性能チェック
CPU性能:Ryzen 7 9700X
CPU | PASSMARKスコア |
Ryzen 7 9700X | 37249 |
Ryzen 7 7700X | 36452 |
Ryzen 7 5700X | 26813 |
Core Ultra 7 265K | 58751 |
Core i7-14700K | 52885 |
Core i7-14700 | 46625 |
G TUNE DG-A7G70に搭載されているRyzen 7 9700Xのスコアは約37000です。Ryzen 7 7700Xの差は僅かですが、9700XはTDPが65Wと低く、発熱も抑えめなので非常に扱いやすくなっています。
予算が限られていたりコスパを求めるならRyzen 7 7700Xを選択するのもありですが、最新技術や効率性を重視するならRyzen 7 9700Xがおすすめという感じでしょうか。ライバルのインテルとの差は非常に大きいですが、実際に使ってみると数字ほどの差は感じられません。むしろお値段や不具合などアレコレあって今はインテルを選びたくないって人もいるかもしれないですし…
GPU性能:GeForce RTX5070
モデル(GPU) | 設定(標準品質) | スコア |
G TUNE FZ-I7G80 (RTX5080) | 1920×1080 | 23167(非常に快適) |
3840×2160 | 16158(非常に快適) | |
G TUNE DG-A7G70 (RTX5070) | 1920×1080 | 22850(非常に快適) |
3840×2160 | 10764(非常に快適) | |
G-Tune HP-Z (RTX4080) | 1920×1080 | 23462(非常に快適) |
3840×2160 | 13261(非常に快適) | |
G-Tune FZ-I7G7A (RTX4070Ti S) | 1920×1080 | 23000(非常に快適) |
3840×2160 | 12000(非常に快適) | |
NEXTGEAR JG-A7G7S (RTX4070S) | 1920×1080 | 22912(非常に快適) |
3840×2160 | 10045(とても快適) | |
raytrek 4CXF (RTX4070) | 1920×1080 | 19500(非常に快適) |
3840×2160 | 8500(とても快適) |
こちらは各GPUでFF15のベンチを回した結果です。4K標準設定で「非常に快適」という結果が得られています。前世代ならGeForce RTX4070 SUPERに近いスコアになるのがわかりました。ちなみにフルHDクラスはGeForce RTX 4070 SUPERはあたりから頭打ち感がありますね。
4K領域を見てみると上位のGeForce RTX5080は約1.5倍のスコア、GeForce RTX4080が約1.25倍くらい高くなっていますね。RTX 4070 SUPER~RTX 4070 Ti SUPERの間くらいの位置づけというイメージでしょうか。
GeForce RTX5070はVRAMが12GBであることから、4Kゲーミングやクリエイティブ領域の一部作業で制約がかかる可能性があることも頭にいれておいたほうが良いかもしれません。
モンスターハンターワイルズ
フレーム生成OFF
フレーム生成オン
設定 | フルHD/高設定 |
フレーム生成 OFF | 非常に快適にプレイできます スコア35959(105.36FPS) |
フレーム生成 ON | 非常に快適にプレイできます スコア31649(185.76FPS) |
絶賛大人気の狩猟ゲームのベンチマークテストの結果です。今回フルHDモニターでテストを行ったので、設定はフルHD高設定に固定して見ています。
フレーム生成やレイトレなどの数値をいじっても「非常に快適にプレイできます」という結果です。フレームレートやグラフィックの設定など、環境や好みに合わせて設定できるのもGeforce RTX5070の魅力と言えそうです。
クリエイト性能
RAW現像
CPU | 時間 |
Ryzen 7 9700X | 1分56秒 |
Ryzen 7 7700X | 1分59秒 |
Ryzen 7 5700X | 2分38秒 |
Core Ultra 7 265K | 1分52秒 |
Core i7-14700 | 1分59秒 |
Core i5-14400 | 1分59秒 |
実行速度をチェックするため100枚のRAWデータの変換にかかった時間を計測しました。結果は1分56秒で十分なパフォーマンスを発揮していますし、わずかながら前世代のRyzen 7 7700Xよりも短縮できています。
コスパが魅力のRyzen 7 5700Xあたりだとクリエイト性能は少し落ちる印象もあるので、編集作業や実況配信などの高負荷作業を行う予定ならRyzen 7 9700Xを選ぶのはメリットがあるはずです。
動画編集
モデル | 構成 | 処理時間 |
G TUNE FZ-I7G80 | Core Ultra 7 265K×RTX5080 | 45秒 (4K:2分15秒) |
G-Tune FZ-I7G7A | Core i7-14700KF×RTX4070Ti SUPER | 38秒 |
DAIV FX-I7G6T | Core i7-14700F×RTX4060Ti | 55秒 |
G TUNE DG-A7G70 | Ryzen 7 9700X×RTX5070 | 1分00秒 (4K:2分08秒) |
NEXTGEAR JG-A7G7S | Ryzen 7 9700X×RTX4070 SUPER | 1分01秒 |
DAIV FX-A7G7T | Ryzen 7 7700X×RTX4070Ti | 1分02秒 |
NEXTGEAR JG-A7G60 | Ryzen 7 5700X×RTX4060 | 1分29秒 |
DaVinci Resolveでミラーレスカメラで撮影した5分程度の4Kデータ→フルHDへ書き出す時間を計測しました。
正直フルHDで遊ばせておくのはもったいないレベルですね。なぜか4Kの書き出しではCore Ultra 7 265K×RTX5080搭載の「G TUNE FZ-I7G80」よりも速く終わるという結果に…VRAM容量の不足が懸念されていましたが、よっぽどこだわった作業をしないなら気になることはないのかも?特に一般ユーザーだとそこまで結果にこだわる人もいないでしょうからね。
G TUNE DG-A7G70 メリット・デメリット
メリット | ・最新パーツ搭載でパフォーマンスが高い! ・ホワイトのオシャレなケースを採用 ・3年保証、24時間365日電話サポートつき |
デメリット | ・お値段が高い ・拡張性があまりない ・動作音が割と大きい |
G TUNE DG-A7G70をおすすめしたい人
- 白いゲーミングPCが欲しい人!
- 質感や実績にこだわる人
- サポートの手厚さを求める人
- 予算に余裕がある人…
G TUNE DG-A7G70をレビューしました。
白いケースで開封時からテンションが上がること間違いなしで、パフォーマンスが非常に高いので使ってさらにテンションが上がるそんなPCだと思いました。モンハンワイルズなど最新ゲームも快適にプレイできますし、編集作業などでも上位PCに匹敵する結果を残してくれました。パフォーマンス面で不安になるようなことはまずないでしょう。ただし拡張性に乏しく、動作音が大きいのが気になりました。後は38万円という強気すぎるお値段設定ですね…自分なら「NEXTGEAR JG-A7G70」(28万4700円)を買ってしまいそうな気がします…
公式サイトでは「アウトレットモデル」「店舗即納モデル」などお得に購入できるパソコンが多数用意されていますのでうまく活用してください!
関連リンク
- マウスコンピューター公式サイト
- マウスコンピューターのセール情報はコチラ
- RAW現像におすすめのパソコンスペックは?
- マウスコンピューターの評判・おすすめPCは?
- マウスコンピューターのカスタマーサポート評判の真偽を探ってきた