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【Lossless Scaling】低スペック、型落ちパソコンでも最新ゲームが遊べる神アプリ

「ゲームを遊びたいのに思ったように動作しない」こんな症状にお悩みの方…ようこそお越し下さいました!フレームレートをサクっと補間して、2倍、3倍にしてくれる「Lossless Scaling」の紹介です。

型落ちパソコン、低スペックパソコンを救済する神アプリですので困っている方は騙されたと思って使ってほしい。使い方や設定方法についても解説していきます。

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Lossless Scalingとは

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すごく簡単に言うと、映像の間に補間フレームを生成してヌルっとした映像に仕上げてくれるアプリです。60Hzを120Hzとか180Hzにして出力してくれます。

少し前に「ポータブルゲーミングパソコンにグラフィックボードを付けて遊んでみた」という検証をしたのですが、どうしても思ったような結果が得られませんでした。そしたらYouTubeにこんなコメントが…

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Lossless Scaling?ウワサ程度には知っていましたが、今ってグラボ側でもフレームレート向上技術って搭載しているし、なんなら似たようなことでしょう?わざわざそんなアプリを買わなくても…メーカーが提供してくれる方が安定してるし無償でしょ…なんて思ってたんですよ。

一応STEAMで800円くらいで販売されているので見に行きました。そしたら評価がものすごく高くって、お値段もそんなに高くないし買ってみました。これがうまく機能してくれたら外付けGPUなんて数万円するモノを使わなくて済むし、マイクラくらいしかやることがなかったMSI Clawも化けます。なんならモンハンワイルズだってプレイできるかもしれないってこと。

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激重サイバーパンクが30fps→60fpsに補間されました。普通に遊べる程度には快適です…すごすぎる!もうね、常駐アプリになっちゃいました(笑)本当に世界が変わるからチェックだけでもどうぞ。

詳しくはコチラ

 

YouTube

YouTubeでも解説しています。良ければチャンネル登録、高評価お願いします!

 

Lossless Scaling 使い方・設定方法

パソコン/ゲーム側Lossless Scaling
・解像度をワンランク落とす
・ゲームを起動しておく(プレイ画面)
・ウインドウモードにする(全画面不可)
・モーションブラー、垂直同期をオフにする
・DLSS/FSRは様子を見ながら(オフが無難)
・他のフレームレート計測アプリは切る
・設定→管理者権限でアプリを起動
・必要ならPC起動時にアプリも起動するにチェック
・×2あたりから試す
・3DゲームはLS1
・パフォーマンスはON
・モニタリングをオンにすると便利

Lossless Scalingは、あくまでも補間機能になります。そもそもスペックが大幅に不足している場合や、元の映像に乱れがあるような場合だとキレイな映像にならない可能性もあります。できるだけ良い素材を得て、良い素材に変換してくれるような設定を行うのがミソです。

 

パソコン/ゲーム側

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前提としてモニターがフルHD対応の場合、解像度をワンランク(例えば1600×900)落として、ウインドウモードにしましょう。Lossless Scaling側で全画面にしてくれますし、設定を落とすことでベースとなるフレームレートを稼ぐことができます。

またゲーム画面を最初に立ち上げておくのもポイントです。ホーム画面などではなく実際のプレイ画面にしてからスケーリングを開始するのが良いでしょう。時間の無駄を省くためにロード中などにスケーリングを開始したい気持ちはわかりますが、これをしてしまってスローモーションのような映像になったことがありました。

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またDLSS/FSR/XeSSなどのアップスケーリング機能は干渉する可能性があるので一旦オフにしておくのが無難。ゲームによっては併用できる場合もあるので様子を見ながら設定していくのが良いでしょう。この辺の設定はコツをつかめば難しくはないので使っていくうちになれると思います。

 

Lossless Scaling

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まず最初に右上にある設定(歯車マーク)から「管理者権限でアプリを起動する」にチェックを入れます。これでOBSなど外部ソフトを使った場合のトラブルが減るようです。

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僕はいったんこんな感じで設定しています。スケールを開始を押すと5秒間もらえるので、その間に立ち上げていた画面に戻りましょう。

スケーリング方法のところのパフォーマンスはOffにしている人も多いですが、貧弱のGPUを使っている場合や遅延を減らしたい場合にはオンが良いらしい。3DゲームはLS1、ドット絵ならハイキュービックCASにすると良い感じの映像が得られます。

フレーム生成のあたりについてですが、一番上はアプリのバージョン。とりあえず新しいやつ(この場合LSFG2.3)を使っておけばOK。モードについては×2あたりから進めることを推奨。×3ではGPU負荷も1.7倍くらいになるそうですし、こうした技術に頼るってことはその辺が不足しているという背景もあるはず。あまり無茶な設定はおすすめできません。また補間が増えるほど遅延、映像の乱れなんかも発生するはずなので個人的には2倍くらいで使うのがバランス良さそうに思っています。どうしてもダメなら3倍、4倍試すみたいな感じかな。

そしてモニターが出せるフレームレートを超えると変な挙動が出ることもあるらしいので注意。ゲームでFPS上限が設定できる場合は超えないように設定しておくのが良いでしょう。もともと教えてもらっただけあって完全には理解していないんだけど、Lossless Scaling側とゲーム側の設定だけ終わらせてしまえば簡単にフレームレートを倍増させることができました。

 

Lossless Scalingでベンチマーク

本体はモバイルゲーミングパソコンのMSI Clawを使用。ゲーミング性能は高くありませんが性能が引きあがれば可能性は広がるはず…ロマンを求めていざテスト!

 

パルワールド

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1600×900/最低品質/×2モード(36/72fps)

このタイトルは単体ではもちろん、外付けGPU BOXを使ってもなかなか結果を出せなかったゲーム。フレームレートが70fpsくらい出るようになったので普通に遊べるようになりました。え・・何万もかけてテストしなくても800円で済んだんじゃん…

 

モンスターハンターワイルズ

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1280×720/最低品質/XeSS/×2モード(36/72fps)

絶賛ベータテスト中のモンハンワイルズは最低設定なら2倍モードで30~40fpsくらいは狙えそうです。プレイ中も表示されているフレームレートよりは快適に動作している印象を受けました。モンハンワイルズがポータブル機でできるとか夢がありすぎる。

ちなみに3倍モードも試そうと思ったらゲームがクラッシュしまくりで立ち上がることさえできなくなりました…直前にかけたウインドウズアップデートがダメだったかも。。仮にちゃんと機能すれば90fpsくらいは狙えそう。

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残像感は結構あるので3D酔いしやすい人には結構キツイかも…でもポータブル機でしか遊べない理由があるなら救世主にはなりそう。

 

サイバーパンク

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1600×900/最低品質/×2モード(31/62fps)

激重の代名詞でもあるサイバーパンクですが、こちらも難なく60fpsに到達…

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平均30fpsでのプレイは遊べたもんじゃなかったんですが…2倍の60fpsになっているので快適にプレイできそうでした。

 

7 Days to Die

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1600×900/中設定/×2モード(32/63fps)

7 Days to Dieは中設定で60fpsくらいまで出ています。これならゾンビが大量に湧いてもフレームレート落ちが怖くないし、映像も満足できるくらいにはなっています。ちなみに3倍モードでテストを行うと90~100fpsに到達できましたが、画面を振った時の乱れが大きくなりました。この辺りの細かい調整は好みなどもあるでしょうから煮詰めていくのが良さそうです。

 

Lossless Scalingデメリット

  • 有料アプリだということ
  • どんなシーンでも有効ではない
  • 乱れ、残像感が出ることも
  • そもそもスペック不足なら効果がない
  • アプリ併用ができないことも
  • 全体的な安定感

Lossless Scalingにもデメリットはあります。あくまでも補間的な技術なので、パソコンのアップデート(買い替え)ほどの安定感はありません。PC性能でぶん殴っているのが一番強いです…が、1000円未満で得られる効果としてはかなり大きいと思います。

ただどうしても挙動が怪しくなるシーンもあって、モバイルゲーミングパソコンのホットキーがうまく働かなかったり(遅くなったり)しました。中でもいつも録画に使っているGame barが使えなくなったのには困りました。これらは回復手段もあるかもしれませんが、ちょっと使っただけではなかなか解決しない問題が発生する可能性もある印象です。

 

Lossless Scalingは神アプリです

Lossless Scalingについて解説してきました。800円という投資は必要になりますが、フレームレートを単純に倍化できる恩恵は計り知れません。

使っているパソコンに不満を感じたり、遊びたいゲームでもう少しフレームレートを稼ぎたいといった時には有効な手段です。特にモバイルゲーミングパソコンとの相性は抜群で、僕のMSI Clawでも常駐アプリになってしまったほどです。

元々極端なほど性能不足であれば意味はないかもしれない(1が2になってもね…)ですが、20~30fpsを出せるベースがあるなら試す価値はありだと思います!マジで世界が変わるから…

詳しくはコチラ

 

参考

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はるか

ゆるふわ写真好きの「はるか」です。 カメラやパソコンに関する情報を発信!わかりやすく丁寧なレビューを心掛けています。 ご質問、ご依頼は問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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