モンスターハンターワイルズをポータブルゲーミングPCで遊びたい!ってことで色々テストしていきます。
かつてのPSP版ユーザーであれば(でなくても)持ち歩けるゲーム機で最新ゲームをプレイするというのは「やりたいこと」だったりしますよね。モンハンワイルズ発売から10日程経って慣れてきたところもあるので、手持ちの環境でどれくらい遊べるのかやっていきます。もちろんスペック的に厳しいのですが、おすすめの環境設定であったり、フレームレートを上げるためにできることなんかも考えていきます。その上で、是が非か決定していきたい所存です。
目次
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テスト環境(MSI Claw)
CPU | Core Ultra 5 135H |
GPU | インテル Arc グラフィックス |
メモリ | 16GB |
SSD | 512GB |
画面 | 7型FHD(120Hz) |
リンク | 販売ページ |
今回は「MSI Claw A1M」の下位モデル(Core Ultra 5)でテストを行っていきます。Ryzen Z1 Extremeよりも10~15%低めの性能といった感じですので、この機種でモンハンワイルズが動作するならほとんどのポータブルゲーミングPCで動作するはず。
設定は流石に高画質という訳にはいきませんが、低~中あたりは狙ってみたい。解像度はもちろん720Pで行っていきます。これで最低でも30FPS…欲を言えば60FPSに限りなく近づけていきたいというのが、今回のテストの目的です。
要求スペック
カプコン公式サイトで推奨スペックを確認してみると、Geforce RTX2060~みたいな表記があります。当然無理なので最低スペックを確認するのですが、それでもGeforce GTX1660~となっているのがわかります。最低でもミドルクラス程度のグラボがないと遊べないとか…なかなか絶望的です。
でも、ポータブルゲーミングPCでモンハンワイルズ遊びたいって人も絶対多いはず。かつての古き良きPSP時代の環境のように、寝転びながらプレイしたいじゃないですか(笑)なので検証を進めてみましょう。はいそこ無理とか言わない。
結果:フレームレート/オンライン/画質設定など
- プリセット低設定
- 720P
- アップスケーリング オン
- ウルトラパフォーマンス
- フレームレート補完 オン
設定は極力落として動作させています。アップスケーリングとかフレーム生成とか、使えるもんは全部使って快適にしていきたい所存。
この設定でVRAM使用料は3.4GBくらい。意外と余裕がある感じなので期待感が高まっちゃいます。
ベースキャンプで35FPS前後になりました。ベースキャンプってモブが沢山歩いていたり、物がごちゃごちゃと配置されてたりもする場所、ひょっとして遊べちゃう???Switchとかも30FPSですもんね~。
少し遊んでみると操作性とかは問題ありませんでした。通常通り支給品を受け取ったり、クエストを進めたりと順調に進んでいきます。一時フルHDも試したのですが20FPS前後に落ちることもあって難しい感じ。画像のドット感とかも薄れて良いんだけど長期プレイには向かないなと思って断念しました。
チャタカブラ討伐クエストもこの通り。難なくクエストをクリアすることができました。この時は、大体25~30FPS前後ありました。
結構順調にこなせたので、森のクエストに出かけてみます。HD画質はガビガビでドット感が強いですし、細部が失われてしまってお世辞にもキレイな画質とは言えない感じ…しかもフレームレートは20FPS前後に落ちてしまいます。モンスターとの対戦時もスローモーションみたいになってしまって、正直かなりストレスになりました。
あまりのストレスに救援信号を上げて応援ハンターに駆けつけてもらうも通信エラーが発生…クエストはクリアできましたが後味の悪いものになってしまいました。システムを完遂できない以上、快適と言うのは相応しくないでしょう。悲しい…
Lossless Scaling(ロスレススケーリング)を使ってみる
Lossless Scaling(ロスレススケーリング)は、ゲーム画面をアップスケーリングしてフレームレートを向上させるアプリです。普通にSTEAMで購入可能で、しかも数百円とお手頃価格。失敗しても痛くないお値段だし、なんだかんだで保険になるというか、使えたらもうけものくらいの感覚でいます。特に今回使ったMSI ClawやROG Allyに代表されるようなポータブルゲーミングPCって、どうしてもパワー不足になってしまうことがあります。それがアプリで、しかも数百円で解決するなら試すだけ試しても悪くはないと思います。
最新ゲームだとNVIDIAのDLSS、AMDのFSRといったものもあり、ゲーム側に対応が対応していれば快適にゲームを動作させることはできます。しかし、ゲーム側が非対応だったり、そもそも古いグラボだと使用できないみたいなこともありますが、Lossless Scalingはアプリ単体で使えるため、古いゲームやフレームレート向上機能が使えないグラボでもお手軽にフレームレートをアップさせることができます。
詳しくは別記事でも書いているので、参考にして下さい、YouTubeでも解説してるよ(チャンネル登録してね!)
それにしても僕の主人公は要潤似に仕上げたはずなのに、こけしみたいになっていますね(笑)
20FPS前後を40FPS前後に引き上げてくれています。この数字がそのまま通用すれば快適なはずなんですが、どうも重たいというか遅延を感じさせます。アプリをかませているので、ある程度の遅延は仕方ないのですがネイティブ動作時よりもモッサリ感が強くなった気がしました。やはり素で50~60FPS…最低でも40FPSくらい出せるようなゲーミングパソコンを使わないといけないのかもしれない…
最早ポータブルゲーミングPCには欠かせないほどの超強力なアプリなのですが、今回のテストに限ってはLossless Scalingがうまく機能しませんでした。
結論:ハンドヘルド系PCでワイルズはプレイ可能?不可能?
はい、ポータブルゲーミングゲーミングパソコン大好き民としては、かなり期待感をもったテストなのですが「厳しい!」と言わざるを得ない結果となりました。
僕自身は画質とかフレームレートとか寛容な方ですが、人にすすめられるかと言えば難しいですね。モンハンってクリアまで30時間とかって言われますが、このストレスを抱えたままプレイするのはどう考えたってしんどいです!
インテル Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)を搭載した最新モデルもありますが、少しマシになる程度で劇的に快適になるとも思えないんですよね。正直、素直にゲーミングパソコン買ったほうが幸せになれると思います。
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