最近筆がのらないのでまたしてもレンズを購入してしまいました。買ったのはタムロンの伝説とまで言われたマクロレンズ「SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 」(Model272EN)です。
富士フイルムのカメラマウントでの発売はありませんので、マウントアダプターを介して使うことになります。ところがちょっとした事件があり、想定と違う自体に陥ったので、そこら辺の注意点とマクロレンズの作例をご覧いただけたら幸いです。
目次
タムロン伝説のマクロレンズ「通称タムキュー」を買ったよ
マクロレンズは富士フイルムから、60mmと80mmの2本が発売されています。しかし今回購入したレンズはXマウントではありません。
僕が今回購入したタムロンの90mmと言えば、知る人も多い銘玉ですし所持している方もかなりの数いらっしゃると思います。最近では手ぶれ補正機構が搭載されて、デジタルにも配慮された新型が発売されています。しかし僕は電子接点のないマウントアダプターを使うので「どうせ動作しないでしょ」と言わんばかりに旧型を購入しました。
旧型と言っても、等倍で大きく被写体を撮影できる魅力的なレンズですし、価格も中古なら2万円そこそこ(新品でも3万円半ばくらい)で買えてしまいます。非常に試してみやすいマクロレンズな訳です。
富士フイルムのX-T3には使えませんでした
そしてタムキューが手元にやってきた時に事件は発覚しました。なんと富士フイルムのX-T3では思うように使うことができなかったのです。
その理由は、マウントアダプターとX-T3の相性が非常に悪かったのです。取り付けようにもとても硬く、力づくでいこうものなら破壊しかねません。購入一ヶ月も経たないうちに壊れたら泣くに泣けません。
X-T3の大きなファインダーなら、マクロだとうとピント合わせも楽だと目論んでいた計算は泡のように消え去りました・・・
そこで、サブ機として所持しているX-T20にとりつけたところ、先ほどまでの相性が嘘のようにスムーズに取り付けが完了しました。世代によってマウント部に大きな差があるのでしょうか?もしかするとX-T3は重たいレンズに対処できるように、厚みをもたせているとか?
SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1の作例
ここからはタムロンとX-T20の組み合わせによる作例をご覧ください。
季節は秋ということで、自転車で30分ほどこいでコスモスを撮影してきました。この時期の撮影は気候もよく、コスモスも大好きなので撮影には気合いが入ってしまいました(笑)
タムロンの90mmマクロの描写はカリカリ、ではなくどちらかと言えば柔らかい描写をしています。過去にニコン機を使っていた時にも所持していたので、懐かしい気持ちを胸にシャッターを切りました。
「おかえりタムキュー」
マクロレンズは世界を広くしてくれる
マクロレンズは世界を広くしてくれるレンズだと思っています。この日は4〜5mすすむのに1時間ほどかかりました(笑)
ずっと膝を立てて撮影したので、立ち上がった時には立ちくらみと節々に痛みを感じたのは言うまでもありません。酸欠はマクロレンズにはデフォです・・・ツライ。
蜂のように身軽な体を手に入れたい・・・
中望遠レンズとして使えるのも魅力的
タムキューの良いところはマクロレンズとして使えるだけでなく、中望遠のレンズとして使えることです。開放値もF2.8とそれなりに明るいので、おボケ感のある写真が撮影できます。
等倍の表現が美しすぎる!
▼等倍で撮影したバラ
うっすうすのピントをどこに持っていくか?それを考えるだけでワクワクしてきます。もちろん微妙にピント位置を変えながら数枚撮影していくことが常です。そらー数メートル進むのに1時間かかってもおかしくないですよね。友達と一緒だと大幅に遅れて迷惑をかける可能性大です(笑)
それにしても淡い表現がやみつきになります。上の写真だとメインはもちろんバラなんですが、僕の場合は右側にあるグリーンとブルーのまざりあう感じのところだったりします。全てが溶け合うような美しい世界が大好きです。
スランプ脱出の鍵になる!
僕はなんだか思うように撮れないことが続くとマクロレンズを持ち出すことがあります。
マクロレンズは多彩は表現が可能なので、構図や露出、絞り値やホワイトバランスや被写体との位置など、あらゆる条件を変えながら使いやすいレンズだからです。今の自分に足りない物というか、見落としている物?みたいなものをなんとなく掴みなおせるきっかけになるんです。
1本あるだけでグンと表現の幅が広がるマクロレンズは本当におすすめです!
ゆるふわとの相性が最高!
「ゆるふわに向いてる」もはや、この一言に尽きるかもしれません(笑)
淡い表現、柔らかいボケ、優しい色、全てがゆるふわにぴったりのレンズです。
まとめ
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マクロレンズは素晴らしいレンズ!ぜひその魅力にハマってみて。
タムロンが自信をもって「伝説のマクロ」とよんでるだけあって、その魅力はそうとう深いものがあります。僕自身もこのレンズの大ファンなので、機会があれば必ずとって良いくらい手に入れます。富士フイルムの場合、XFレンズがかなりいいのでだいぶ後回しになってしまいましたが(笑)
これからしばらくお花のシーズンも続きますし、僕も撮影した写真を上げていきたいと思いますのでよければ楽しみにしていてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。