富士フイルム「XF16-55mmF2.8 R LM WR II」をレビューします!
従来型でも「単焦点レンズに匹敵する」とまで言われた描写力をもつズームレンズに新型が登場!おどろくほどの小型化軽量化を実現しながらも、描写力や近接性能を高めてより使えるレンズへと進化したと感じました。スナップ、ポートレート、物撮り、風景などなど、なんでもこなせる万能型です。これから先の10年くらいは間違いなく活躍してくれるレンズでしょう。
富士フイルムユーザーのみなさん大変です…また神レンズが誕生してしまいました。。。(笑)
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目次
XF16-55mmF2.8 R LM WR II レビュー
フルサイズ換算で24mm~84mm相当の焦点距離をカバー、全域でF2.8の明るさをもっているのは従来型と同じ。XF16-55mmF2.8 R LM WR IIは、従来よりも約38%も体積を減らしたというのは驚きです。
新型のサイズは約φ78.3×95mmで約410g、旧型は約φ83.3×106mmで約655gなので、数字にして見たら明らかな違いを感じやすいかと思います。それでいて解像感や描写力などは全体的に底上げしているんだから「買うしかない」んですよね。
旧型ですら「単焦点が何本も入っている」といわしめたのですが、新型はより小回りが効いて万能感が増しました。本当にコレ1本あれば八割がた撮影はこなせそうな気がしてきます。
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XF16-55mmF2.8 R LM WR II 開封・外観チェック
それでは開封していきましょう。X-M5みたいに茶箱にならなかったのは救い。
本体サイズの割には大きな箱だったような気もしますが、箱をあける瞬間なんて嬉しいが勝ってるもんだからどうだって良い(乱暴w)
付属品は、レンズフロントキャップ (FLCP-72 II)、レンズリアキャップ(RLCP-001)、レンズフード、ラッピングクロス、保証書、オーナーズマニュアルなどなど。
開けた瞬間「マジか!?」って思うくらいにはコンパクト…この小ささだけでも買って良かったと何度も口にするくらいには感動します。
ズームしたらこんな感じ。従来モデルよりもトルクは軽い気がしますし、全体的にちょっとチープな感じがしなくもないです。
XF18-55を一回り大きくしたくらい?XF16-80くらいの大きさといったところでしょうか。手にすっぽり収まるくらいのサイズ感で扱いやすそうです。フォーカスリング、ズームリング、絞りリングなどは富士フイルムのレンズ共通となっているので違和感もありません。赤バッジがまぶしいですね!
レンズキャップなどが付いた状態で計測したところ444,6でした。大三元ズームレンズで500gを切ってくるなんてちょっとした事件ですよね!
絞りロックやクリック感のオンオフが選べるスイッチも装備。動画撮影時に操作しても音を拾わない仕様ですね。クリック感はオンにしても控えめなので従来ユーザーからは少し物足りなさを覚えるかもしれません。
XF16-55mmF2.8 R LM WR IIのフィルター径は72mmです。従来の77mmからはスマートに仕上がっています。
フードは花形です。メイン機として使っているX-H2Sにセットしてみました。写真じゃ伝わりにくいかもしれませんが、従来モデルよりも圧倒的に軽量で取り回しの負担が劇的に軽減されました。本当に大三元か?と思っちゃうくらいコンパクト…体力の衰えを隠せないので本当に助かる。。
X-M5に取り付けてみました。さすがにフロントヘビーにはなるものの案外悪くないじゃないといったところ。X-S〇〇や、X-T〇〇などと組み合わせてもバランスが良さそうな気がします。
XF16-55mmF2.8 R LM WR II スペック・性能
焦点距離 | 16~55 mm |
解放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正 | ✖ |
防塵防滴 | 〇 |
レンズ構成 | 11群16枚 |
絞り羽枚数 | 11枚円形 |
最大撮影倍率 | 0.21倍(テレ端) |
最短撮影距離 | 0.3m |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 410g |
価格 | 価格を見る |
XF16-55mmF2.8 R LM WR II 作例
このシーンとかも人が後ろ向きなのに検出しちゃってくれたりなんかして、AI AF周りの進化には驚かされます。人物だけじゃなくて動物、鳥、車、バイク、飛行機、電車など様々な被写体に対応しています。ペットちゃんの撮影を考えている人にも良さそうですね。
なんの変哲もない砂利ですけど、1つ1つの解像感というか立体感は底上げされているような印象です。
今回は大阪屈指のパワースポットでもある住吉大社さんにお邪魔しました。航海・海上の守護神とされますがすべての災いから身を護ってくれる神様だそうです。頼むからブログを悪しきアプデから守って欲しいんだ。。
従来レンズよりも接写に強くなったことでより使いやすいレンズになったと思います。最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.21倍となっていて「レンズ先端が被写体に当たるのでは?」ってくらい寄れます。これだけ近接撮影にも強いなら大げさでもなんでもなくて、コレ1本持って出とけばOKなのでは?と思ってしまうレベル。。
「五」「大」「力」の3つの石をお守りにすると体力、智力、財力、福力、寿力を授かれるんだとか。なにもない玉砂利もたくさんあるんですが結構短い時間で発見できたので神力を授かったはず。やったね!
見せつけられるなど…ネッコにもドラマがありますね。。
神社前には路面電車も走っていて情緒があります。これに乗って市内のほうまで戻っていきましたけど、途中女子高生の帰宅に巻き込まれておじさん困っちゃった。
こんな人におすすめ!
▶【カメラのキタムラ】XF16-55mmF2.8 R LM WR IIをチェックする
- とりあえずの1本が欲しい人
- なんでもこなしたい人
- 旧型を所有している人
- 全富士フイルムユーザー(笑)
富士フイルムの技術が集結したズームレンズの完成系とも呼べるレンズですね。旧型もよく使っていましたが、どうしても重たいからやめておこうとか、新型みたいに近接には強くないからマクロレンズも持って行こうみたいに負担を感じがちでした。
言葉を選ばずに言うなら従来レンズは「画質が良いよ」ってだけな感じでしたが、それに加えて軽くて、接写にも強くて、さらに従来から定評のあった画質面でもよくなったんなら買うしかないですよね!(笑)
お値段は少々はりますが、これまで販売されてきたレンズを駆逐しかねない破壊力があるような…それくらい「とりあえず買っておけ」の1本になるかと思います。確実にこれからの10年を支えるレンズになってくれると思います。
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