Lenovo Legion Tower 5i Gen 8をレビューします。(機材貸出元:Lenovo)
最新ゲームを快適に動作させるのはもちろん、実況配信や動画編集なども楽しめるパフォーマンスが魅力のゲーミングパソコンです。記事執筆時点での価格は、Core i7-14700KF×RTX4060搭載モデルで17万円台です。市場だとCore i7 14700KFを搭載したモデルは20万円を超えるのが一般的と考えると、コストパフォーマンスはかなり優秀と言えるでしょう。
実際に使ってみた感想、ベンチマーク結果など書いていきますので参考にしてもらえたら嬉しいです。
目次
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8レビュー
YouTube動画レビュー
YouTubeでも紹介していますので良かったら参考にしてください!高評価、チャンネル登録もお願いします。
スペック・外観
- CPU:Core i7-13700
- GPU:GeForce RTX3060Ti
- メモリ:16GB
- SSD:1TB
今回の貸出機は、旧タイプでテストを行っています。最新モデルの参考になるように、データもしっかりと掲載しているので参考にしてください。(思い違いで古いのがきてしまいました…笑)
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8の最新モデルは、CPUにインテルCore i7-14700KFシリーズ プロセッサーを搭載しています。(今回紹介するモデルはスペックちがいになりますが)カスタマイズモデルも存在するので、予算や目的に合わせてスペックを変更するのも良いでしょう。ちなみにCore i5-14400F搭載モデルは15万円台~、Ryzen 7000×RTX4070で20万円切りのモデルも存在します。
直線をいかしたデザインの本体になっていてLED電飾もあってか、かなりゴージャスな雰囲気を醸し出しています。いたるところに「LEGION」が入っていてこだわりも伝わってきます。
CPUファンに加えて、ケースファンもピカピカしています。安いモデルにありがちな地味な仕様ではないのが素晴らしい!これで17万円台はマジで勝負しすぎだと思います。カスタマイズでケースファンはもっと追加できるので、ピカピカするのが好きな人は最大までつんじゃっても楽しいかと思います。
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8 の天板には電源ボタンやUSBポートなども装備。ちょい置きできるスペースもあるので、USBメモリーやケーブル、SDカードリーダー、リップスティックなんかを置いておくのも良いかも(笑)
ベンチマークテスト
CPU性能
CPU | PASSMARKスコア |
Core i7-14700KF | 53451 |
Core i7-14700F | 48714 |
Core i5-14400F | 25735 |
Core i7-13700K | 46644 |
Core i7-13700 | 39393 |
Core i5-13400 | 25083 |
Legion Tower 5i Gen 8の最新モデルにはCore i7-14700Fが採用。今回のテスト機はCore i7-13700になりますが、Core i7-14700KFなら約35%もスコアアップが狙えます。
Core i7-14700KFのスコアは53451で、Core i5-14400Fの2倍以上のスコアを示しています。ちなみにCore i5-14400Fのカスタマイズモデルを選んだ場合でも、1万円ちょっとの追加でCore i7-14700KFが選択可能です。2倍の性能が少しの投資で手に入るなら絶対にやるべきだと思います。
GPU性能
モデル(GPU) | 設定(標準品質) | スコア |
G-Tune FZ-I7G7A (RTX4070Ti S) | 1920×1080 | 23000(非常に快適) |
3840×2160 | 12000(非常に快適) | |
raytrek 4CXF (RTX4070) | 1920×1080 | 19500(非常に快適) |
3840×2160 | 8500(とても快適) | |
DAIV FX-I7G6T (RTX4060Ti) | 1920×1080 | 18000(非常に快適) |
3840×2160 | 6100(快適) | |
Legion Tower 5i Gen 8 (RTX4060) | 1920×1080 | 14500(非常に快適) |
3840×2160 | 5000(やや快適) | |
Legion Tower 5i Gen 8 (RTX3060Ti) | 1920×1080 | 16000(非常に快適) |
3840×2160 | 6000(やや快適) |
従来モデルのGeForce RTX3060Tiでも4K標準設定でやや快適という結果が得られます。ゲーミング性能としては十分に高いですが、より余裕をもった設定で遊びたいのであればGeForce RTX4070以上を選択するのも手だと思います。
ちなみにGeForce RTX4060→RTX4060Tiは1万3200円のカスタマイズ費用がかかり、GeForce RTX4060→RTX4070は5万5000円かかります。RTX4070にするのはちょっとコスパが悪くなってしまうかもしれませんね。
クリエイト性能
RAW現像
CPU | 時間 |
Core i7-14700KF | 1分49秒 |
Core i7-14700F | 1分59秒 |
Core i5-14400F | 2分40秒 |
Core i7-13700 | 1分58秒 |
Core i5-13400 | 2分39秒 |
Ryzen 7 7700X | 1分59秒 |
100枚のRAWデータの変換にかかった時間は、Core i7-13700で1分58秒です。Core i7-14700KFなら1分49秒あたりを狙えますが、劇的な差と言うほどでもない気がします。少なくとも作業中に体感的に劇的なちがいを感じることはありませんでした。さすがにCore i5とは大きな差になっていますが、よほど大量の処理を行わないのであれば問題なさそうです。
動画編集
Resolveを使って動画編集のテストを行った参考データです。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の4Kデータをレンダリング(フルHD)の時間を測定しています。
モデル | 構成 | 処理時間 |
G-Tune FZ-I7G7A | Core i7-14700KF×RTX4070Ti SUPER | 38秒 |
DAIV FX-I7G6T | Core i7-14700F×RTX4060Ti | 55秒 |
Legion Tower 5i Gen 8 | Core i7-13700×RTX3060Ti | 49秒 |
NEXTGEAR JG-A7G60 | Ryzen 7 5700X×RTX4060 | 1分29秒 |
フルHDクラスの処理なら問題なく処理が行えます・・というか処理能力的には持て余すほどなので、4K動画編集やゲームの実況配信なんかにもチャレンジできると思います。その場合はメモリを16GB→32GBにするのがおすすめです。
Legion Tower 5i Gen 8 メリット/デメリット
メリット | ・コストパフォーマンスが抜群 ・デザインがカッコイイ ・カスタマイズモデルで色々変更可能 ・処理能力は従来モデルでも十分高い |
デメリット | ・しっかりカスタマイズすると高くなる ・モデルが沢山あって選びにくい ・納期がややかかる(即納モデルもあり) |
Legion Tower 5i Gen 8のメリットは、従来モデルでもしっかりとした性能が備わっていることですね。ゲームも余裕をもって遊べますし、写真や動画編集などのクリエイティブ作業など多用途に使っていけると思います。ケースも抜群にカッコイイですし、ついついLEDを増やしたくなっちゃいますね。
ただしカスタマイズ費用は決して安くはないでの、こだわっていくと一気に予算オーバーなんてことにもなりそうです。また納期は2~3週間かかるので急ぎの人には厳しいかもしれません。その場合、スペックは固定になりますが即納モデルを選択するのが吉でしょう。
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8をおすすめしたい人
- コスパ重視でパソコンを購入したい人
- ゲームはしっかり遊びたいという人
- 写真や動画編集も楽しみたい人
- ケースやLED電飾にもこだわりたい人
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8をレビューしました。
今回は手違いで古いモデルがきてしまいましたが、それでも様々な用途に使っていけるほど高パフォーマンスを見せてくれました。最新モデルを選択しても市場価格から比べるとリーズナブルで、ちゃんとした性能が手に入るのは魅力です。安価ながらケースにもこだわっていますし、ワンランク上の性能で快適なパソコンライフを送りたいという人にはおすすめですね!
公式サイトでは「期間限定セール」「即納セール」「クリアランスセール」などが開催されていることもあります。合わせてチェックするのもおすすめですよ!