マウスコンピューターは白いゲーミングPC「NEXTGEAR J6シリーズ」の販売を開始しました。(機材貸出元:マウスコンピューター)
Ryzen 7プロセッサーとRTX4050を搭載し、フルHD~WUXGAクラスのゲームプレイを快適にします。価格は下位モデルが13万9800円、メモリとストレージ容量を増やした上位モデルが16万8800円とコストパフォーマンスに優れています。手頃な価格帯でしっかりとゲーミング性能を確保したいといった、初心者、ライトユーザーには非常におすすめのモデルになります。
目次
NEXTGEAR J6(ホワイト) レビュー
CPU | Ryzen™ 7 7435HS |
GPU | GeForce RTX™ 4050 |
メモリ | 16GB~32GB |
ストレージ | 500GB~1TB |
価格 | 139,800円~ |
リンク | 販売ページ |
CPUは共通のRyzen 7 7435HSが搭載され、8コア16スレッドで強力な処理能力を発揮します。GPUはエントリークラスのRTX4050ですが、上位モデルに迫るほどのゲーミング性能をもっています。フルHDクラスの処理ならおおむね快適に行えますし、RAW現像や動画編集を楽しみたいユーザーにもおすすめのモデルです。
このスペックであれば16GBメモリで十分に感じますが、配信やマルチタスクを頻繁に行う予定なら32GBメモリの上位モデルを選ぶのが良いかもしれません。旧モデルだと12万円台から販売がありましたが、Ryzen 5だったり、256GB SSDだったりしたので、価格は据え置き‥なんならちょっぴり安くなってるレベルです。
インターフェースはUSB2.0 Type-A×1、USB3.0 Type-A×2、背面にUSB 3.1 Type-C×1が搭載。外部出力はMini DisplayPortとHDMI。 Type-Cが充電や画像出力に非対応なのが残念ポイントかな。
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外観チェック
カラーはベースがホワイトで白黒のコントラストがまぶしい感じですね。清潔感もあって良いと思います。質感的には全体的にプラスチック感があふれているので高級感こそありませんが、コスパ重視のモデルなので実用的なんじゃないでしょうか。変に金属とか使って値段が上がるより、コレはコレでメリットになっていると思います。
本体は前回のグリーン(ターコイズ?)からホワイトに変更され、より幅広いユーザーにささるカラーリングにっています。なんでも旧モデルはX(Twitter)のアンケート結果を反映させたのだとか。試みとしては面白いですが、やっぱり特殊な色って一般の人からすると選びにくいところありますよね…
サイズは358.4×268.3×26.3mmで、旧モデルと全く同じサイズです。16型ということもあってサイズ感、重量感(約2.29kg)ありますので持ち歩きはあんまり向いてなさそう。バッテリー駆動時間が動画再生時で約1.5時間、アイドル状態でも約2.5時間とACアダプターなしでは実用的じゃないですね。旧モデルの約6時間から大幅に減ってしまってwhyだぜ…
付属品・ACアダプター
付属品はACアダプター、保証書などの簡易的なモノだけです。サイズ的には一般的なゲーミングパソコンのアダプターと変わりありませんが、駆動時間を考えるとこれをセットで持ち運ぶのは必然…せめてType-C給電に対応してくれていれば、外での軽負荷作業に使えて良かったんですけど・・まぁゲーミングPCの性格上仕方ないのかもしれません。
キーボード
キーボード側はホワイトとブラックのメリハリが効いた感じになっていますね。配列は普通ですが、テンキー周りが3列でやや窮屈かもしれませんが、ビジネスユースや数字をよく打つ人には便利そう。打鍵感はソフトでメカニカルのようなスコスコ感はないですが実用的だと思います。柔らかいから長時間作業でも負担が少なそうな印象です。
タッチパッドのサイズは普通ですが、押し込み操作の反応がやや悪い時があるのが気になりました。
複数キーの同時押しが可能なnキーロールオーバーに対応しており、FPSやTPSなどの各種ゲームで思い通りの操作が行えます。
16型大画面モニター/165Hzリフレッシュレート対応
16型液晶パネルは、解像度が1,920×1,200 (WUXGA)、 sRGB比100%対応で色再現に優れるので正確な編集作業が可能、165Hz対応で早い動きも滑らかに表示できるマルチユースで活躍できる仕上がりになっています。旧モデルは色域の狭さやが指摘されていましたが、ちゃんと改善してきているところが真面目なマウスさんという印象。編集などクリエイティブな作業でもしっかり使えるようになったのは嬉しいですね。
性能チェック
CPU性能
CPU | PASSMARK |
Ryzen 7 7435HS | 23404 |
Ryzen 7 7840HS | 28999 |
Ryzen 5 7535HS | 18233 |
Core i7-13700H | 28431 |
Core i5-13500H | 23066 |
Core i5-14400 | 25343 |
搭載されているRyzen 7 7435HSのスコアは約23000で、旧モデルに採用されていたRyzen 7 7840HSとRyzen 5 7535HSの間くらいのスコアになります。パフォーマンスを求める人には少し物足りない印象といったところでしょうか…これは複数のCPU搭載モデルを用意しないことで価格に還元されていると考えたら納得でしょうか?
ゲームを動作させるには十分な性能もありますし、デスクトップのCore i5-14400に近い性能ということは、ちょっとした配信、編集作業も可能ということ。よほど高負荷な作業には耐えられないかもしれませんが、多くの用途で使えるCPUだと思います。
GPU性能(ゲーミング)
RTX4050
RTX4060
モデル | 設定 | 結果 |
新) NEXTGEAR J6 (RTX4050) | 1920×1080(標準設定) | 11388(非常に快適) |
3840×2160(標準品質) | 4002(普通) | |
旧) NEXTGEAR J6 (RTX4060) | 1920×1080(標準設定) | 14279(非常に快適) |
3840×2160(標準品質) | 5118(普通) | |
旧) NEXTGEAR J6 (RTX4050) | 1920×1080(標準設定) | 10377(とても快適) |
3840×2160(標準品質) | 3984(普通) | |
DAIV R4-I7G50WT-A (RTX3050) | 1920×1080(標準設定) | 7131(普通) |
mouse K7 (GTX1650) | 1920×1080(標準設定) | 5552(やや快適) |
FF15のような重量級タイトルもフルHD(標準設定)であれば快適にプレイできます。4K設定でも普通という結果が得られます。従来モデルのGeForce RTX4050搭載モデルとの差は若干の向上、GeForce RTX4060搭載モデルとは差がついています。
RTX4050でもフォートナイトやマイクラといった人気タイトルはプレイ可能ですし、モンハンワイルズも1920×1200 中設定/フレーム生成ONで100fps近くは出せました。14万円以下で動作させられるのはありがたいですし、カジュアルに遊べれば十分という人には良い選択肢になるでしょう。もう少しゲーミング性能が欲しいって人は、そのうち出るかもしれないRTX5060搭載モデルとかを待ってみても良いのかもしれません。
クリエイティブ性能
RAW現像
モデル | CPU | 時間(100枚) |
NEXTGEAR J6(新) | Ryzen 7 7435HS | 2分38秒 |
NEXTGEAR J6(旧) | Ryzen 7 7840HS | 2分21秒 |
NEXTGEAR J6(旧) | Ryzen 5 7535HS | 2分56秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H | 2分29秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H | 2分48秒 |
mouse K5 | Core i7-12650H | 2分40秒 |
DAIV 5N | Core i7-11800H | 3分04秒 |
NEXTGEAR J6の新モデルは、2分38秒で処理を終えることができました。やはり旧モデルの上位/下位の間という感じですね。処理能力としては及第点になると思いますし、画像編集などを趣味でやりたいって人にも選ばれるモデルでしょう。なによりモニターの色域がsRGB比100%に対応したのが大きいです。
動画編集
無料ソフトのResolve使って動画編集をテストします。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画を書きだす時間を計測。
モデル | パーツ構成 | 時間 |
NEXTGEAR J6(新) | Ryzen 7 7435HS×RTX4050 | 1分33秒 |
NEXTGEAR J6(旧) | Ryzen 7 7840HS×RTX4060 | 1分20秒 |
NEXTGEAR J6(旧) | Ryzen 5 7535HS×RTX4050 | 1分58秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 1分24秒 |
G-Tune E4 | Core i7-12650H×RTX4060 | 1分47秒 |
G-Tune P6 | Core i7-12650H×RTX4050 | 1分26秒 |
G-Tune E5-165 | Core i7-12700H×RTX3060 | 1分38秒 |
動画編集においても十分なパフォーマンスがあり、フルHDクラスの処理なら問題なく行える印象です。。ただし高解像編集やこだわった編集を行いたいのであれば、RTX4060以上のモデルを選びたいところ。上位モデルの登場がまたれます。
NEXTGEAR J6 感想/評価
メリット | ・コストパフォーマンスが抜群 ・旧世代下位モデルの値段で性能はUP ・sRGB100%のモニターで使い勝手が向上 ・ライト~ミドルユーザーにおすすめ! |
デメリット | ・こだわるなら不満が出るかも ・質感がややチープ ・モバイル性能の低さ |
NEXTGEAR J6 こんな人におすすめ!
- 白いゲーミングノートが欲しい人
- 気軽にゲームを遊びたい人
- RAW現像や動画編集もしたい人
- コスパ重視で選びたい人
- はじめてゲーミングPCを買う人
マウスコンピューターの「NEXTGEAR J6シリーズ」は、おしゃれな外観、確かな性能が魅力のモデルだと感じました。従来下位モデルのお値段でCPU性能やSSD容量がアップしているのでコストパフォーマンスがさらに高まった印象です。しかもモニターの色域が改善されていたり、3年保証と24時間365日電話サポートが付属することを考えたら「お値段以上」だと感じます。
4K動画編集やWQHDクラスのゲーミングに対応できるほどの性能はないものの、そこまでパフォーマンスを必要としない人も多いはず。それよりも安く買いたいという層のほうが絶対多いでしょうし、はじめてゲーミングパソコンを購入するような人にもおすすめできるモデルだと思いました。
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