この記事では、予算別にクリエイター向けのおすすめパソコンを紹介しています。
「動画編集やイラスト、RAW現像用のパソコンが欲しい]
「でも専門用語が多すぎて何を選べばいいのか分からない」
「クリエイターPCって10万円で買える?」
「20万円出せば、どこまで快適になる?」
そんな疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。クリエイターPCを選ぶときは、CPU・GPU・メモリ・ストレージなど、普段のパソコン選びではあまり意識しないスペックを確認する必要があります。しかも、用途によって必要な性能がかなり変わります。せっかくPCを買ったのに、4K動画のプレビューがカクつく、メモリ不足で作業が重くなる、AI処理に時間がかかる、ストレージがすぐにいっぱいになるといった問題が起きると、買い直しになってしまうこともあります。
僕自身、これまで数多くのPCを実機レビューしてきたほか、マウスコンピューターの長野飯山工場やサポートセンターも取材しています。その経験も踏まえて、この記事では2026年のクリエイターPC選びで押さえておきたいスペックと、予算別に狙いやすいPCをまとめました。
目次
- 【結論】予算別クリエイターPC早見表
- 購入前にチェックしたい!クリエイターPCのセール・キャンペーン
- 失敗しないクリエイターPC選び!4つのスペックをチェック
- ① メモリ:最低16GB、動画編集・3Dなら32GB以上を検討
- ② CPU:コア数と処理性能のバランスを見る
- ③ GPU:クリエイターPCではVRAM容量にも注目
- ④ ディスプレイ:色を扱うならsRGBカバー率を確認
- 【予算10万〜20万円】クリエイターPCのおすすめ
- 【予算20万〜30万円】クリエイターPCのおすすめ
- 【30万円以上】ハイエンド・特殊用途向けクリエイターPC
- 【Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT】フロンティア FRGHLMB650/WS0925/TCG
- 【目的別】クリエイターPCに必要なスペック早見表
- 写真編集・RAW現像
- 4K動画編集
- 3DCG・モデリング
- 一緒に揃えたい!クリエイター向け周辺機器
- まとめ:クリエイターPCは「用途+予算」で選ぶ
【結論】予算別クリエイターPC早見表
「細かいスペックの話は後でいいから、まず自分の予算ならどのくらいのPCが買えるのか知りたい」という人向けに、最初に目安をまとめます。
| 予算帯 | おすすめモデル | 狙える主要スペック | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 10万〜15万円 | THIRDWAVE AD-R5A55 | Core i5 / Ryzen 5、RTX 3050 / RTX 5050、メモリ16GB、SSD 500GB | イラスト、Webデザイン、フルHD動画、RAW現像 |
| 15万〜20万円 | FRGKB550/WS0904/NTK | Core Ultra 5 / Ryzen 7、RTX 5060 / RTX 5060 Ti、メモリ16〜32GB、SSD 1TB | フルHD〜4K動画、RAW現像、Photoshop、配信 |
| 20万〜25万円 | FRGHLB550/GBF | Core Ultra 7 / Ryzen 7、RTX 5060 Ti 16GB / RX 9060 XT、メモリ32GB、SSD 1TB | 4K動画、After Effects、RAW一括現像、生成AI |
| 25万〜30万円 | GALLERIA XPR7A-R57-GD | Core Ultra 7 / Ryzen 7 9700X、RTX 5070、メモリ32〜64GB、SSD 1〜2TB | 4K/60fps、3D、商用イラスト、長時間配信 |
| 30万円以上 | G TUNE FG-A7G70 | Core Ultra 7/9、Ryzen 7 9800X3D、RTX 5070 Ti / 5080 / RX 9070 XT、メモリ32〜128GB | 8K、3Dレンダリング、ローカルAI、業務制作 |
もちろん、これはあくまで予算ごとの目安です。同じ20万円でも、動画編集をするのか、RAW現像が中心なのか、3DCGなのかによって優先するパーツは変わります。そのため、最終的には「予算」だけでなく「何をするPCなのか」まで考えて選ぶことが重要です。
購入前にチェックしたい!クリエイターPCのセール・キャンペーン
クリエイターPCは10万円台後半〜30万円以上になることも珍しくないため、購入タイミングによって価格や構成に差が出ます。特にBTOメーカーでは、メモリ増設やストレージ追加が安くなるキャンペーンなどが開催されることがあります。
マウスコンピューター

マウスコンピューターでは、mouse・G TUNE・NEXTGEAR・DAIVなど複数のブランドからPCが販売されています。メーカーのオンラインショップでは、以下のようなキャンペーンが開催されています。
他にも36回まで分割手数料無料、標準3年保証といったサポートの手厚さが魅力のメーカーです。特にクリエイターPCではメモリ容量が重要なので、メモリ増設キャンペーンがある場合はチェックしておきたいところです。また、一般的なラインアップとは別に「シークレットモデル」が用意されるケースもあるため、通常の製品ページだけで判断しないのもポイントです。
ドスパラ

ドスパラではGALLERIAやTHIRDWAVEなどを展開しています。公式サイトで行われれるキャンペーンの例としては、以下のようなものがあります。
PC本体の価格だけでなく、普段なら有料になるカスタマイズが安くなるかも確認しておきましょう。
フロンティア

フロンティアでは週替わりセールなどが定期的に行われています。
BTO PCは同じ価格でも構成が違うことがあるので、セール品を見るときは「値引き額」だけでなく、メモリ・SSD・電源・GPUなどの構成まで比較するのがおすすめです。フロンティアの場合、競合他社より数万円安いということもザラにあるのでチェックは必須です!特に正月、お盆、GWなどに開催される「福箱」は激安すぎて、アクサスが集中してサイトがダウンするほどです…買うことができれば非常にラッキー!
失敗しないクリエイターPC選び!4つのスペックをチェック

クリエイターPCでは、単純に「CPUが高性能ならOK」というわけではありません。動画編集、写真編集、3DCG、AIなど、用途によって重要になるパーツが変わります。
基本的には次の5項目を確認しましょう。
【クリエイターPC パーツ選びの重要度】
ポイント
1. メモリ:容量不足による動作の重さを防ぐ
2. CPU:エンコードや各種処理の速度に影響
3. GPU / VRAM:AI処理、3D、動画編集などで重要
4. ストレージ:素材やキャッシュの読み書きに影響
5. ディスプレイ:色を正確に確認するために重要
ここから、それぞれ詳しく見ていきます。
① メモリ:最低16GB、動画編集・3Dなら32GB以上を検討
メモリは、PCで同時に作業できる量に大きく関係するパーツです。クリエイティブ作業では複数のソフトを同時に使うことも多いため、容量には余裕を持たせたいところです。
16GB
イラスト制作や軽めの写真編集、フルHD動画編集などなら対応しやすい容量です。ただし、4K動画編集や大量のレイヤーを使うPhotoshop、複数ソフトを同時に起動する作業では、余裕が少なくなる場合があります。
32GB
2026年にクリエイターPCを購入するなら、32GBをひとつの基準として考えたいところです。Photoshop、Lightroom、Premiere Proなどを使う場合にも余裕を持たせやすくなります。
64〜128GB
After Effectsで複雑なモーショングラフィックスを制作したり、3DCGや大規模なデータを扱ったりする場合は、64GB以上を検討します。大量のトラックを使うDTMなど、メモリ使用量が大きくなりやすい作業でも有効です。
② CPU:コア数と処理性能のバランスを見る

CPUはPC全体の処理を担当する重要なパーツです。動画のエンコードや書き出し、フィルター処理などにも関係します。用途別の大まかな目安は次のとおりです。
- フルHD動画・イラスト: Core i5 / Ryzen 5クラス
- 4K動画・高画素RAW: Core Ultra 5 / Core i7 / Ryzen 7クラス
- 本格的な映像制作・3DCG: Core Ultra 7/9 / Core i9 / Ryzen 9クラス
ただし、CPUは世代によって性能が大きく変わるため、「Core i7だから必ず高性能」とは限りません。CPU名だけでなく、世代や具体的なモデルまで確認しましょう。
③ GPU:クリエイターPCではVRAM容量にも注目

近年のクリエイティブソフトでは、GPUを利用するAI機能が増えています。たとえば、AIノイズ除去、被写体選択、超解像、生成AI、3D処理などです。そのため、クリエイターPCではGPUの処理性能だけでなく、VRAM容量も重要になります。
VRAM 8GB以下
フルHD動画編集やイラスト制作など、比較的軽い用途なら選択肢になります。
VRAM 12〜16GB以上
4K動画編集や生成AI、高解像度の素材などを扱うなら、VRAM容量にも余裕を持たせたいところです。候補としては、
- RTX 5060 Ti 16GB
- RX 9060 XT 16GB
- RTX 5070 12GB
などが挙げられます。
特に生成AIや高解像度素材を扱う場合、GPUの処理性能だけでなくVRAMが足りるかどうかを確認してください。
④ ディスプレイ:色を扱うならsRGBカバー率を確認

ノートPCだけで写真編集やイラスト制作をするなら、ディスプレイの性能も重要です。最低限チェックしたいのが、sRGBカバー率です。写真や印刷物など、より色を正確に扱いたい場合はAdobe RGBへの対応も確認しましょう。
また、IPSパネルやOLED(有機EL)など、視野角の広いディスプレイもクリエイティブ用途では使いやすい選択肢です。工場出荷時にキャリブレーションされているモデルなら、購入後すぐに色を確認しやすいというメリットもあります。

RAW現像・写真編集におすすめのPCモニター・ディスプレイ!選び方の基準も徹底解説
「RAW現像」「写真編集」用に液晶モニターを買ったので記事にしました。あわせておすすめのディスプレイも紹介してみます。
【予算10万〜20万円】クリエイターPCのおすすめ
10万〜20万円は、クリエイターPCとしてはエントリー向けの価格帯です。イラスト制作、ブログ用画像編集、フルHD動画編集など、比較的軽い作業から始めたい人に向いています。20万円前後になってくるとK動画編集や本格的なRAW現像など、クリエイティブ用途の幅がかなり広がります。「できるだけ長く使えるPCが欲しい」という人が、スペックと価格のバランスを考えやすいゾーンです。
※内容は変更される可能性があります。公式サイトの情報を必ずご確認ください。
【13万円台・RTX 5050搭載】ドスパラ THIRDWAVE AD-R5A55

- CPU: AMD Ryzen™ 5 4500(またはRyzen 5 7500F)
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5050 8GB
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 500GB NVMe SSD
- 価格: 139,800円(税込)〜
13万円台という価格帯ながら、専用GPUとしてRTX 5050を搭載しているのがポイントです。CPU内蔵グラフィックスだけのPCと比べて、画像処理や動画編集などでGPU性能を活用しやすくなります。まずはイラスト制作や写真編集、フルHD動画編集から始めたい人に向いた構成です。セールなどでメモリ増設が安くなっている場合は、32GBへのアップグレードも検討したいところです。
【16万円台・RTX 3050搭載ノート】ドスパラ GALLERIA RL7C-R35-5N
- CPU: インテル® Core™ i7-13620H
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop
- 液晶: 15.6型 フルHD 165Hz
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 500GB SSD
- 価格: 169,980円(税込)〜
約17万円で専用GPUを搭載したノートPCです。Core i7の処理性能もあり、写真のセレクトや簡単な動画編集、ブログ執筆などを外出先で行いたい人にも使いやすい構成です。メインPCとは別のサブ機として使う方法もあります。
【20万円以下・32GB&1TB】フロンティア FRGKB550/WS0904/NTK
- CPU: AMD Ryzen™ 7 5700X
- GPU: MSI製 GeForce RTX™ 5060
- メモリ: 32GB(16GB×2)
- ストレージ: 1TB M.2 Gen4 NVMe SSD
- 電源: 600W 80PLUS PLATINUM静音電源
- 価格: 195,800円(税込)※セール特価
32GBメモリ、1TB Gen4 SSD、PLATINUM電源を標準搭載しているのが特徴です。PhotoshopやPremiere Proなどを使いながら、ほかのアプリも同時に起動したい場合にメモリ32GBが活きてきます。セール対象なら、追加カスタマイズの費用を抑えながら必要なスペックを確保しやすいモデルです。
【標準3年保証】マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60

- CPU: AMD Ryzen™ 5 4500(またはRyzen 7 5700X)
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5060
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 500GB〜1TB SSD
- サポート: 3年間無償修理保証・24時間365日国内電話サポート
- 価格: 189,800円(税込)〜
PCの性能だけでなく、購入後のサポートも重視したい人向けのモデルです。「BTO PCを買いたいけれど、故障したときが心配」という人は、保証期間やサポート体制も購入時の比較ポイントにしておきましょう。メモリやストレージ容量が限定的なので必要に応じてカスタマイズが必要。
【人気はトップクラス】マウスコンピューター mouse K5シリーズ
- CPU: インテル® Core™ i7-13620H
- 液晶: 15.6型液晶(sRGB比100%)
- メモリ: 16GB〜
- ストレージ: 500GB SSD~
- 重量: 約2.01kg
- 価格: 187,000円(税込)〜:アウトレット
一般向けモデルでありながら、専用グラフィックスにGeForce RTX 2050を採用しているモデルです。軽めの写真編集や動画編集を行えるほか、sRGB100%のモニターで正確な編集作業も行えるのがポイント。アウトレット価格で18万円台で3年保障つきモデルが購入できるのも助かります。
【予算20万〜30万円】クリエイターPCのおすすめ
20万〜25万円になると、商用利用やYouTubeの本格的な動画編集、重いエフェクト処理なども視野に入ってきます。この価格帯では、CPUだけでなくGPUのVRAM容量にも注目したいところです。30万円前後なら4K動画編集や3DCGなど、より負荷の高い作業を本格的に行える構成が選択肢に入ります。
【VRAM 16GB】フロンティア FRGHLB550/GBF
- CPU: AMD Ryzen™ 7 5700X
- GPU: ASRock製 AMD Radeon™ RX 9060 XT 16GB
- メモリ: 32GB(16GB×2)
- ストレージ: 1TB M.2 Gen4 SSD
- 電源: 600W 80PLUS PLATINUM静音電源
- 価格: 219,800円(税込)※セール特価
このモデルで注目したいのが16GBのVRAMです。4K動画編集や高解像度素材、画像生成AIなど、VRAM容量が重要になる用途では候補に入れやすい構成です。PCを選ぶときは「GPUの型番」だけでなく、VRAMが何GBあるのかまで確認しておきましょう。メモリ容量も32GBと申し分ありませんし、なんだかお安く感じてしまいますね!
【16型・メモリ倍増】NEXTGEAR J6-A7G50WT-B

- CPU: AMD Ryzen™ 7 8745HS
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5050 Laptop
- 液晶: 16型 165Hz、16:10
- メモリ: キャンペーン適用で16GB→32GB
- 価格: 232,800円(税込)〜
16:10の16型ディスプレイを採用したノートPCです。縦方向に少し広い画面は、タイムラインやツールバーを多く表示する動画編集でも使いやすいポイントです。メモリ倍増キャンペーンが適用されるタイミングなら、32GBメモリを狙いやすくなります。
【RTX 5070搭載】ドスパラ GALLERIA XPR7A-R57-GD
- CPU: AMD Ryzen™ 7 7700
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 12GB
- メモリ: 16GB DDR5(※注文時に32GB増設推奨)
- ストレージ: 1TB Gen4 NVMe SSD
- 価格: 299,980円(税込)〜
RTX 5070とRyzen 7 7700を組み合わせた構成です。4K動画編集や3D処理など、GPU性能をしっかり使う作業をしたい人が検討しやすいモデルです。メモリ16GBのまま使うより、クリエイティブ用途では32GBへの増設も検討したいところです。
【クリエイター向け】マウスコンピューター DAIV KMシリーズ
- CPU: インテル® Core™ Ultra 7 265
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5060
- メモリ: 32GB(16GB×2)
- ストレージ: 1TB Gen4 SSD
- 価格: 274,800円(税込)〜
DAIVはクリエイター向けPCとして展開されているブランドです。このモデルは32GBメモリと1TB SSDを搭載しており、動画編集や写真編集などを中心に使いたい人が検討しやすい構成です。デスク上に置くことを考えたケースサイズや静音性なども、クリエイターPCでは確認しておきたいポイントです。
【30万円以上】ハイエンド・特殊用途向けクリエイターPC
30万円を超えると、一般的な写真編集や動画編集だけでなく、3DCGやAI開発、大規模な映像制作などを想定したPCも選べるようになります。
【ノートでも妥協できないなら】マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
- CPU: Core™ i7-13700H
- GPU: GeForce RTX™ 4060
- メモリ: 32GB(16GB×2)
- ストレージ: 1TB Gen4 SSD
- 液晶:16型2,560×1,600 ( sRGB比100%)
- 価格: 419,800円(税込)〜セール価格
16型WQXGA(2560×1600/sRGB比100%)の作業効率性と正確性の高いモニターを採用。高負荷作業に耐えられるスペックになっており、軽めの高解像データ編集にも対応できます。重量は1.6kgで、一般的な16インチクラスより軽量になっています。モバイルする機会の多いクリエイターに検討してほしいモデルです。スペック周りがやや旧世代のためセール対象に入ってきやすいです。
【公式アウトレット】マウスコンピューター G TUNE FG-A7G70
- CPU: AMD Ryzen™ 7 7700
- GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 12GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB Gen4 SSD
- 保証: 3年間無償保証・送料無料・翌営業日出荷
- アウトレット価格: 319,800円(税込)〜
大型ケースを採用したハイエンド寄りの構成です。32GBメモリとRTX 5070を搭載しているため、4K動画編集や3D処理など、GPU性能を必要とする作業にも対応しやすい構成になっています。公式アウトレットをチェックすると、通常ラインアップとは違う価格で購入できる場合があります。
【Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT】フロンティア FRGHLMB650/WS0925/TCG
- CPU: AMD Ryzen™ 7 9800X3D
- GPU: ASRock製 AMD Radeon™ RX 9070 XT 16GB
- メモリ: 32GB(16GB×2)DDR5
- ストレージ: 2TB Gen4 NVMe SSD
- 電源: 750W 80PLUS PLATINUM静音電源
- 価格: 365,980円(税込)※セール特価
Ryzen 7 9800X3DとRX 9070 XTを組み合わせた高性能構成です。さらに2TB SSDを標準搭載しているため、動画素材やプロジェクトファイルなど、容量の大きなデータを扱う場合にも余裕があります。
【ローカルAI・研究開発向け】マウスコンピューター DAIV CX-A9A60
- CPU / SoC: AMD Ryzen™ AI Max+ 395
- メモリ: 128GB 高速ユニファイドメモリ(最大96GBをVRAMとして割り当て可能)
- ストレージ: 2TB Gen4 SSD(最大16TB増設可)
- 本体サイズ: 幅78.5mmのコンパクト筐体
- 価格: 949,800円(税込)〜
一般的なクリエイターPCとは少し方向性が違うのが、このDAIV CX-A9A60です。128GBのユニファイドメモリを搭載し、その一部をグラフィックス用途に割り当てられるため、大容量メモリを必要とするローカルAIなどを目的に検討されるモデルです。一方で、100万円近くの価格になるため一般的な動画編集や写真編集だけを目的に購入するPCではありません。
ローカルLLMや画像生成AI、研究開発など、大容量メモリを活用する用途がある人向けの特殊なクリエイターPCとして考えると分かりやすいでしょう。
【目的別】クリエイターPCに必要なスペック早見表
ここまで予算別に紹介しましたが、PC選びでは「予算」よりも「実際に何をするか」が重要です。用途別に見ると、次のような構成が目安になります。
イラスト制作・マンガ
CLIP STUDIO PAINT / Photoshop
- CPU:Core i5 / Ryzen 5以上
- メモリ:16GB(レイヤー数が多いなら32GB)
- GPU:GTX 1650 / RTX 3050 / RTX 5050
- ディスプレイ:sRGB 100%カバーの液晶、またはOLED
- ポイント:GPU性能だけでなくメモリ容量も重視
イラスト制作では、超高性能なGPUが必須とは限りません。むしろ大きなキャンバスや大量のレイヤーを扱うなら、メモリ容量を優先したほうが使いやすいケースがあります。
写真編集・RAW現像
Lightroom Classic / Photoshop
- CPU:Core Ultra 5 / Ryzen 7以上
- メモリ:32GB推奨
- GPU:RTX 4060 / RTX 5060以上
- ストレージ:1TB NVMe SSD+外付けストレージ
- ポイント:AIノイズ除去などGPUを利用する処理も考慮
RAW現像では大量の写真を保存することになるため、PC本体のSSDだけですべて管理するのではなく、外付けSSDやHDDなどの保存先も用意しておくと安心です。
4K動画編集
Premiere Pro / DaVinci Resolve / After Effects
- CPU:12コア以上のCore Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7以上
- メモリ:32〜64GB
- GPU:RTX 5060 Ti 16GB / RTX 5070 / RTX 5070 Tiなど
- ストレージ:2TB Gen4 SSD
- ポイント:CPU性能とVRAM容量のバランスを重視
4K動画では素材そのものが大きくなるため、メモリだけでなくストレージ容量も重要です。長尺動画やAfter Effectsを併用するなら、64GBメモリも候補になります。
3DCG・モデリング
Blender / Maya / CAD
- CPU:Core Ultra 7/9 / Ryzen 9
- メモリ:64〜128GB
- GPU:RTX 5070 / RTX 5080 / NVIDIA RTX Adaシリーズ
- ポイント:GPU性能だけでなく冷却性能も確認
3DCGでは長時間にわたって高い負荷がかかることがあります。そのため、スペック表だけでなくケースサイズや冷却性能、電源容量なども確認しておきたいところです。
一緒に揃えたい!クリエイター向け周辺機器
PC本体だけでなく、周辺機器を整えることでも作業環境はかなり変わります。
1. カラーマネジメント対応モニター
写真やイラストなど、色を正確に確認したいならモニター選びも重要です。sRGB 100%やAdobe RGB対応のIPSモニターなどを候補にしましょう。ASUS ProArtやBenQ SWシリーズなど、クリエイター向けに設計された製品もあります。

RAW現像・写真編集におすすめのPCモニター・ディスプレイ!選び方の基準も徹底解説
「RAW現像」「写真編集」用に液晶モニターを買ったので記事にしました。あわせておすすめのディスプレイも紹介してみます。
2. 高速ポータブルSSD
動画素材やRAWデータを扱うなら、外付けSSDがあると便利です。PC本体のストレージを圧迫しにくくなるほか、大容量データを別のPCへ持ち運ぶときにも使えます。読込速度1000MB/s以上の高速モデルなら、大容量データを扱う用途でも使いやすくなります。
3. 左手デバイス
動画編集やイラスト制作では、ショートカット操作を効率化できる左手デバイスも便利です。DOIO、TourBox、Stream Deckなど、ダイヤルやボタンにショートカットを割り当てられる製品があります。頻繁に使う操作を手元にまとめることで、キーボードとマウスの往復を減らせます。
4. ペンタブレット&ノートPCスタンド
イラスト制作や写真レタッチなら、液晶タブレットや板タブも候補になります。ノートPCの場合は、PCスタンドを使って画面の高さや角度を調整するのもおすすめです。長時間作業するなら、PC本体のスペックだけでなく、疲れにくい作業環境を作ることも大切です。
まとめ:クリエイターPCは「用途+予算」で選ぶ
クリエイターPC選びで大切なのは、単純に高いPCを買うことではありません。自分が何をするのかを決めて、その作業に必要なスペックを予算内で確保することが基本です。
予算別に考えるなら、
- 10万〜15万円: イラストや画像編集、フルHD動画などの入門用途
- 15万〜20万円: 4K動画やRAW現像まで視野に入れたバランス型
- 20万〜25万円: 4K動画、生成AI、重いクリエイティブ作業
- 25万〜30万円: 本格的な4K編集や3DCGなど
- 30万円以上: ハイエンド制作、3D、AI、業務用途
というイメージです。
特に現在のクリエイターPCでは、メモリ32GB、GPUのVRAM容量、1〜2TBクラスのSSDをひとつの基準として考えると、用途に合わせたPCを選びやすくなります。
また、BTOメーカーのセールでは、PC本体の値引きだけでなく、メモリ増設やSSD追加などのカスタマイズが安くなることがあります。そのため、購入前には複数メーカーの価格と構成を比較しておきましょう。そして迷ったときは、現在の用途に必要なスペックぴったりではなく、少し余裕のある構成を選ぶのもひとつの方法です。
購入後に「やっぱり4K動画もやりたい」「生成AIを試してみたい」「After Effectsも使いたい」となったときに、スペックに余裕があれば買い直しを避けやすくなります。クリエイターPCは安い買い物ではないからこそ、価格だけでなく、メモリ・GPU・VRAM・SSD・保証まで含めて比較することが大切です。
気になるモデルが見つかったら、セール価格だけを見るのではなく、通常時の価格や他社の同等構成とも比較してから購入を決めましょう。
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